富士登山で役立つ!知っておいて損はない小ネタ26選

富士登山で役立つマメ知識

こんにちは、アキです。

僕が過去の富士登山経験で気がついた小ネタをまとめました。小ネタから軽いアドバイスまで知っておいて損はない情報があるはずです。初めて富士登山に挑戦するという方の参考にでもなれば幸いです。

全部で26個あるので、まずは目次に目を通してみて下さい。

もくじ

①4ルートのうち最短距離なのは富士宮ルートである。

富士山表口5合目

富士登山には富士宮御殿場須走吉田の4ルートがあり好きなルートから登山することができます。シーズン中の富士登山ではそれぞれの5合目がスタート地点になりますが、4ルートの5合目の標高によって山頂までの標高差に違いが出ます。

登山口 5合目の標高 標高差
富士宮 2,400m 約1,370m
御殿場 1,440m 約2,300m
須走 1,970m 約1,800m
吉田 2,305m 約1,471m

スタート地点となる5合目の標高が1番高い場所にあるのが富士宮口(2,400m)です。山頂までは標高差1,370mと最も少ないため登山量の少ないコースで山頂を目指すことができます。

体力に自身のない方、なるべく時間を短縮したい方、お子様連れの方などには最短距離である富士宮口から登るのも1つの手段です。

②荷物の軽量化のためにお金を持っていこう。富士山の自販機はけして高くはない理由。

富士山では山小屋や自販機でドリンクを購入することができます。500mlのペットボトルを4本以上は用意しておきたいところですが、すべて下から背負って登山するには大変に思う方も多い。飲み物だけで2kg以上ですからね。

そんな時は現地で飲み物を購入するという手段があります。自分の手元に1本、ザックに予備1本だけ用意しておき飲み終わったらその都度どこかしらの山小屋や自販機で予備を購入する。自分が運ぶのは常にペットボトル2本ほどに抑えることができます。

重たい飲み物を小銭に買えることで荷物の軽量化になるわけです。

しかし1つ問題があります。

「富士山頂にある自販機は高い!」という話を耳にしませんか?

富士山の頂上にある自販機

山頂の自販機の価格が高いのにはもちろん理由はあります。山頂まで物資を運搬する手間が非常に大変ですからね。それを高いと思うか妥当と思うかは人それぞれですが、僕はけして高いとは思いません。

まず「標高3,700mを超える山の上に自販機がある」ということが有り難いことなんです。こんな山の上で何かを買えるなんてことは普通ありえません。山の上で飲み物や食事を購入できることに感謝をしましょう。沢山の人の努力があって環境が整えられています。

これを有り難く利用して荷物の軽量化をできるものとすれば高くは感じないでしょう?

体力的に荷物の重量が心配な方は飲み物を購入するという手段も考慮して計画を立ててみて下さい。ちなみに山頂にはレッドブルやビールも売っていますよ。

③初心者でも安心。富士登山のためのレンタル装備セットがある。

富士登山をする理由にはそれぞれ理由があります。

  • 「知り合いの誘いで…」
  • 「会社の付き合いで…」
  • 「富士登山はしたいけど今年1回だけかも…」
  • 「登っても年に1回だけだし…」

普段は登山をしないけど何かしらの理由で1回だけ挑戦したいという方もいると思いますが、そういった場合は登山装備に悩むことになります。1回だけの富士登山のために新しく登山装備を揃えるには高すぎる、かと言って適当な装備で山を登るのは無謀である。

富士登山では極力ちゃんとした登山装備を揃えなくてはいけません。あくまでも富士山は日本最高峰の山なので舐めてはいけない。

そんな人達に有り難いのが富士登山装備のレンタルセットがあること。

チェック登山道具のレンタルなら【やまどうぐレンタル屋】

こちらの「山道具レンタル屋」では富士登山で必要な装備セットを最大2泊3日でレンタルしています。自分が持っている装備との兼ね合いでセット内容を選べて、全くの初心者の方でも安心なフルサポートセットなどもあります。今後続けるかもわからない登山のために新しく装備一式を揃えるよりも圧倒的に安く済ませられます。

