【丹沢三山】大倉から蛭ヶ岳ピストンで梅雨の晴れ間のトレーニング

こんにちは、アキです。

7月の梅雨の晴れ間を狙って、いつもの大倉尾根から丹沢三山(塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳)を縦走ピストンしてきたときの登山記録です。

かれこれ2月22日の塔ノ岳登山から、すでに5ヶ月も空いての登山でした。1ヶ月もしないうちに北アルプス裏銀座縦走(4泊5日)を計画していたので、訛った身体にムチを入れるべくボリュームを増やしました。

梅雨の晴れ間ということもあり蒸し暑さがミストサウナ状態でしたが、これもまた良い具合なトレーニング環境だったかと思います。

アキ

ちなみに初めての夫婦登山です。あんまり触れてないけど。

前回の塔ノ岳登山はこちら!

丹沢三山の登山記録(2023.7.5)

大倉〜蛭ヶ岳ピストン / あきさんの塔ノ岳(神奈川県)丹沢山堀山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

主に利用しているアクセス手段です。

山名塔ノ岳(標高1,491m)
周辺の山丹沢山鍋割山蛭ヶ岳
登山口大倉登山口
YAMA CAFE前に登山届ポストあり
駐車場大倉駐車場(24時間)
秦野戸川公園大倉駐車場(8:00-21:00)
アクセス東名(下り)より「伊勢原JCT」を新東名「新秦野 出口」方面へ分岐
道なりに続き「秦野丹沢(スマートIC)」で下車、大倉駐車場まで約3分
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2024年4月更新
山名塔ノ岳(標高1,491m)
周辺の山丹沢山鍋割山蛭ヶ岳
登山口大倉登山口
YAMA CAFE前に登山届ポスト
駐車場大倉駐車場
(24時間)
秦野戸川公園大倉駐車場
(8:00-21:00)
アクセス東名(下り)伊勢原JCTより
新東名「新秦野 出口」へ分岐
「秦野丹沢(スマートIC)」で下車
大倉駐車場まで約5分
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2024年4月更新

登山口も駐車場もいつもと変わりませんが、東京へ引っ越したことによりこれが “いつものアクセス手段” となりました。家から1時間強で到着するのでありがたいです。

一応、登るからには写真撮影も楽しみたいので妻に承諾を得てナイトハイクにしました。妻は尊仏山荘の常連さん達に会えればいいそうなので、早く登ればそのぶん頂上でゆっくりできると納得してくれました。

というわけで、梅雨の晴れ間の大倉尾根をナイトハイクです。

まるでミストサウナの大倉尾根

1:00頃、大倉登山口を出発。

いつもこの登山届ポストからYAMAPをスタートさせています。梅雨の晴れ間ということで湿度が高めですでに蒸し暑い気がします。

3:30頃、花立山荘前のベンチに到着。

ナイトハイクなので見どころはなく無心で登り続けていましたが、やはり蒸し暑くてしんどい。ミストサウナの中を登山しているようで、登りやすいはずのナイトハイクなのに暑さでバテバテです。

ここまで2時間30分が経過しており、普段よりもオーバータイムです。

3:56頃、金冷し分岐を通過。

ガスっているということは、頂上に到着すれば雲の上という可能性があるので油断はできません。絶景を期待したいけど、低山なので果たして雲海の上に出られるだろうか。

塔ノ岳でご来光と富士山

塔ノ岳から満月

4:17頃、塔ノ岳頂上へ到着。

バテバテで集中力が切れてしまい、コースタイムは3時間17分でした。

さてガスガスの頂上でしたが、雲の流れが早いのでこのまま晴れてくれそうな雰囲気はあります。カメラをスタンバイして御来光待機です。

ちなみに満月が沈んでいくところでした。

塔ノ岳と尊仏山荘

尊仏山荘も隠れてしまうほどのガス。

そこそこの強風が汗だくの体を冷やし、湿気でベトつく肌が気持ち悪い。

満月の沈む富士山

西の空が朝焼けに染まる時間、チラッと顔を覗かせた富士山と満月の共演です。このまま雲が落ち着いて雲海になって欲しいと願うシチュエーション。

一方、東の空はガスガスの中に御来光が見えましたが、見えているのは本当に御来光だけ。もうちょっと晴れてほしいなぁ。

塔ノ岳から御来光

御来光の時間帯には、尊仏山荘の宿泊客2名が外へ出てきました。

雲が落ち着いて来るかと思いきや、暴れ気味の雲の中へ富士山は隠れてしまいました。こっち側の雲も朝焼けに染まっていますね。これが雲海だったら良かったのにね。

富士山が隠れてからカメラを少し放置していたんだけど、風に煽られて三脚ごとぶっ倒してしまい、Nikon Z6IIのファインダー周辺部を破損させてしまった。

1〜2分とは言え、目を離した自分が悪い。

一眼レフカメラデビューから10年目にして、カメラを落下させたり、大きな破損をするのは初です。なんか心にも傷が残りますね。もっと大事に扱わないとなぁ。

ボディが物理的に破損しただけで撮影データは無事だし、撮影は続行可能なので大事には至らず。撮影はできるので今後このまま使い続けても良かったんだけど、内部的な故障が心配だったので点検と合わせて修理に出しましたけどね。

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塔ノ岳から富士山

そうこうしていると、富士山が薄っすらと再登場しました。もう雲海の展開はなさそうでしたが、ここまで来たら富士山とご対面できればそれで満足です。

今日はまだ縦走が続くので、富士山を見ながら歩きたいものです。

塔ノ岳から富士山

4:50頃、ようやく雲が晴れて落ち着きましたが、霞が酷くて富士山はぼんやりです。富士山写真はこの辺にしておき、登山モードへと気持ちを切り替えましょう。

北アルプス裏銀座縦走のトレーニングをしておかねば。

塔ノ岳から富士山

青空も見えているけど、これ以上はスッキリしなさそうです。

日も差し始めてなにかの花が綺麗でした。(調べもしない)

