星景撮影のためにNIKKOR Z 20mm F1.8 Sを購入、Z6IIの長所を伸ばす目論見

こんにちは、アキです。

2本目のZレンズに『NIKKOR Z 20mm f/1.8 S』を購入しました。

撮影タイミングが合わずまだ持ち出せていないけど、購入した理由などを綴っていく記事です。撮影ができ次第、この記事へ作例を貼り付けていく予定です。

Nikon Z6IIを星景撮影の特化型へ

Kenkoスターリーナイト

レンズと一緒に『Kenko スターリーナイト』という光害カットフィルターも購入しましたが、これはお察しの通り、星景撮影用の組み合わせです。

Z6IIがZ7系よりも勝っている「高感度耐性の高さ」は手持ち撮影や動画撮影での強みとなりますが、せっかく選んだZ6IIの長所を風景撮影で活かすために“星景撮影”に辿り着きました。

そして既存のZレンズで星景撮影に適しているレンズがF1.8単焦点レンズです。利便性を考慮するとF2.8ズームレンズを選びたいところだけど、光害カットフィルターを組み合わせるとレンズが取り込める光量が低下するので、妥協せずにF1.8レンズがベストだと判断。

焦点距離は風景撮影に使いやすい20mmを選びました。

そもそもZ6II/Z7IIからは900秒までのスローシャッターや、バッテリー給電撮影も可能となり星景撮影をより楽しめる仕様になっている。

これで限りなくZ6IIの長所を活かした特化型システムになると思います。

あくまでも目論見です。

全然撮ってないです。

 

 

NIKKOR Z 20mm F1.8について

NIKKOR Z 20mm F1.8

撮影距離を問わず高解像で優れた描写力を発揮する大口径超広角単焦点レンズ

NIKKOR Z レンズ「S-Line」にふさわしい光学性能を実現した、大口径超広角単焦点レンズです。光学系にEDレンズ3枚と非球面レンズ3枚を採用し、効果的な軸上色収差の補正、歪曲収差の抑制を実現する一方、マルチフォーカス方式の採用が近距離光学性能の向上に大きく貢献。撮影距離を問わない高い解像力と優れた描写性能で、星景から至近の被写体まで、幅広く超広角のダイナミックな表現が楽しめます。

引用:NIKKOR Z 20mm f/1.8 S – 概要 | NIKKORレンズ | ニコンイメージング

NIKKOR Z 20mm F1.8

詳細スペックから気になる項目だけ抜粋しました。

焦点距離 20mm
絞り 最大F1.8/最小F16/9枚羽根
最短撮影距離 20cm
フィルター径 77mm
寸法 最大径約84.5mm×長さ108.5mm
重量 約505g

同じS-Lineの大三元ズームレンズに比べて、F1.8単焦点レンズは手を出しやすい価格帯。

Fマウント版20mm F1.8のサジタルコマフレアによる描写の問題点は、Zマウント版ではだいぶ抑制されているようです。(※画像周辺部の点光源が鳥のような形状ににじむ収差)

ただしFマウント版がかなり小型軽量なのに対して、Zマウント版は重量や長さが増しています。しかし小型軽量だからとFマウント版を使うにしてもFTZを付けてしまえば本末転倒なので選択肢には入りませんでした。

ニコン「Z 20mm f/1.8 S」は際立った性能のレンズ – デジカメinfo

評価も良くて期待が高まります。

 

NIKKOR Z 20mm F1.8

Fマウント版よりも重量や長さが増したと言っても、Z 24-200mmと並べて同等くらいのサイズ感。確かに単焦点レンズとしては長い気もしますが、星を撮りたい登山ではこのレンズ2本で完結すると思えば上出来です。(星を撮らない登山用にZ 14-30mm F4も用意しておきたいなぁ。)

フィルター径は77mmなので丸形フィルターでも角型フィルターでも汎用性が高く扱いやすいです。このレンズはフィルター使用での撮影が多いと思うのでフードは不要かも。

 

NIKKOR Z 20mm F1.8

スイッチ類はAF/MFの切り替えスイッチのみ。

その下のS-Lineロゴが良いですね。

 

ファームウェア更新(2021.4.6)

購入したのが2021年2月なのですが、都合が悪くまったく撮影に持ち出せていないままでいる間にファームウェアがアップデートされました。まだ撮影していなかったので気が付きませんでしたが小さなバグがあったようです。

NIKKOR Z 20mm f/1.8 S用ファームウェア(Ver.1.01)

Ver.1.01 修正内容
– Z シリーズ:オートフォーカス作動中に、撮影画面が一瞬だけ明るくなり F 値表示が “F–” になる。

最新はVer.1.01です。

手順に従って忘れずに更新をしましょうね。

ニコンZファームウェア更新

カメラに該当レンズを取り付けて「セットアップメニュー」から「ファームウェアバージョン」を選択すると、カメラボディとレンズのファームウェアバージョンを確認できます。Cがカメラボディで、LFがレンズのバージョン表記になっていました。

 

ニコンZファームウェア更新

続けて「バージョンアップ」を選択すると、カメラボディまたはレンズのバージョンアップ作業へと移行できます。

ダウンロードしたバージョンアップファイルは、カメラでフォーマット済みのSDかCFexpressの一番上の階層へコピペします。

 

ニコンZファームウェア更新

SDまたはCFexpressをカメラへ戻してレンズのファームウェアバージョンアップを進めます。

 

レンズのバージョンアップ中は電源を落とすと不具合の原因になるので注意。更新時間は1分もかからずに終わりました。

 

ニコンZファームウェア更新

バージョンアップが完了したらカメラボディの電源スイッチを切るように表示されます。PCで言うところの再起動をして終わりです。

 

ニコンZファームウェア更新

Z6IIも最新ではなかったのでバージョンアップしておきました。

バグの修正に限らず、カメラなら機能の強化や追加などがあるのでファームウェアは最新バージョンにしておきたいところですね(←そう言って最新ではなかったけど)