Nikon Z6IIを破損させたのでニコンサービスセンターへ持ち込んで修理しました

こんにちは、アキです。

先日、Nikon Z6IIを壊してしまいました。

登山をして山頂にて、そこそこの強風の中で三脚を立てていたところ、ほんの少しだけ目を離した隙に強風に煽られて倒れてしまいました。

目を離したのは1分にも満たない僅かな時間。

かれこれ2013年に一眼レフデビューをして、カメラ歴10年目という節目の出来事。これまで一度もカメラの落下・転倒をしたことがなかっただけに悔やまれる。(覚えてないだけで落としたことはあるかも…)

この記事では、壊してしまったNikon Z6IIをニコンサービスセンターへ持ち込んで修理をしたという話を綴ります。

登山中にZ6IIを破損させた

冒頭でも綴りましたが2023年7月の塔ノ岳登山にて事件は起きました。

三脚を倒したことにより、ファインダー面から地面へ激突。倒れる瞬間を目撃したけど、スローモーションで倒れていくのが見えました(笑)

現地で確認できた破損箇所は3点。

  • 接眼目当てゴムの破損
  • ボディ破損・歪み(ファインダー周辺)
  • 液晶モニター割れ(左上)

三脚に固定していたおかげ(?)でカメラが転がることがなかったので、二次災害というかファインダー面だけが破損しました。ころころっと転がっていたらレンズとか色んな部位が破損していたかもしれないですよね。

ちなみにNikon Z6IIに付けていたレンズはNIKKOR Z 24-120mm f/4Sでした。

帰宅後に1つ思い出した。

液晶モニターには保護ガラスを貼っていたので、剥がしてみたところ液晶モニターは無傷で済んでいました。保護ガラスがちゃんと仕事を果たしました。

貼っていたのはHAKUBA デジタルカメラ液晶保護ガラス ULTIMA 極薄0.20mm日本製強化ガラス Nikon Z7 / Z6 / Z5専用 DGGU-NZ7です。これは優秀なのでおすすめしたい。

Nikon Z6IIの購入と同時に貼っていました。

関連記事Nikon Z6IIと一緒に購入したレンズ・アクセサリーの紹介とか

というわけで修理行きが確定したので、まずは『設定 → メニュー設定の保存と読み込み → 保存』からカメラのメニュー設定をSDカードへバックアップします。

修理から返ってきた際に、設定が初期化されている可能性はゼロではありません。

このメニュー設定を読み込めば元の設定状態に戻ります。

ボタン振り分け設定とか、マイメニュー設定とか、iメニューとか自分用にカスタムしているので、万が一に備えてのバックアップです。設定を初期化しただけで、使い勝手の悪いまったく別のカメラになってしまいます。

便利な機能です。

サービスセンターで修理依頼

現在、ニコンサービスセンターはニコンプラザ東京ニコンプラザ大阪の2店舗のみ。店舗が少ないので、修理やメンテナンスに出す人のほとんどは、ニコンピックアップサービス(自宅への集荷、返送までのセット)の利用が便利かと思います。

私は山手線1本で着いてしまうニコンプラザ東京(新宿)へ持ち込みました。(修理の持ち込みは予約が必要)

外部リンク修理 | サポート | ニコンイメージング

修理の見積り

予約した日時にさっそくカメラ・レンズを持ち込みました。

まずは破損部分や気になるところを状況説明、それ以外にも内部的な故障の有無を確認して欲しい旨を伝えて見積りを出してもらいました。

レンズは目立った外傷もなかったので、当日に返却可能な点検コースを勧められるがままに利用しました。(後述します)

  • カメラ修理:修理センターへ送られて修理(後日返却)
  • レンズ点検:サービスセンターで点検(当日返却)

という内容になりました。

全部で約6万円の見積り額でした。(痛い…)

修理センターへ送られてから正式な請求額が確定するようで、修理後に見積り額よりも減額することもあるし、増額することもあるという。修理完了時に案内メールしてくれます。

