こんにちは、アキです。
初心者向けの「次の一本」にオススメするレンズの紹介をします。キットレンズの次のレンズという意味です。なるべく低予算のレンズを選んでみました。
初心者の方は自分の撮りたい写真、撮っていて楽しい写真を見極めてそのスタイルに合った「次の一本」を決めましょう!
もくじ
APS-Cとは?
センサーサイズの種類であり、一眼レフカメラの中でもエントリークラスの機種として分類されています。
一眼レフカメラデビューに買われることの多いクラスのカメラかと思います。ニコンならDX機(D3400・D5600・D7500)、キヤノンならEOS KISSシリーズから80Dまでの機種。
D500と7D2はAPS-CなんだけどAPS-Cのフラッグシップ機でありハイアマチュアからプロも愛用するようなカメラです。
僕自身がニコンユーザーなので紹介するレンズはニコンマウントなのでご了承願います。購入の際はマウント違いに注意してくださいね。
“次の一本” におすすめのレンズ5選
①安い、小さい、明るい。単焦点レンズで上達しよう
とくにスタイルが決まっていないならまずは単焦点レンズがおすすめ。
ニコン純正の単焦点レンズ35mm(換算約52mm)、50mm(換算約75mm)に関しては小さくて軽く、非常に高コスパです。安さもあって「次の1本」として選ばれることが多いと思います。
僕もレンズキットの次には35mm単焦点を買いました。
単焦点レンズは写真の上達へと繋がると言われています。ズーム機能に頼らずに自分の足で動いて撮影するようになって云々とかいうアレです。
あとは単焦点の最大の特徴である明るさ。レンズ名に表記されている「F値」という値が小さければ小さいほど明るいレンズとなります。
その中でも最も明るいF1.4やF1.8などは単焦点レンズの特徴です。ズームレンズで行き着くF2.8よりも明るいです。そして明るいと何が違うのかというと「ボケ」が強くふんわりとした写真が撮れること。明るいほどボケます。
②小さな世界を切り抜くマクロレンズ
花などの植物や昆虫、小物などミニチュア世界を大きく接写することができるマクロレンズ。
マクロレンズといえば有名なのはフルサイズ用の通称タムキューと呼ばれるタムロンの90mmマクロレンズがありますが、APS-C版のタムキューと言えるマクロレンズもあります。
60mmマクロレンズというのはAPS-Cで使用すると換算90mm相当になるので、フルサイズ機でいうタムキューと同等の位置づけになります。
ポートレートでも90mmという中望遠での距離は撮りやすいらしいそうです。
純正に拘るのであれば40mm(換算約60mm)マクロレンズがコスパが高くおすすめです。
③遠くの被写体を狙う望遠ズームレンズ
野鳥だとか乗り物系、スポーツ観戦や運動会の子供など遠くの被写体を撮影したい時には望遠ズームレンズ。
すでにレンズキットで最初から一本持っている人も多いかと思います。レンズキットの「次の一本」という段階での望遠ズームレンズに関しては最初のキットレンズで十分だと思います。
望遠ズームレンズ無しで一眼レフカメラを購入した方におすすめなのが、タムロンの70-300mm F4-5.6(A030)です。フルサイズ用レンズではありますがAPS−C機で使えば望遠側は換算約450mmまで寄ることができます。
2017年にリニューアルされたばかりのフルサイズ用レンズでこの安さ。今後フルサイズ機に乗り換えても使い回すこともできます。コスパが高く解像度もそこそこの評判です。
④風景写真は広角ズームレンズでダイナミックに切り抜く!
広い画角を撮影できる超広角ズームレンズは、主に風景写真を広く撮影したい人におすすめです。
自然の景色、空に海、街中の風景でもなんでもダイナミックに撮影できます。標準ズームレンズの広角域でも十分と感じていても超広角のダイナミックさを味わうと病みつきになること間違い無し。
おすすめはタムロンの10-24 F3.5-4.5です。APS−C機で使うと換算約15-36mmと一般的な広角ズームレンズとなります。
タムロンの10-24 F3.5-4.5は2017年にリニューアルされたので、予算に余裕のある方は最新型の購入をおすすめします。レンズ構成は大きく変更され、手ぶれ補正も追加され全体的に性能がアップしています。
この画角は汎用性が高いです。風景写真であればこれ一本でも十分なほど。
室内の狭い空間でも室内全体を撮影出来たり、自撮りをしても風景を大きく入れることができます。
ただ画角が広すぎて余計な部分まで入り込んでしまうこともあります。それは後からトリミングすることを計算して構図を決めたりしましょう。
⑤むしろレンズ交換したくない、レンズ1本で済ませたい
誰もが一度は思ったことがあるのが「レンズ交換めんどくせぇ!」
そんな人におすすめなレンズが高倍率ズームレンズ。通称「便利ズーム」です。
特徴は標準ズームレンズ(17-50mm)と望遠ズームレンズ(50-300mm)を足して1本にしちゃったようなレンズ。17-300mmまでをレンズ1本でカバーできることから「便利なズームレンズ」というわけです。
使われる場面としては「レンズ交換をしているとシャッターチャンスが逃げてしまう場面」だったり、「交換レンズを持っていけるほど荷物に余裕のない場面(登山など)」などでかなり便利かと思います。
例えば子供の運動会で競技中の遠くの子供を望遠域で狙い、近くに来た時は広角域で撮影。と1本のレンズで素早く対応ができますね。
ただ、「何それ神レンズじゃん!」ということにはならない理由もあります。
いわゆる暗いレンズであること。便利ズームはほぼF3.5-6.3くらいの明るさだと思います。これだけの高倍率だからか解像度も低めで、作品性を求める人には向いていません。
「次の一本」としてはあまりステップアップ感が無い。「最初の一本」に選ぶのがいいかもってレンズだと思います。
あくまで「便利ズーム」であって「万能レンズ」では無いのです。
2017年にタムロンから登場した新しい便利ズーム18-400mm F3.5-6.3は少し衝撃でした。望遠域が400mmあるのです。これはAPS-C機で使うことで換算約600mmになります。
600mmとなると「超望遠」と呼べる域ですね。18-55、55-200に加えて超望遠レンズまで足して1本にしてしまったような画角です。
僕もサブ機のAPS-C機に付けっぱなしにするために欲しいですこれ。
まとめ:まずは自分のスタイルを見つけよう
まず自分が何を撮りたいのかスタイルを見つけてみましょう。
じゃないと「あれいいじゃん」「これいいじゃん」とレンズをあれこれ購入していき無駄にレンズが増えてしまいます。自分のスタイル、目的に合うレンズを選べば無駄がなくなります。
お金に余裕があるならいろんな写真のためにすべて揃えるのも良いですけどね。僕も余裕があれば欲しいレンズぽんぽん買いたいです。
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