こんにちは、アキです。
コロナウイルスの影響によって休業を強いられている山小屋の維持費用を支援するプロジェクトをご存知でしょうか。夏季シーズンの営業ができないのは山小屋にとって大きな痛手となり、運営維持にも支障が出てきます。クラウドファウンディング形式による支援で“登山文化の危機”を救おうという働きです。
支援を募っているのは山と渓谷社による「山小屋エイド基金」と、YAMAPによる「#山小屋支援プロジェクト」の2つです。
このプロジェクトのことは先日ニュース記事で知りましたが、SNSではもっと早くから広まっていたようです。出遅れてしまったけど僕も微力ながら支援させて頂きました。
「登山文化が危機」 山小屋への支援、ネットで広がる [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル
山小屋支援クラウドファウンディング
- 【新型コロナ】#山小屋支援プロジェクト(山小屋支援プロシェクト運営協議会 2020/05/18 公開) – クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)
- 登山者の安全と安心を提供する山小屋を、みんなで応援しよう!「山小屋エイド基金」 – クラウドファンディングのMotionGallery
各山域から支援したい山小屋を選ぶことが可能ですが「指定なし」も可能。参加している山小屋は限られていますが、立ち寄ったことのある山小屋、宿泊したことのある山小屋も確認できる。今後お世話になるかもしれない山小屋のためにも何か力になれるのは良い機会だ。
ふと給付金10万円の使い道を考えたとき「何を買うか」よりも「どこで使うか」と真っ先に思いました。山小屋やキャンプ場、観光地など自分の趣味と関わりのある場所にたくさん落とすような使い方をしたい。
でも山小屋を利用したくても夏季の営業を中止していたり、富士山に至っては今シーズンの開山はせずに山小屋は一斉休業となっている。ただでさえ山小屋を利用するには登山をしなくてはならないので、都合や体力を考えると簡単にあちこちへ行けるわけではない。
そもそもコロナは完全に収束したわけではなく、山小屋のような人の密集する環境はまだ避けたいのが現状だ。利用したくても利用できない状況だと思うと今回のクラウドファウンディング支援は協力しやすいシステムである。
各地の山小屋の存続を切に願っています。
これから実際の登山でも山小屋を見かけたら、普段は買わない飲み物や酒、食べ物、お土産類なども積極的に購入するように心がけたい。バッチでも集めようかな。
山小屋がある安心感は異常
僕は基本的にぼっちで撮影や登山をしていますがとてもビビリです。
ナイトハイクなんてめちゃくちゃ怖い。登り始めてしまえばアドレナリン効果で頑張れるし楽しめるけど、スタートするまでビビって重い腰がなかなか上がらないです。
山小屋のないマイナーな低山ほど怖い。「ダイヤモンド富士だし誰かいるだろ」と安倍奥で怖い思いをしながら低山ナイトハイクしたのに最後まで誰もいなかった時の絶望感ときたら。(だからといって人が多いのも好きではないのでバランスが難しい。誰かいて欲しいと思う登山もあれば、一人で清々したい登山もある。)
でも山小屋のある山域であれば「自分よりも上に山小屋があって誰かがいる」という安心感を持ってスタートできる。山小屋の存在は大きく、そこに存在するだけで意味がある。
危険度の上がる高山だってもちろん、長い山行の途中で食料や水を調達できたり、テント場があったり、あったかい布団で眠れたり、豪勢な食事があったり、風呂付きの山小屋もあったりと至れり尽くせりです。山小屋の運営だけでなく登山道の整備やトイレの管理も行っています。登山をする上では直接利用しなくたって山小屋の存在に大きく助けられているハイカーはたくさんいると思います。
山小屋とは、もはやバイオハザードのセーブ部屋のような安心感。
ありがたやありがたや。