ただ、撮影・機能には支障のない損傷だったため「点検だけして修理はせずに使い続ける」という選択肢も提案されました。私としては壊したままのNikon Z6IIを使い続けるのは嫌だったので、修理を依頼しました。

念のためレンズの点検

一見、外傷のなかったレンズ。転倒時の衝撃を受けているため、内部的な故障の有無がないかを念のために点検してもらいました。

点検コースは3種類。

コース内容価格(税込)
Aコース点検
センサー清掃
外観清掃
ピント点検調整
3,960円
Bコース点検
センサー清掃
外観清掃
3,300円
Cコース点検
外観清掃
2,200円
引用:プラザ点検パック – ショールーム/サービスセンター | サポート | ニコンイメージング

Aコース、Bコースはカメラ用コースとして、レンズのみだとCコースしか選択肢がないようです。2,200円なのでリーズナブルかと思います。

レンズは点検に出して1時間後に受け取り可能ということで、新宿をウロウロ歩いて時間を潰してからレンズを回収しました。

結果は「現在のところ。正常に作動しています」とのこと。

あとはカメラの修理を待ちましょう。

修理中はカメラレンタル

さて、ここで困ったのはNikon Z6IIが手元にないということ。

予定していた北アルプス縦走4泊5日の旅と、修理期間が被ってしまいました。実は中古購入していたZ7は、移住の際に断舎離したためサブカメラがありません。

そこでGOOPASS(グーパス)で代替カメラにNikon Z6IIをレンタルしました。

いわゆるカメラのサブスクで、月額でカメラ・レンズをレンタルして、定額内で使いたいカメラ・レンズを自由に入れ替えできるという神サービス。

修理中の代替カメラをレンタルしたり、欲しい機材を購入前に試してみたり、旅行や登山の期間だけレンタルしたり、仕事に合わせてレンズを入れ替えてみたり、使用頻度の少ない趣味カメラマンにも、撮影頻度の多い商業カメラマンにもおすすめなサービスかと思います。

公式修理中はカメラをレンタルしよう丨GOOPASS

修理完了

無事に北アルプス縦走4泊5日の旅を終えると、思っていたよりも早く修理完了メールが届きました。さっそく仕事明けに新宿へ受け取りに行く。

修理代金と引き換えにカメラを受け取り。

受け取りの際は予約は不要なので楽です。

見積り時の約6万円から少し安くなって約5万円でした。(それでも痛い…)

帰り道にはビックカメラ新宿東口店にて保護フィルムを購入しておいた。なぜ保護ガラスではなく保護フィルムを選んだのかというと…

ただ間違えただけです。

もともと貼っていた優秀な保護ガラスがHAKUBAだったので、よく確認せずに「HAKUBAのやつあるじゃん」とレジに持っていったら帰宅後に保護フィルムだと気がついた。

破損部分がキレイに修理されました。

修理しなくてもカメラとして使用可能だったけど、傷を見るたびにガッカリしてしまうので直せるものは直したいものです。

処置内容は上記の通り。

修理に出す少し前にファームウェアは更新していたけど、最新じゃなかったようです。細かくアップデートされているようですね。

交換部品は意外と多かったようです。

  • 背面カバー部組
  • 上カバー部組
  • 接眼目当て部組
  • グリップゴム部組
  • 視度調整ノブカバー
  • 両面テープ

これらの部品を交換して部品代金は17,820円。どこか分からないけどグリップゴムまで交換しているようです。

残りは修理料金と消費税で、約5万円です。

愛用Z6IIが修理から返ってきたので、レンタルしていたZ6IIはGOOPASSへ返却しました。

まとめ

壊したカメラをニコンサービスセンターへ持ち込み修理に出したという話でした。

レンタル代金、カメラ修理代金、レンズ点検代金と…けっこう痛いです。三脚さえ倒していなければ、この出費はなかったんだと思うと悔やまれます。

登山をするような撮影スポットは風が強かったりしますので、三脚から目を離しちゃいけません。撮影時のカメラ・レンズの取扱には注意しましょうね。