電話かネットで申込みをして3日前にはレンタル装備が届きます。(店舗でのレンタルも可能。)返却の際は汚れたままでOKで、同梱していた返却用伝票で送り返すだけ。

吉田ルート5合目と富士宮ルート5合目にも店舗があるため、当日に5合目で受け取り(要予約)、下山後に5合目で返却するということも可能です。行きも帰りも身軽になり便利なプランです。

登山装備に悩んだら装備レンタルはどうでしょうか。

④現地で販売されている木の杖は重たいだけなので登山用ストックを準備しよう。

富士登山でよく見かける「金剛棒」という木製の杖。5合目で購入することができて登山前に購入していく人もいると思います。しかし、この木製の杖はただ重いだけではっきり言って登山には向いていません。

この金剛棒を敢えて購入する理由は「焼印」のためです。ルート上の各山小屋では金剛棒に焼印を入れてくれるサービス(有料)があります。これらの焼印を集めたい人が利用する金剛棒は言わばスタンプラリーです。

なので「焼印集め」に興味のない場合はただの重たい木の杖であり実用性は高くはありません。焼印をするにも人の多いシーズンであれば順番待ちなどの問題もあります。山小屋によっては焼印可能な30cmサイズのコンパクト金剛棒もあるので、そちらを探してみてはどうでしょう。

純粋に登山のサポートが目的なのであれば最初からトレッキングポールを用意するのがおすすめです。軽量で頑丈であり、コンパクトに伸縮する構造なので不要な場面ではザックに収納もできます。

⑤出発前に5合目で1時間は順応しておくだけで高山病対策になる。

基本中の基本でよく耳にすると思いますが「高山病」の対策です。5合目で1時間以上は滞在して高度順応してから登山スタートすると高山病の予防になります。

とくに富士宮ルートの5合目はすでに標高2,400mなので下界よりもだいぶ空気は薄いです。弱い人では5合目に来ただけでも頭痛を感じることでしょう。これから更に標高を上げるわけですので、5合目で最低でも1時間は滞在して高度順応する必要があります。

5合目に到着したらまずは食事をしたり、ストレッチをしたり準備をしているうちに軽く1時間を過ぎるはずです。スタート前にのんびりしましょう。とくにこの先の登山中でも深呼吸を意識して繰り返すと高山病の予防になります。

高山病は二日酔いに近い頭痛を発症します。僕も富士登山では毎回経験しますが気分の良いものではない。症状を軽減させるためにも出来る限りの「高山病対策」を心がけて下さい。

⑥酸素缶よりもこまめに水分補給した方が高山病対策になる。

水分補給

人間は体内の水分と塩分を消費して高度順応をします。水分補給を怠ると高度順応も鈍り高山病にかかりやすくなります。なので喉の渇きとは関係なくこまめな水分補給が重要になります。飲みすぎても害はないので意識的に水を飲むことをおすすめします。

高山病対策に酸素缶を吸っても一時的に回復はするが、酸素缶は吸い続けていないと効果が持続しません。根本的な「高地順応」を補助しなくては解決しないので酸素缶よりも水分補給の方が重要になるわけです。

⑦高山病にはロキソニンがある程度効く。

症状に個人差があるように薬の効果にも個人差があるので誰にでも効くというわけではありませんが。鎮痛剤でお馴染みのロキソニンが高山病にも効果があります。頭痛と言えばロキソニンでしょう。

今現在ではAmazonでも気軽に購入できるようになり誰でもお求めやすくなりました。普段から「何かあったら」と鎮痛剤を常備している人も少なくないはず。僕も登山ザックに常備しています。

高山病にはもっと効果の高い薬などがありますが、身近にあるロキソニンでもそれなりに効果があるのならこちらを持っていれば安心です。高度順応、深呼吸、水分補給など「高山病の対策」と兼ね合わせればかなり快適に富士登山をできるようになる。

⑧山小屋は思ったよりも休まらない。事前の睡眠は十分に。

シーズン中は登山客で賑わい、山小屋もほぼ毎日が満員状態です。山小屋というのはけして旅館などの宿泊施設ではないので快適さは高くはありません。

ただでさえ富士登山という緊張感を抱え、標高が高く空気も薄い中で体が慣れない。そこで人混みの山小屋ではストレスを感じて心身ともに休まらないことを覚悟して欲しい。早めに山小屋に着いて休もうにも、次々に駆け込んでくる登山客が賑やかで寝付けない場合もある。

