こんにちは、アキです。
2018年ラストとなるパール富士を撮影してきました。
思い返せば2018年の初撮影(1月2日)がスーパームーンだったわけで、それからパール富士撮影の挑戦を始めて1年が経過します。
今回でパール富士は4回目。あんまり撮っていない気もする。
富士山撮影記(2018.12.21)
今回は月の出の時刻の関係で、満月には少し早い月齢13.8というタイミングを選びました。撮影しやすい薄明だったからです。
富士山剣ヶ峰に月が登る剣ヶ峰パールが狙いで、例のごとくスマホアプリの「スーパー地形」で月と剣ヶ峰の重なる位置を確認しながら撮影場所を探します。
iPhone版カシミール3D「スーパー地形」でダイヤモンド富士の撮影が捗る
ところが現地へ行くとすでにカメラマン達が勢揃いしていて探す必要がなかった。
だいたいの位置が分かれば、あとは現地でベストポジションがすぐに分かるというシステム。
僕がスタンバイした位置から見た富士山はこんな感じ。
木がすっごい邪魔!
しかし超望遠レンズでピンポイントで剣ヶ峰を切り抜くことで、剣ヶ峰パールの撮影には支障が出ないのだ。
というのが理想なんだけど…
僕の手持ちレンズで最大の望遠域は300mmなんです。
タムロンSP 70-300mm(A030)を登山用の望遠レンズにしたらすっごい捗った話
いや、300mmでも悪くない。
十分っちゃ十分。トリミングでどうにでもなる。
と言い聞かせる。
どアップの剣ヶ峰に画角いっぱいに満月ドーンがカッコいいと思うんだけど、レンズが無いのだから仕方がない。せめてテレコンとかいうの買おうかしら。
月の出の時刻が迫る中、富士山は紅く染まる。
あえて構図に邪魔な木を入れました。奥行き感が出て悪くないと思います。
カメラマンが大勢いたのは、紅富士パールも狙っていたからのようです。僕としては紅富士は完全にノーマークでした。確かにこのタイミングに月が出てくれれば最高のシチュエーションですね。
タイミング的には少し高いところへ上がれば、紅富士&剣ヶ峰パールは実現したのかな。
こういうときのドローンや。望遠撮影できるのか知らないけど。
そして無事に剣ヶ峰パールをゲット。
案の定トリミングしています。
薄明による富士山と月のディティールのバランスがちょうど良くて好き。ブラケット撮影したりHDR合成する手間が省ける。
※さっきから無駄に縦構図にしているのには理由があります。
スタンバイ時に僕の隣に来て声をかけてくれたおじさんが導入したばかりの1100mmレンズで撮っていたらしく、画角いっぱいに月を収めた写真を嬉しそうに見せてくれた。めちゃくちゃカッコいい。
1100mmも必要なのか。300mmにテレコン付けても足りないから諦めよ。
月の軌跡を比較明合成した
実はこの謎の縦構図でずっとインターバル撮影をしていました。
ただ普通に300mmで撮ったって周りのバズーカ構えたカメラマンの写真の足元にも及ばないし、バズーカではやらなそうな月の軌道の比較明合成をやってみようかなとシフトしたのです。
串団子みたいに、ぽんぽんぽんって並んでるやつ。
◯ ◯ ◯ ◯ ◯ ←こういうの。
そこで便利なのがスーパー地形。また登場。
スマホアプリで現在位置から見た月の軌道が分かっちゃうので、これを目安にして構図決めをしました。それがあの謎の縦構図です。
これチートですよね。
月の間隔のインターバルが不明だったので、インターバル10秒でシャッターを切り続けました。あとで必要な数枚だけ比較明合成するという寸法。
全部で130枚程撮影していました。
背景ベースの1枚をレタッチして、残りの月は一定間隔毎に選んでPhotoshopへ抽出。(微調整できるように5枚ずつ)
あとはPhotoshopで選別して比較明合成しました。
Photoshopで比較明合成をする流れと、フリーソフトから移行してみた感想
剣ヶ峰に刺さったお団子パール富士。撮りたかったやつ。
月が段々と白飛びしていく様子がグラデーションになっているところがお気に入りポイントです。
チート使っているので構図はトリミング無しでバッチリ。
無駄にGIF動画にしたくなる。
MacアプリPicGIF Liteを使用してGIF比較写真をかんたん作成
ちなみに、この写真だと月1つの間隔はちょうど2分30秒でした。
月って動くのが速いですよね。静止物と重なっていたのでそのスピードが分かりやすかった。
2018年ラストのパール富士は比較明合成によってお団子パールとなりました。
まとめ
臨機応変に撮影方法や構図を考えるのが楽しい。あれこれレタッチしている時間も楽しい。出来上がった写真を眺めてても楽しい。
写真を余すことなく満喫できた回でした。
今年の他3回のパール富士の撮影記録もあるので、もし興味があれば覗いていってください。
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