こんにちは、アキです。
Instagramにて写真仲間の撮影した富士山写真が盗用被害に遭っていました。自分の写真でなくてもとても衝撃です。悲しいことです。苦労して撮影した富士山写真が簡単に盗用されてしまうなんて許せません。
他にもこういったケースは多いかと思います。他人の撮影した写真をあたかも「自分が撮影した」かのように何食わぬ顔をしてSNSで投稿しているアカウント。シェアとは違いますからね。悪質です。
今回はInstagramにて盗用被害に遭った時にまず行うべき対処法、「不適切なコンテンツを報告する」という方法をまとめておきます。
不適切なコンテンツを報告する方法
大きく分けて「不適切な投稿」と「不適切なアカウント」としての2つの報告方法がありました。今回の場合は両方の報告を行います。アカウントそのものが盗用を常習しているので。
直接コメントをして文句を言うこともできるけどブロックされてしまっては元も後も無いので、先に「不適切なコンテンツを報告」を行った方が良いです。どれ程の効果なのかはあまり期待できないですが。
不適切なコンテンツを報告する
まずは “問題の写真(投稿)” を報告する方法です。今回はトリミングして再レタッチされたこちらの盗用写真を報告していきます。Twitterからの盗用です。「自分が撮影してきた」かのようなキャプションも確認できました。本当に酷いです。
まずは報告したい写真が表示された画面の右上にあるメニューをタップします。スクショはiPhoneです。Androidの方は『︙』のマークです。
複数の項目が現れます。一番下にある『報告する』をタップしましょう。
『報告をする』をタップしたら、報告したいコンテンツの種類の選択ができます。「スパム」と「不適切」の2つに分別され、今回の写真盗用に関しては「不適切である」を選択します。
報告したい理由が大きく項目分けされて表示されます。今回の盗用は『知的財産権の侵害』として報告します。ちなみに一番下の『単に気に入らない』を選ぶと「だったらブロックしろ」という感じの説明が出ます。
項目を選択するとこんな説明が出ます。「不適切なコンテンツ」として認められれば運営側から写真の削除、アカウントの処分等が行われるはずです。
これがね、どんな基準で検討してくれるかがよく分かりません。あまり期待できないかもしれませんが、やれることはしておいて損はない。報告件数が多ければ対応してくれるとかなのかな。
今回の盗用アカウントに関しては現在、更新を止めて鍵アカになっています。投稿数を見ると数枚の写真が削除されていました。これは心当たりのある写真を本人が削除したのか、運営側が対応してくれたのかは分かりません。とりあえず盗用アカウントを追い込めているのではないでしょうか。
今後の動きが気になります。どうせなら垢BANまで追い込めないだろうか。
不適切なアカウントを報告する
次にアカウントそのものを報告する方法です。盗用の常習犯だったりすればアカウント自体を報告するのがいいですね。
報告をしたいアカウントのプロフィール画面にて右上のメニューをタップします。こちらもAndroidの方は『︙』のはずです。
表示された項目から「報告する」をタップします。
写真の時の報告と同じように「スパム」と「不適切」の2つの項目が出てきます。今回は「不適切である」を選択します。
下の『このアカウントはInstagramコミュニティガイドラインに違反していると思う』を選択します。ちなみに上の項目は選択すると同時にアカウントをブロックします。
写真を報告するか、アカウントを報告するかの項目が出ますので、下の「アカウントを報告」を選択します。
次に「無許可で私の著作物を投稿している可能性がある」を選択します。この段階で報告は完了しているはずです。選択後は『知的所有権』についての説明画面が出ます。
以上でアカウント自体の報告が完了です。運営側になんとか対応してもらいたいところですね。難しいかもしれませんが。
今回は僕の写真では無いけどスクショを撮るために報告させてもらいました。無駄な報告になるのかな?僕のアカウントもペナルティなどあるかもしれませんが知ったこっちゃない。盗用犯をなんとかしなくては。
Instagramの利用規約について
今回のような「シェア」とは全く違う完全なる盗用に関してはInstagramのガイドライン違反になります。そういったケースは「不適切なコンテンツ」として報告ができます。
