こんにちは、アキです。
3月1発目の撮影に田貫湖からのパール富士を狙いに行ってきました。パール富士を狙うのは二度目で、前回(1月2日撮影)の時とは違って薄明時のパール富士でしたので、また違う撮影方法とレタッチで仕上げました。
撮影から1週間ほど空いてしまいましたが今回のパール富士の撮影記録です。
富士山撮影記(2018年3月1日)
3月1日にちょうど日の入り10分後くらいの薄明時に月の出でした。満月の前日でしたがタイミング的に撮影しやすそうなので狙うことにしました。前日なので小望月ですね。
という訳でさっそく田貫湖へ足を運ぶことに。
田貫湖からだと山頂から月が出てくるんだけど、真ん中から少しズレています。それがちょうど剣ヶ峰と重なるのでそれを狙おうかと。
しかし到着した田貫湖はすでに激混み。パール富士の狙える北側駐車場が満車で路駐も目立つ状態でした。
僕は当然Uターン。
南側の湖岸にやってきたところ誰も居ませんでした。
移動したことで月は山頂からズレてしまうけど人が少ない場所を優先した。どうせ雲が残っちゃいそうで剣ヶ峰パールは無理だろうしね。
という訳でここから月の出まで待機することに。
頭の雲がブクブクしていますね。山頂は隠れているけど時折チラッと見えることもありました。
撮り尽くされているであろう変哲もないピーカンのパール富士よりかは、雲のかかっているパール富士の方が面白みがあっていいかなって思う。
雲の形は二度と同じ形にはならないので同じ写真は二度と撮影できないと思います。
17時12分、日没も近づいてきました。
相変わらず頭のブクブク雲が無くなることがありません。これは笠雲なのでしょうかね?よく分かりません。
オレンジ色に染まっていきます。
雲が邪魔で紅富士にはならず。
この辺りで駆け込みで1人のカメラマンが僕の居た場所にやってきました。その時に気が付いたが、背後の方にも1人カメラマンがカメラを構えていました。
僕の居た場所は3人だけで伸び伸びできた。
この時間が1番赤く染まっていたと思います。
この時点で17時30分、月の出まであと20分です。だいぶ明るいですよね。この時間のパール富士撮影が初めてなので「上手く撮影できるかな…」とソワソワする。
17時35分には日が沈み、月の出まで15分ほど待ちました。
そして、いよいよパールの登場!
頭に被ったブクブク雲に邪魔されつつも月が見え始めました。
一旦は見えた月は再び雲に隠れたりと繰り返していた。
これはこれで良いんだよね。雲隠れの演出がカッコイイです。忍者っぽい。
薄明時なのでまだ富士山もくっきりと見える。
肉眼では富士山も月の表面もくっきりと見えていましたが、月を白とびさせずに上手く写真に表現することが出来ました。
薄明のパール富士はなんとか撮影に成功できました。よかった。
少し時間が空いてしまったけど、ようやく剣ヶ峰がチラ見した瞬間です。
2回目のパール富士撮影はピーカンでバシッとしたものではありませんでしたが「これはこれでカッコイイ」という結果に終わりましたとさ。
今回の撮影方法とかレタッチの話
ブラケット撮影とLightroomだけ
今回のパール富士の撮影はブラケット撮影とLightroomレタッチだけで完結しました。
「薄明」という時間帯だったので、富士山と月の露出差はブラケット撮影で対応できる範囲でした。時系列の違う素材写真などは使用していません。
露出差3でブラケット撮影をしたこの2枚をLightroomでHDR合成しました。なんで露出差3なのかというと僕のカメラでは露出差が最大で±3までなんです。
今回は2枚撮影でしたが、3枚ブラケット撮影していれば露出差6(-3,0,+3)で撮影もできますね。
これだけで白とびのしていないパール富士写真に仕上がりました。
イメージ通りです。
「肉眼で見えていたまま」を表現できた。
完全に暗くなってから撮影した一枚ですが、やはり完全に暗くなってしまうとブラケット撮影では対応できなくなり月の白飛びは避けられませんでした。
撮影回数を重ねてもっと上達していこう。
紅富士パールも撮りたいな。
まとめ:パール富士は奥が深い
月の出の時間帯がバラバラで、時間帯によって撮影方法とレタッチを臨機応変に切り替える必要がありますよね。奥が深いですよね。
もっといろんなパターンのパール富士に挑戦して勉強していきたいと思います。
以上が、2度目のパール富士を田貫湖で狙ってみた撮影記録でした。
これでも露出違いで撮影しておいた数枚の写真を使ってフォトショでブレンディングしているんですけどね。「この時間のパール富士はこういうもの」だと身をもって覚えました。
≫新年早々スーパームーン!初めてパール富士を狙ってみた結果