登山用三脚にマンフロットBefreeがおすすめな理由と使用レビュー

こんにちは、アキです。

登山用三脚に欲しかったManfrotto Befreeをようやく買いました。南アルプスとかすでに何回か登山に担いできましたのでレビュー記事となります。

欲しかったんだよなーこれ。

今まで登山用に使っていたのはコンパクト三脚はフルサイズカメラで使うには少し頼り無さ過ぎました。

Manfrotto Befree

主なスペック

・全高:144cm
・格納高:40cm
・本体重量:1400g
・最大耐荷重:4kg
・アルミ製4段式
・自由雲台
・収納ケース(バッグ)付属

マンフロット初の旅行用三脚です。ユニークな脚折り畳み機構を採用し、雲台付で格納高が、わずか40cmと、コンパクトに収納できます。1.4kgの非常に軽い自重でありながら、最大耐荷重は、4kgとなります。 新たに特許を取得した2段階開脚角度セレクターと、直感的に操作できる付属のボール雲台との組み合わせで、カメラを簡単にすばやくセットできます。 マンフロットらしくスタイリッシュなイタリアンデザインでありながら、直感的に様々な用途に使えます。

Manfrotto Befree 公式

Manfrotto Befreeが届いたのでレビュー

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三脚バックが付属。

箱を開けるとまずは三脚バッグに収納された状態で入っています。バッグが付属してるのはありがたいですよね。そしてカラーはレッド。ブラックが在庫がなかった。というかこの三脚自体がすでに生産していないとかどうとか。

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カラーはレッド。

赤いカラーリングから溢れ出るマンフロット感。すごく良いです。ラバー部分やレバー部分などの部分的にカラーが付くだけでベースはブラックなのでカッコいい。

ベルボン UT-43Qと並べてみた。

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UT-43QとBefree
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脚を伸ばしていない状態。

圧倒的にベルボン UT43-Qがコンパクトですね。それでいてUT-43Qの方が高さが出るんですよ。ということはUT-63Qだったら全てにおいてBefreeを超えているんじゃないか?なんてことは考えないようにしている。

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脚を最大に開いています。

脚は一段階広げることができる。これが一番ローアングルとなる…と思いきや、これセンターポールがすぽんと抜ける仕様になってるから、雲台側を下になるようにセンターポールをひっくり返せば超ローアングルが可能になってる。カメラは逆さまになるけどね。

あとBefreeの自由雲台のクイックシュープレートは200LT-PLというタイプで他のManfrotto三脚でも使われている200PLと互換性があります。素材やデザインが若干違いますが形状が同じです。

実際にManfrotto Befreeを使ってみた

使用カメラはD610とタムロンの標準ズームレンズ。ちなみにBefreeは最大耐荷重が4kg。なので “実用耐荷重“ は2kgくらい。このカメラセットでは全然余裕ですね。70-200 F2.8とかになるとキツいかも。

前のベルボン UT-43Qの時は “実用耐荷重” なんて言葉も知らずにいました。スペック状の最大耐荷重の約半分ほどが “実用的に常用できる耐荷重” となってるようです。UT-43Qは耐荷重でフルサイズ機は無理がありました。ミラーレス使いの相方にあげちゃった(笑)

登るのに6時間以上、南アルプス・北岳

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富士山の次に高い山、北岳。
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富士山バッチ付けっぱなしの愛用ザック。

まず初めてBefreeを使用したのは南アルプスの北岳へ登った時ですね。頂上までは6時間以上かかるような登山です。なるべく軽量な三脚がいいですよね。ちなみに僕のザックは45L。

富士登山で貰った缶バッチ付けっぱなしだったのが今思うと恥ずかしいな。

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標高3,000mのテント場。
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標高3,000mの夜明け。

風がすごい強かったのでバルブはキツい。それなりに大きい三脚でもバルブキツいんじゃないかって思う風だった。この写真もスローシャッターだけど当然ブレてる。SNS上で見る分にはそんなに気にならないレベルかも。

僕のピント合わせが下手なだけかもしれないし。

標高2000m付近でバルブ撮影

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パンパンの45Lザック。

45Lのザックに限界を感じてきた。シュラフ入れるとキツキツです。そろそろ60Lを買うかー。ただ小さいザックを使っているとパッキングが上手くなります。これはガチ。

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10分バルブで捉えたオリオン座。

標高2,014mで10分くらいバルブ撮影やってみました。拡大するとブレています。ピント合わせが下手なだけの可能性が有力ともっぱらの噂です。

本栖湖でインターバル撮影してみた

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右の三脚がRICOH GR2を載せたManfrotto Befreeです。これだけのコンパクト三脚にはこれくらいコンパクトなカメラが似合いますね。

Manfrotto Befreeには種類がある

僕の買ったのはアルミ製です。同じManfrotto Befreeにもさらに軽量なカーボン製もあります。ただコンパクトながら少しでも安定性も欲しいので僕はカーボンより重量のあるアルミの方が良いかなと。

あとはBefree Oneとかいうのも出ています。Befreeをさらに一回りくらい小さくした物です。それは僕にとっては必要ないです。Befreeよりもう一回り大きいタイプでも良いくらい。

まとめ:重要視したのは脚の伸縮時のロック方法

僕は何よりも脚の伸縮が楽ちんで良いと思った。Manfrottoの三脚は脚の伸縮ロックは「パチン」とロックレバーを立てるタイプです。これがね、脚の長さの微調整に楽ちんなんです。好きな部分を伸縮させることができるからです。

頻繁に長さを微調整するのでこの部分は重要でした。

追記:2017年5月、Manfrotto Befreeの雲台はアルカスイス互換化しています。縦構図を安定させるL字型プレートを導入したためです。こちらもおすすめなので記事をチェックしてみて下さい。

以上が登山用三脚 Manfrotto Befree を使用したレビューとなります。

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