Instagramの利用規約(コミュニティガイドライン)にあるように投稿した写真には知的所有(著作)権が存在しています。
著作権侵害を申し立てる
「著作権侵害の申し立て」とまでなると “する側” としてもかなり面倒です。「商法利用された」とか金銭的な問題の発生する盗用被害でなければまずしないかと思います。
それでも通報したい場合は、Instagramヘルプセンターの説明どおりに行ってみてください。
以下、引用です。
著作権侵害の申し立て報告をInstagramに提出する場合、何を記載する必要がありますか。
著作権侵害の申し立てを提出する場合、法律により、次の項目を記載する必要がある場合があります。
連絡先情報(氏名、住所、電話番号)。通常、申立人の連絡先情報(氏名やメールアドレスなど)、権利所有者である所属団体やクライアントの名称、報告の内容を、報告対象となっているコンテンツを投稿した人に提供します。当事者同士で連絡を取る必要がある場合にそなえて、ビジネス用のメールアドレスを記載することをおすすめします。 侵害されたと思われる著作権作品の詳細。 お客様が所有する著作権を侵害していると思われるコンテンツの詳細。 該当する素材を特定するために十分な情報。これには、当該のコンテンツに直接リンクするウェブアドレス(URL)を提供していただくのが最も簡単な方法です。以下の声明:
- あなたは、上記の著作権で保護されているコンテンツについて、お客様の申し立てにある方法による使用が著作権所有者、その代理人または法律によって認められていないと考えます。
- 記載されている情報が正確であること
- あなたは、偽証罪に問われることを承知の上で、あなたが侵害の申し立てを提出する独占的所有権の所有者であり、またはその正式な代理人であることを言明します。
電子署名または物理的署名オンラインフォームを使ってご報告いただけると、簡単かつ迅速にすべての必要事項を提出できます。
(引用:著作権侵害の申し立て報告をInstagramに提出する場合、何を記載する必要がありますか。丨Instagramヘルプセンター)
かなりの手間ですね。
「パクられたー」とは簡単には言っても、まずはそれが自分の著作物であることを証明しなくてはいけない。気軽に楽しむコンテンツであるInstagramでここまでするのは面倒だ。電子サインとかなんだろ。
こちらとしては著作物の使用料を貰いたいとかいう事ではなく、「削除して欲しい」だけなので報告だけでいいかと。そのあとは報告後の個人間でのやりとりですね。
一番大事なのは盗用アカウントの相手に直接コメントやDMにて指摘して削除をお願いすることです。
しかし相手が無視したり、コメント削除してブロックなんてされたらもう手も足も出ないな…。厄介な人に盗用されないことを祈るしかない。
盗用されないための対策
写真の中に自分のネームを入れてしまうことである程度の対策はできます。ウォーターマーク、クレジット、透かし等読み名は様々あります。
酷い場合はそのネーム部分が入らないようにトリミングまでする人もいます。なるべく外しにくい場所に入れるしか無いですね。中心寄りとか。
あとは、なるべく低画質な状態でSNSへアップすること。高画質すぎるとトリミングや再レタッチが簡単に行えてしまいます。最初から低画質で取り扱えば盗用されにくくなると思います。
このブログに載せる写真もあまり高画質にならないように「長辺1,024pixel」にしています。
まとめ:他人事ではない
自分の写真が盗用されたわけではないけど、同じ富士山写真を撮影している身としては「どれほどの苦労をして撮影した写真」なのか分かります。それを簡単にパクられては本当に腹が立ちます。
ただのシェアではありませんからね。トリミングや少しのレタッチを加えて「自分が撮影してきた写真」とする悪質な盗用です。ヒドいことする人が居たもんだ。
東京カメラ部2017写真展のトークショー出演のフォトグラファーさんの写真までパクっています。とんでもない。
現在は更新を止めて鍵アカの状態ですが、タイミングを見計らって再開するかもしれないので今後の動きも様子を見ていきます。
ちなみにWEB版のInstagramならログインしなくても閲覧できるのでオススメ。アカウントはいりません。
もしInstagramで盗用被害に遭った方はぜひブロックなどされる前に「不適切なコンテンツ」として報告してみてください。