名称 | 国師ヶ岳 |
読み方 | こくしがたけ |
標高 | 2,592m |
所在地 | 山梨県山梨市・長野県南佐久郡 |
富士山の展望 | 標高2,592mである山頂からは甲府盆地や御坂山塊越しに富士山を望める好展望地になっている。富士山と雲海を絡めて狙うことができる。国師ヶ岳の山頂だけでなく、前国師岳や登山道の途中からも富士山の展望が望める。 |
撮影情報 |
目の前に広がる盆地は放射冷却が起こりやすく雲海がよく発生する。雨降りの後など湿度の高い日が狙い目。前景となる稜線は初夏には新緑、秋には紅葉を望める。 |
駐車場 | 駐車スペースあり 無料・約40台(周辺スペース含めて) 大弛峠には駐車場が完備されており登山者などが利用することができる。人気スポットにつき早めの満車状態になりやすいため路上駐車も避けられない場合もある。 大弛峠までは県道219号から林道川上牧丘線を通行する(山梨県側ルート)が一般的だが、林道は12月上旬から5月末までは通行止めになる。長野県側ルートは悪路に付き一般車には向いていない。 |
トイレ | 大弛峠に登山者用の公衆トイレあり |
登山口 | 大弛峠(2,360m) |
コースタイム目安 | 大弛峠から60分前後 |
山と高原地図 | 山と高原地図 – 金峰山・甲武信 |
山小屋 | 大弛小屋ホームページ |
登山コース情報
大弛峠〜国師ヶ岳までは個人差はありますが、登山マップなどに掲載されている標準コースタイムで60分程となっています。(僕の足で50分でした。)


大弛峠は駐車場を完備しており40台程が駐車可能。(路肩への駐車含めて。)土日では朝の段階でも満車になることも多いため早めに訪れることをおすすめします。
駐車場には登山者用の公衆トイレを完備。

大弛小屋へ続く道から国師ヶ岳の登山コースへ進みます。
この大弛小屋入り口前は緊急車両なども走行する場合もあるため駐車禁止になっています。満車状態につき路肩へ駐車することになる場合は注意しましょう。


大弛小屋の右奥には登山コースの案内マップがあり登山道が続いています。
約60分というお手軽な登山コースですが分岐点のある登山であるため万が一に備えて登山マップの携帯をお忘れなく。

登山コースの序盤は木道で整備されている区間が多いため登りやすいです。ナイトハイクでも迷うことなく安心して歩けると思います。

途中に分岐点がありますがどちらを進んでも合流します。
「夢の庭園」方面へのコースには展望デッキがあるため、明るい時間に通るのであれば夢の庭園コースをおすすめします。


登山コースの途中の木道が展望デッキを兼ねていてそこからの眺望が素晴らしいものです。展望デッキからは奥秩父山塊を見渡すことができ金峰山の五丈岩まで見えている。

分岐コースが再び合流し、しばらく登ると森林限界が近くなり岩場と立ち枯れが目立つようになってくる。

この辺りからもすでに富士山が見えている。
手前に見えている山のピークは奥秩父山塊の最高峰である北奥千丈岳(標高2,601m)です。遠くは無いので国師ヶ岳まで訪れるのであれば北奥千丈岳もセットで踏んでおきたいところです。

岩場の先には前国師岳というピークもあるが通過点である。

前国師岳を通過して進むと分岐点が現れる。左が「国師ヶ岳方面」で、右が「北奥千丈岳方面」へと続く。
ちなみに分岐点から北奥千丈岳までは5分程です。富士山撮影が目的なら国師ヶ岳方面ですが、せっかくなので帰り道にでも北奥千丈岳へと立ち寄ってみてください。

分岐点を国師ヶ岳方面へとしばらく進むと国師ヶ岳(標高2,592m)へと到着する。
この山頂スペースから富士山を含めた絶景を撮影することができる。

山頂スペースは10人くらいが横並びで三脚を立てられるくらいのスペースがある。岩がゴツゴツしているため三脚を安定させやすいベストポジションは限られるように思いました。
場所によっては手前の木が構図に入り込んだりもする。富士山撮影が目的の方は早めに来てポジションを確保することをおすすめします。
個人的な感想としては、国師ヶ岳からの距離だと70-200㎜辺りの望遠レンズが扱いやすいです。70㎜よりも広角だと富士山が無駄に小さくなっていくため、星撮りだったり、よほど面白い雲や朝焼けなどがなければ望遠ズームレンズがメイン使用になるはず。
国師ヶ岳で撮影した富士山写真
国師ヶ岳から撮影した富士山写真の紹介です。大弛峠までの林道の冬季通行止めが解除されて間もない6月上旬にはちょうど新緑が綺麗なタイミングであった。
前景や雲海を生かすためには「光」が大切である。薄明時や朝焼けの時間帯も綺麗だがやはり光が差し込んでこそ最も被写体が生きる。このベストタイミングまでじっくりと待って狙いを定めた。
2018年6月22日
国師ヶ岳のフォトログ一覧
国師ヶ岳について(Wikipedia)
国師岳(こくしだけ)は山梨県山梨市と長野県南佐久郡川上村の境界にある標高2,592 mの山である。国師ヶ岳(こくしがたけ)とも呼ばれる。
奥秩父山塊の主脈にある山の一つで、花の百名山や山梨百名山に選ばれている。山頂には一等三角点が設置されている。また、山名の由来は夢窓疎石の偉業に対して地元民が付けたといわれている。