満員の山小屋の中もすし詰め状態で快適ではない。混み具合で布団は1人1つにはならないことはざらです。布団2つに3人が入ることもある。知り合い同士なら良いですが、見知らぬ人とそれほど密着していたら寝にくいですよね。

休まらないことを考慮して、登山前にはたっぷりと休息をしてきて下さい。

⑨寝付けなくても目を閉じて横になっているだけで人間は回復できる。

とは言え寝ないことには今後の登山が大変になってしまう。なので寝付けなかったとしても休息する必要がある。人間は「目を閉じて横になるだけ」でも回復します。眠れなくても焦らないことが大事。

目を閉じているだけで脳へ届く情報を80%カットできて十分にリラックスできます。睡眠できなくても体も回復していきます。高山病対策のために意識的に深呼吸をしてリラックスすることをおすすめします。

(起こしてくれる人がいる場合は)耳栓で騒音を遮断するだけでも全然違います。リラックスできるためのグッズがあると人混みの山小屋でも乗り切れるはず。

⑩15分の仮眠で2〜3時間は頑張れる。

目を閉じていれば回復はできるが、やはり睡眠も大事。睡眠をとることで集中力を向上できます。

仕事効率の話でも聞くことのある「仮眠」の話です。(仮眠とは4時間未満の睡眠のことを指します。)ベストな仮眠時間は15分前後とされていて、短い時間でも眠気を除去して集中力を向上できるとされている(※30分を超える睡眠だと脳が睡眠慣性に入り、起きてすぐは脳に眠気が残ってしまうので注意。)

ようするに少なくてもいいから睡眠は大事ということ。登山前の高度順応の時間や、登山中のちょっとした休憩でも思い切って仮眠をとってみたり、混雑した山小屋でも仮眠ほどならなんとか眠れる。仮眠をとるだけで富士登山が楽になるはずです。

⑪シュラフ(寝袋)を使用している山小屋は快適である。

混雑した山小屋では2つの布団に3人が寝ることもあります。見知らぬ人と密着して眠れますか?ゆっくり休める気がしませんよね。しかし山小屋の中にはとシュラフ(寝袋)を使用してるところもあります。

シュラフの場合は確実に1人1つなので誰かと密着することはない。混雑していてスペース的に密集していてもシュラフで仕切られているだけで全然違います。シュラフという1人の空間に頭までずっぽり潜り込めば眠ることに集中しやすいです。

おすすめなのでシュラフを使用している山小屋を探してみて下さい。

⑫暑くても肌を出さない方が良い。長袖長ズボン推奨。

登山経験のない方というかインドア派の方の場合「暑い=肌を出す」という人が多い。実際に富士登山で半袖や半ズボンの方を見かけますが、真夏でどんなに暑くても肌は出さない方が良いという話です。

まずは日焼け防止ですね。標高が上がると太陽が近くなり普段よりも紫外線が強力になります。日焼け止めを塗っていても紫外線カットには限界があるため、長袖長ズボンで肌を隠すのが確実です。

怪我の防止にもなります。富士登山では岩のゴツゴツした場所が多いので、肌を剥き出しにしていると少しバランスを崩して触れただけで擦り傷になります。肌を隠しておくだけで怪我をある程度は防げます。

速乾性の高いドライインナーを着用していれば汗が垂れてきたり肌がベタつかずに過ごせます。半袖半ズボンでも、その下に長袖やタイツ上のドライインナーの着用をおすすめします。

⑬唇も日焼けでヒリヒリしてくるのでUVカットリップクリームがあると良い。

僕も登山をしていてよく経験することなのですが唇も日焼けをします。登山中にどんどん唇が荒れてくるようなヒリヒリを感じてきますが、これは肌の日焼けと同様に「火傷」です。

症状には個人差がありますが、酷い場合は登山後に水ぶくれなどの症状を起こす場合もあります。肌に日焼け対策のクリームは塗っていても唇にまでは塗りませんよね。なのでUVカット効果のあるリップクリームを用意しておくことをおすすめします。

⑭御来光を見る場合は8月だろうが冬のガチ防寒具が必須。

御来光を見る場合は夜間の行動は避けられません。頂上で暗い時間を日の出までずっと待機することになりますが、夜の富士山の頂上は7〜8月でも真冬の寒さです。必ず防寒具を用意しましょう。

