こんにちは、アキです。
使い捨てカメラでお馴染みの “写ルンです” を使って富士山撮影をしてきました。購入したのは全39枚撮りですがボツ写真やら構図被りなど多数あるので厳選した写真だけを紹介したいと思います。
ブログネタにでもしようかと “写ルンです” を購入したのが9月のことで、最初は撮影に持っていくのを忘れてしまいがちでしたが3ヶ月程かけて39枚撮影しました。
“写ルンです”の種類について
“写ルンです” にも種類があったり、現像方法にも種類があるのでまとめておきます。
スタンダードモデル
標準的なモデルでISO400。高感度モデルと価格がほぼ変わらないのでスタンダードモデルを買う理由が分かりません。27枚撮りと39枚撮りの2種類から選べます。
高感度モデル
僕が購入したのは高感度モデルの39枚撮りタイプです。
高感度なISO1600でシャッタースピードも高速(1/200秒)でブレに強い(スタンダードモデルよりも)ということです。写ルンですの中では一番性能の高いモデルになります。とりあえずこれを買っておけば間違いないと思います。スタンダードモデルと同じく27枚撮りと39枚撮りがあります。
防水モデル
防水タイプは水中だったり雨や雪の日でも安心して撮影ができて、防塵的な役割も果たすのでホコリにも強いです。水深10mまで対応になっています。防水ケースと中身のカメラはセットで使い捨てカメラなのでケースごと現像に出すことになります。
防水モデルは27枚撮りしかありません。
現像について
現像方法はカメラのキタムラを参照します。
写ルンです × カメラのキタムラ|デジカメプリント、写真現像はカメラのキタムラへ
キタムラでの “写ルンです” の現像方法には写真へのプリント現像と、スマホ・CDへのデータ化の2種類です。データ化をする場合はスマホにデータ転送してくれて別で保存用にCDも用意されます。
- 現像料金600円・プリント1枚37円
- スマホ転送(CD化) 800円
実際にCDデータ化を利用したところHPの料金とは違いましたので店舗によって違いがあるのかもしれません。僕が現像に出したキタムラでは現像料金600円で、プリント1枚37円、CDデータ化500円でした。なので現像料金とCDデータ化で1100円ということになります。
CDとは別にネガも貰えたのでいつでもプリント依頼もできます。
“写ルンです”で撮影した富士山写真
厳選した14枚の写真を紹介します。一応クレジット表記とリサイズのためにLightroomは通してありますが、基本的に全て未加工・トリミング無しの完全な「撮って出し」です。
紅葉ハイキングで登った精進峠からの富士山です。上半分が飛んでしまっています。
デジカメだって明暗差のあるシチュエーションでは何かしらの工夫やデジタル処理をするような条件です。設定など存在しない使い捨てカメラじゃ難しかったですね。
ファインダーを覗いた時はもう少し寄っていたのですが、写真だと思っていた以上に画角が広かったです。
レトロ感というか昭和の風景にも見えて面白いものです。お婆ちゃんが「この住宅街のある場所も昔は田んぼじゃったんじゃよ」と見せてきても違和感のない1枚です。
順光という条件だったので綺麗に撮影できた方だと思います。昭和感がヤバいです。
空がかなり無駄に入り込んだ構図になってしまいました、。“写ルンです” にはファインダーは付いていますがオマケのようなモノであって目安レベルです。どこまで映り込んでいるのかが分かりづらくて構図決めが難しかったです。
こちらも思っていた以上に空が多く入ってしまいました。ファインダーを覗いての画角よりも少し広くなることを想定して構図決めしないといけないですね。
こちらは上手い具合に構図が決まっていました。撮影時はやはりどこまでが映り込む画角なのか分からなかったので勘でした。
ちゃんと紅葉の色が出ていますね。傾いているのは気にしないでください。
日の出前の時間帯の撮影でもマシな写真がありました。ISO1600のモデルなので多少暗くても頑張ってくれるようです。あまり暗すぎるとノイズが酷すぎてヤバいですよ。
日が出た後の逆さ富士です。光量も十分で綺麗に撮れていますね。古い時代の写真に見えます。
この1枚お気に入りです。
薄暗い時間帯の朝焼けもバッチリ撮影できましたが、だいぶノイズが目立ってしまいますね。使い捨てカメラの限界です。
光量が十分な日中が一番きれいに撮れていると思います。
“写ルンです” で直接太陽を撮影するとフレアだかゴーストだかがエライことになるんですね。これはこれで美しいですよ。神々しい。
このシャッター押すだけなのに操れない感が楽しい。“写ルンです” 奥が深いです。
これは記憶に新しいはずの笠雲祭り。かつて20年前にも同じような日があったかの如くレトロ感が漂っています。
“写ルンです” じゃないと出せない味ですね。
昭和60年、阪神タイガースの優勝した年に建てられた「はじまりの鐘」です。
と言われても違和感ないですよね。ここ1、2年に建てられた真新しいものですが。
ピントの合ってるんだか合ってないんだがよく分からないボンヤリ感。淡い色合い。
「昭和と富士山」って良いテーマだ。
今の時代にそれを撮れるのが “写ルンです” の武器。
まとめ:レトロ感ヤバい懐かしすぎた
僕としては綺麗に風景を撮影したいので使い捨てレンズはもう使うことはないと思います。気が向いたらまたやってみようかなって。
人によって需要があるのは知っています。インスタ映えするのか “写ルンです” が流行っているというのを耳にしたことがあります。需要の高さからなのか“写ルンです”のレンズを移植した交換レンズ「Utulens」まで登場していますからね。
GIZMON Utulens / ギズモショップ – GIZMOSHOP –
トイカメラのようなフィルターをかけたような古ぼけた写りがウケるのだと思います。
風景写真じゃ流行らないですかね。昭和の景色を切り抜くの面白そうですがどうでしょう。
懐かしい気分になれるので使い捨てカメラを久しぶりに使ってみてはどうでしょうか。小・中学校の遠足や修学旅行で使っていたので凄い懐かしかったです。写真もレトロ感の溢れる雰囲気なのでまた懐かしく感じてしまう。
同じようなレトロ感を求めて、フルサイズ一眼レフカメラで使用できるピンホールレンズを自作して見ました。こちらも面白いので興味があれば試してみて下さい。