富士登山2016:はじめての影富士が衝撃だった

こんにちは、アキです。

Appleに採用された「iPhone 6sで撮影した新しい富嶽三十六景」の影響で “iPhone 6sで撮影” を意識してましたので、iPhoneの写真多めです。というか一眼レフの出番が少なかった…

【2016年】3回目の富士登山の記録

今回は初の二人での富士登山となりました。実は前回の2015年の富士登山で出会った女の子が僕の相方になってかれこれ1年でもあるのです。

僕よりも登山経験の豊富な彼女について行けるか心配…ただでさえブログ作りのために二ヶ月ほど運動もせずに体が訛っていたし。足を引っ張らないくらいには頑張ろうとは思っていました。

今年も天気に恵まれたが…

青空ってテンション上がりますよね!当日は少し霞んではいたけどいい天気。気分よく出発できました。

しかし途中で相方を駅で拾うはずが高速バスが渋滞にハマってたようで一時間以上のロス、出鼻をくじかれた(笑)まあそんなことは気にしない、楽しい富士登山が待っているから!

ルートとしてはいつものコース。“最短” でお馴染みの富士宮ルートで登ります。下山は御殿場ルートを進み、途中で宝永山火口を経由しての富士宮ルートへ合流という。

静岡市からは霞んでいて富士山は見えなかったけど、五合目に着く頃には少し雲もあるけど山頂まで見渡せた。ほんと気分が高まる。これからあそこまで登るんだーって。

頂上は見えたり雲で隠れたり。(iPhone 6sで撮影)

今回ザックに詰め込んだ機材は、

  • Nikon D610 + タムロン 28-75mm F2.8
  • サムヤン 14mm F2.8(交換レンズ)
  • Nikon D3200 +サムヤン 8mm F3.5 フィッシュアイ
  • ベルボン UT−43Q(三脚)

結果的にフルサイズのD610とか三脚とかほぼ使わずでした。まあ、持って行った理由は脚を鍛えるための “重し” ですよね(大嘘)

この日は風が強くて砂も舞っていてとてもメインカメラを取り出す気にはならなかっただけという。

D3200とフィッシュアイの組み合わせ、彼女も「最強だねー」と言うほどよく使う理由が。ちょっと魚眼レンズ最強説って記事書いて熱く語ろうかなってくらい。

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五合目でのんびり気圧順応。(D3200で撮影)

楽しい楽しい富士登山のスタート

予定よりも遅れて二時半頃にスタートだったかな。荷物の重さに不安を抱えながら登り始めたわけで…

だいぶ早い段階でバテたよね当然(笑)七合目まだかなーって。

息を吐くように「荷物重すぎー」とか「疲れたー」って。

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土曜日のため登山者が多い。(iPhone 6sで撮影)
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早い段階で渋滞が発生。(iPhone 6sで撮影)

少し歩いては休憩、また少し歩いては休憩。僕の後ろの彼女は「歩きにくい」と言う。止まらないで歩くほうが楽らしい(汗)

さっそく足引っ張ってます、ごめんなさい。でもバテながらも誰かと一緒に登るのは楽しいです。「頂上でコーラ飲むぞー」とかしょうもない会話なんかして。

そんな感じで今までで一番キツく感じながら登りました。

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九合目に着く前に “影富士” タイム。(iPhone 6sで撮影)
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ご利益でもあるのかな?(iPhone 6sで撮影)
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薄暗くなっても登山者は多い。(iPhone 6sで撮影)

今回、宿泊した山小屋「胸突山荘」

思い出の九合目に着いて一息。こんな場所で会ったとかすごい偶然だな。

なんやかんやで九合目までは三時間半ほどかかった。着く頃にはすでに薄暗くなってきていて、風も冷たい。ウィンドシェル羽織っただけじゃ寒いくらい。

しかし!

今年の宿泊する山小屋は9.5合目にある「胸突山荘」です。年々一つずつ上がっています。来年は頂上の山小屋かなーなんて。

寒くなる中、もう一頑張りして9.5合目を目指しますがここで僕が覚醒しました。調子を取り戻して登るのが楽に。逆に彼女のペースがダウンという。

30分もしないうちに到着、スタートから約4時間位。ここの山小屋は寝袋でしたが、布団より全然良かったな。

消灯時間の前に一回、夜景とか撮影しようと機材を持って外に出るもけっこう強めの風が吹いていた。当然寒い。とりあえず撮影するもブレるブレる。早々に退散した(笑)

D610の出番はこれが最初で最後。なんにも撮れませんでした。

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まともに撮影したのは下山後のこの一枚。(D610で撮影)