真夏でもダウンジャケットやダウンパンツは準備しておきたいところです。天候によって気温は変わりますが、雲に飲まれて風がある日なんかは凍える寒さです。

ダウン類、フリース、手袋、ニット帽子、ネックウォーマー、ホッカイロ辺りを揃えておくと待機時間を耐えられます。レインウェアも防寒具になるので有効活用しましょう。

⑮夜間の登山(ナイトハイク)の方が登りやすい。

御来光を目指して富士登山

体温が上がり汗だくになりバテやすい日中よりは、夜間の方が気温や体温的に登りやすいです。

夜の富士山が寒いと言っても運動中は体は暑くなるので丁度良くなります。暑い日中は8合目以下で早めに休息して、夜間に早めに出発して頂上まで一気に登る方が楽だったりします。

風が冷たいのでウィンドブレーカー的な上着やレインウェアなど防風効果のある上着が必要だったり、ヘッドランプと予備電池も必須になりますので注意して下さい。

行動に余裕のある方はナイトハイク中心のプランも1つの手段として考えてみて下さい。

⑯砂走り(御殿場・須走)では砂埃が舞うのでマスク必須。

富士登山宝永山ルート

御殿場ルート、須走ルートにある「砂走り」では、砂上の登山道に足が沈みクッション性が高く、駆け下りるとザックザックと足が進み一歩が軽く2〜3mは超える。かなりのスピードで駆け下りることができるため下山ルートで使われることが多い。

砂走りと呼ばれる所以でもあるが、砂が舞うので注意して下さい。風が吹いても砂は舞うし、人が歩いても砂が舞う。使い捨てのマスクがあると砂埃を吸い込まずに砂走りを楽しむことができます。

御殿場ルート、須走ルートでの下山を計画している方はマスクの準備をしておくと良いですよ。

⑰5合目の天気と頂上の天気はまったくの別もの。

富士山頂からの景色

標高差が1,000〜2,000mもあると天気もまったく違います。5合目付近では雨だったり雲の中でも、頂上は雲の上で晴れていることがあります。その逆パターンもあります。

例えば御来光を見たい場合は5合目が雨だったとしても山頂が晴れていればチャンスがあります。なので天気予報は「5合目」と「山頂」の2つを確認しておきましょう。

⑱天気予報が雨でも実際には晴れていることもある。

山の天候は変わりやすく、天気予報も当てにならないことも多いです。天気予報がすっきりしなくて登るのを躊躇してしまうが、実際に登ってみたら一度も雨が降らなかったなんてこともあります。

天気予報はあくまで目安程度に考えて見て下さい。

逆に言えば晴れ予報でも雨は降るということです。2日間ずっと晴れ予報だとしてもレインウェアなどの雨具や防水対策の準備を忘れないようにして下さい。この時期は突発的なゲリラ豪雨も多いので油断はできません。

⑲レインウェアは防風効果が高いので晴れていてもガンガン着用しよう。

レインウェアには防風効果もあるので防寒具の1つとしても役に立ちます。なので安いビニール合羽ではなく登山メーカーのゴアテックスのレインウェアなどを揃えることをおすすめします。

富士山では晴れていても日没近くなると一気に冷え込んできます。冷たい風が体温を奪うためレインウェアで風を防いで下さい。ゴアテックス素材であれば風を防ぎつつ内側の蒸気を外へ排出でき、快適に登山をできます。

合羽としては少し高価ですがゴアテックス素材のレインウェアはお金をかけておいて損はない働きをします。レインウェアに注意して装備を見直してみて下さい。おすすめはモンベルのレインダンサー。

⑳雨を防いだとしても汗で服が濡れるので低体温症には注意。

優秀なレインウェアを着用していたとしても、山小屋に到着したときにはインナーがびしょ濡れになっているはずです。雨が隙間から入り込むこともありますが、濡れている1番の原因は「汗」です。

ゴアテックス素材はそれなりに通気してしますが、登山中の発汗はそれを上回るのでインナー類は汗で濡れていきます。(僕も初めての富士登山で経験済み。)