塔ノ岳から富士山

梅雨の晴れ間に見えたのは、春のように霞んだ富士山。

塔ノ岳から富士山

梅雨にこれだけ晴れたら上出来、これで富士山を眺めながらの山歩きができます。景色の良い尾根を歩くときは、富士山が見えているか見えていないかでモチベーションが違いますからね。

丹沢山へ縦走

塔ノ岳から富士山

6:30頃、丹沢山方面へと縦走開始。

丹沢山域は尾根の至るところから富士山が見えます。

丹沢のバイケイソウ

塔ノ岳〜丹沢山にはバイケイソウがあちらこちらに群生していました。バイケイソウってどことなく毒々しい姿だなって思っていたら、新芽、葉、茎、根はすべて毒性の強いアルカロイドを含有した有毒植物なんだそうです。

バイケイソウと富士山

富士山とバイケイソウ。

花だけ見ている分には綺麗っちゃ綺麗です。

丹沢のバイケイソウ

なんかデカいし、なんか毒々しいし、なんならちゃんと有毒だし、集合体が苦手な人にも目の毒だし、あんまり人気のなさそうな花ですね。

丹沢のバイケイソウと富士山

お気に入りの撮影ポイントにて、バイケイソウの群生越しに富士山。

富士山は霞んでいるけどあっさりとした雰囲気で、麓には雲海が出てきて涼し気な雰囲気になってきました。

丹沢山から富士山

7:20頃、百名山の丹沢山に到着。

塔ノ岳から1時間程度でした。ここで朝食休憩をとりました。

丹沢山のどこかに隠れ富士山がいるので探してみてね。

富士山

富士山が見えているのでモチベーションが高まります。

ミストサウナ登山でバテバテとなり丹沢山までのつもりだったんだけど、富士山がずっと見えていたので蛭ヶ岳まで行ってしまおうと急遽決めました。

丹沢山まで夫婦登山だったけど、妻は常連さん達に会うために尊仏山荘へ戻り、ここからはソロで蛭ヶ岳ピストンしてきます。

蛭ヶ岳まで縦走

丹沢山から富士山

8:00頃、蛭ヶ岳への縦走開始。

丹沢山では30分ほど休憩していました。

空は曇っているおかげて気温は上がらず、程よい風がありガスは晴れていたので涼しい。とても歩きやすいコンディションでした。ミストサウナ状態だったナイトハイクよりも気持ちが良いです。

不動峰の山小屋建設中

8:30頃、丹沢山〜蛭ヶ岳の中間ポイント、不動ノ峰を通過。

この記録は7月上旬の話ですが、不動ノ峰休憩所だった地点には山小屋が建設中でした。もともと東屋があった場所です。三ノ塔休憩所と同じで宿泊禁止だと思います。

ブログ初期の頃で記録には残していないけど、一度だけ蛭ヶ岳ピストンしたことがあり東屋で休憩したことを思い出しました。

写真を探し出して登山記録を書こうかな…

と思ったところで、膝を壊したときの記事で少し綴っていました。2016年の登山だったようです。膝が崩壊してから7年も経過していたのか。しみじみ。

関連記事油断してた三十路が登山で膝を壊した話と膝痛予防について

中間ポイントを通過すると蛭ヶ岳を視認できました。

鬼ヶ岩から富士山

蛭ヶ岳を目前にすると岩場(鎖場)が現れて、鬼ヶ岩ノ頭に差し掛かります。

鬼の角のような岩がそびえ立ち、隙間からは今にも隠れてしまいそうな富士山が見えました。天候が怪しくなってきましたね。

蛭ヶ岳山荘

9:05頃、蛭ヶ岳山荘へ到着。

山荘前に宿泊客または先行ハイカーの1名がいましたが、それ以外は1人も会いませんでした。梅雨の晴れ間の平日は人っ気がなくて最強です。

  • 塔ノ岳→丹沢山まで約1時間
  • 丹沢山→蛭ヶ岳まで約1時間

私のコースタイムです。参考までにどうぞ。

蛭ヶ岳

頂上看板のある表側はとても綺麗に整備されていました。

蛭ヶ岳から富士山

隠れてしまったかと思われた富士山が顔を出してくれました。蛭ヶ岳からの富士山を見るのは初です。次回はちゃんと富士山撮影で訪れてみたいです。

9:20頃、塔ノ岳まで引き返します。

往路を引き返すだけで見どころはないので復路の記録は割愛。

10:15頃、丹沢山を通過。

11:00頃、尊仏山荘へ到着。

塔ノ岳までのナイトハイクは蒸し暑さにバテてペースダウンしていたのに、丹沢〜蛭ヶ岳に関しては標準タイムを半分近く巻きました。富士山パワーによる体力回復が凄まじい。

尊仏山荘では妻や常連さん達と合流して談話を楽しんでからお開き。皆さん下山開始はバラバラだったけど、途中で合流してワイワイ賑やかな下山となりました。

13:45頃、下山完了。

まとめ

大倉からの蛭ヶ岳ピストンは良いトレーニングになりますね。天候さえ良ければ富士山を眺めながら歩けるのでモチベーションも維持できます。

数カ月ぶりにいきなり北アルプス縦走するよりも、丹沢山域を歩いてウォーミングアップをしておいてよかったです。トレーニングにおすすめコースです。

そして5ヶ月ぶりの登山だったのにランニング効果で体力不足を感じることもなく、アラフォーにして人生で今が一番体力に満ち溢れている気分です。

アキ

有酸素運動は裏切らない。

使用した撮影機材