御来光の待つ頂上へ向けて

例のごとく2時頃には起きるのが富士山の山小屋。ただ今回は頂上目前の場所なのでだいぶ余裕があった。下から登ってくる登山者の明かりを見ながら山小屋で付いてきた朝食(パン2つとフルーツジュース)を摂りました。

この時点で僅かにかるーい頭痛がありました。気にならないレベル。頂上までも渋滞で強制的にゆっくりペース。渋滞は寝起きには丁度いい感じ。

そして富士山頂でも一番高い場所、剣ヶ峰にて御来光を。

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カメラ越しに御来光を見る人々。時代ですね。(D3200で撮影)
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光芒も出してみます。(D3200で撮影)

一方、iPhoneのカメラでも十分綺麗に撮れました。

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御来光待ちタイム。(iPhone 6sで撮影)
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iPhoneで撮影する御来光。(iPhone 6sで撮影)

今年も綺麗な御来光を拝むことができました。太陽の有り難さを味わえますよね。じわじわと陽の暖かさを感じます。

念願の “影富士” が!

今年は面白い展開も無く早々にお鉢巡りへと出発します。

影富士ってどこで見れるんだろう?影の位置的にこっちかな?とか移動するとビンゴでした。綺麗な影富士がありました。

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念願の影富士。とてもくっきりとしています。(iPhone 6sで撮影)
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影富士と剣ヶ峰。広角ならではの構図。(D3200で撮影)
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奥に見えるのは南アルプスのはず。(D3200で撮影)

ただただ感動していたな。相方が言うにはずっとニヤニヤしてたみたい。

うん、しちゃうよね。ニヤニヤ。

これを見たかったんだもん。“富士山に登らないと見られない富士山” ですよ!

意外にも影富士を見るために足を止める人が少ないことに驚き。え?見ないの?ってくらいぞろぞろ歩いて行ってしまう。御来光を見て満足のようだ。というかグッタリしてて辛そうな人が多い。

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お鉢巡りする人々。(D3200で撮影)

富士山頂ではライターが点かない?

本当は山頂でカップラーメンを食べる予定でしたが、ライターが点かないというトラブルに…。

カップラーメンは中止に( ;∀;)

後々、調べてみたら実は気圧の関係で富士山頂では電子式ライターが点きません。カチッ!って押すだけのやつ。でもフリント式ライターなら点いたそうです。ジョリッ!っていう回して押すやつ。

面倒くさいから擬音だけで説明。わかるよね?

両方、常備しておけば問題なくカップラーメンを食べることができました。無念です。

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三度目だけど初めて見る景色ばかり。(iPhone 6sで撮影)
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別アングルの影富士。(iPhone 6sで撮影)
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二つの意味で “日本一高い” 飲み物の自販機。(iPhone 6sで撮影)

吉田ルート、須走ルート側がめちゃくちゃ混んでました。その分、お店なんかもたくさんあって賑わってますよね。バッジ買ったら無料で日付を彫ってくれました。

帰りはいつものコース

御殿場ルートで下山して、宝永山火口を経由して富士宮ルートに合流。もう僕の富士登山ではこのコースで定着しました。ほんと楽しい。

軽く「砂走り」を体験しつつ、宝永山というもう一つの火口も歩けてちゃんと富士宮ルートに戻れる、お得だよ。

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宝永山火口の中を歩けるコース。(iPhone 6sで撮影)

そして富士宮ルートに合流したら、六合目の山小屋(というか茶屋)で富士宮焼きそばを食べました。これが旨いんですよ。コーラも買って至福の時です。

で、六合目からゴールの五合目まではあっという間なので一歩一歩大事に踏みしめます。「富士登山が終わっちゃうよー」なんて言いながら。楽しい時間はあっという間ですよね。長い登山で苦しいことも多いのに寂しくなります。

五合目には下山した人、これから登る人たちで賑わっていました。この賑わいも富士山ならでは。

バスに乗り駐車場へ。

この駐車場にあるお店が改装されて新しくなっていました。森の駅なんちゃら。忘れた。開店してまだ一ヶ月程らしい。

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眺めの良い展望室からの一枚。(iPhone 6sで撮影)

この後は、ひとっ風呂入ってからまかいの牧場で羊と戯れましたとさ。

羊がめっさかわええの(*´ω`*)

まとめ:回を重ねるごとに楽しさも増す!

富士登山ほんと最高です。楽しすぎる。宿もお店もあり獣もいないと言う安心感からレジャー感覚で純粋に楽しめるのかな。人気の無い山だと不安感も付きまとうものなんだけど、それが無いの。

とは言っても日本最高峰の登山であることは変わりない。

登山の準備はしっかりしていきましょうね。