濡れたままのウェアを着ているだけで体温が奪われ、そのまま気温が下がっていくと「低体温症」の危険もあります。ゴアテックスのレインウェアを過信せずにインナー類の素材に気をつけてください。着替えを用意しておくと尚良しです。

インナーは必ず速乾性の高いもので、綿素材のTシャツ類はNGです。

㉑低体温症は高山病よりも怖い。

雨の中の富士登山

富士登山においては「高山病」の注意喚起は多いですけど「低体温症」もかなり怖いものです。条件が揃えば夏山でも十分起こりうる症状ですが、富士登山でも危険性の高いものだと思います。

低体温症の怖さを知りたい方は「トムラウシ山遭難事故」の詳細を読んでみて下さい。

チェックトムラウシ山遭難事故 – Wikipedia

㉒4ルートとは言っても分岐が多々あるので道迷いしやすい。

大きく分けて4ルートですが分岐が多々あります。吉田ルートと須走ルートの合流地点があったり、富士宮ルートと御殿場ルートの合流地点があったりと、分岐を間違えてしまい目的地に帰れなくなるケースもあります。(間違えかけた経験あり。)

登りでは間違えることはないと思いますが、下山時には分岐が多く間違えやすいです。帰りたい場所へちゃんと帰るために必ずマップを常備しましょう。

今の時代は登山用GPSマップのスマホアプリが充実しています。

㉓スマホのGPS登山マップは圏外でも機内モードでも使用できる。

スマホアプリの登山用GPSマップは大変便利です。登山マップ上に自分の現在位置が表示されるため、分岐を間違える確率がぐんと減ります。GPSで現在位置を簡単に把握できるのでコンパスや読図の知識が要りません。富士登山ではアプリで十分だと思いますが、スマホのバッテリーが切れてしまってはお終いなので予備バッテリーの準備をお忘れなく。

そしてスマホのGPS系のアプリは圏外でも使用できます。機内モードにして使用すればバッテリー消費を抑えながらGPSマップを使用できる。

山と高原地図iPhoneアプリ

㉔ガスが流れてきたらブロッケン現象のチャンスである。

富士登山でブロッケン現象

もしも登山中に霧が発生したらブロッケン現象のことを思い出してみて下さい。太陽の光が差し込み、自分の影が光冠とともに霧に映し出されます。

太陽の位置的には午後など太陽が低くなってくると狙いやすいと思います。疲れててそれどころではないかもしれませんが、晴れ間が出ているのに霧に包まれたなと思ったら日差しの指す方向へ振り返ってみて下さい。運が良ければブロッケン現象が見られますよ。

ブロッケン現象(ブロッケンげんしょう、英: Brocken spectre)とは、太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象。

参照:ブロッケン現象 – Wikipedia

㉕御来光を見たら終わりではない!影富士を探してみよう。

影富士

富士山からの絶景は御来光だけではありません。富士山の頂上からしか見られない富士山である影富士を望むことができます。御来光の後に日が昇ると富士山の影が下界に映し出される。

その富士山の影は実物を超えるスケール感で圧巻の一言です。太陽が東から登るので影富士は西側へと映し出されます。朝霧高原の方です。剣ヶ峰から近いところから見られるので御来光とセットで狙ってみて下さい。

御来光と同様に天候に左右されるので注意して下さい。太陽が出ないことにはくっきりとした影富士は現れません。

㉖どんなに苦しい経験をしても、将来の笑い話になる。

富士登山で苦しい思いをしたとしても将来的には笑い話になります。「あんなことがあった、こんなことがあった」一つ一つが仲間との楽しかった思い出。

1人だけでの富士登山だとしてもそれは苦しみを乗り越える経験になり、次は苦しみを減らすためにトレーニングをするようになったり、登山の知識を付けたりとプラスにできる。

マゾは人はこの苦しみに快楽を覚えて登山が趣味になるし、純粋に富士山が好きになって富士登山を恒例行事にしたり、富士山写真を撮り始めたりもする。(僕がそれ)

ぜひ富士登山を通して富士山を好きになって下さい。

まとめ

僕の経験から得た教訓をマメ知識としてまとめてみました。何か役に立った情報はありましたでしょうか。これから富士登山に挑戦したいという方の参考にでもなれば幸いです。

以上が富士登山で知っておいて損はないマメ知識でした。