こんにちは、アキです。
ダイヤモンド富士やパール富士の撮影にカシミール3Dを利用している富士山カメラマンは多いかと思います。そのカシミール3DのiPhoneアプリ版である「スーパー地形」についてまとめました。
カシミール3Dとは?
カシミール3Dは地理院地図や上空写真などさまざまな地図が利用することができます。標高データを利用した立体的な山岳地図も作成することが可能です。
主に登山用の地図として利用されていると思います。GPS受信機と連動してGPSトラックを記録したり、スマートフォンでナビ機能も利用できます。
詳しくは公式HPをチェックしてみてください。
カシミール3Dの機能では太陽や月といった天体の位置の計算もできます。これを利用してダイヤモンド富士やパール富士の撮影時刻や撮影位置の計算に利用できます。
この機能をiPhoneアプリ版の「スーパー地形」でも使えるので紹介します。
iPhone版カシミール3D「スーパー地形」
導入方法
iPhoneアプリ「スーパー地形」は無料ダウンロードができます。App Storeで検索をするか上記のURLからダウンロードしてください。
ダイヤモンド富士やパール富士の時刻や位置を調べるツールである「パノラマ展望図」という機能を利用するにはアプリ内課金をする必要があります。
アプリ自体は無料ですが、一部の機能が有料ということなので注意して下さい。
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3196-288x500.jpg)
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3197-288x500.jpg)
アプリをダウンロードしたら「ツール > パノラマ展望図」とメニューを開きます。すると「機能を利用するには課金してください。」と表示されるので課金しましょう。
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3198-289x500.jpg)
アプリ内課金の料金は960円です。僕は安いと思います。課金が完了すると「パノラマ展望図」を含めた一部の機能制限が解除されます。
ただ機能が多くてまだ使いこなせていないのでダイヤモンド富士とパール富士の計算ツールにしか使用していません。
ナビ機能やGPSトラックの記録などは登山用GPSとして活用できます。
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3213-289x500.jpg)
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3212-288x500.jpg)
慣れない地図で見にくいと思ったら「地図 > Google Map(地図)」と選択すれば、いつもの見慣れているグーグルマップ表示に切り替えられます。
ダイヤモンド富士・パール富士の調べ方
アプリ内課金で機能制限を解除したら「パノラマ展望図」の機能を使用できるようになっています。
さっそくダイヤモンド富士の撮影ポイントを調べてみます。横画面の方が見やすいのでここから横画面操作に切り替えます。
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3217-500x281.jpg)
とりあえず「ふもとっぱらキャンプ場」で調べることにします。調べたいポイントに十字カーソルを置きます。
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3218-500x281.jpg)
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3219-500x281.jpg)
「ツール > パノラマ展望図」を選択すると、パノラマ展望図の設定画面が表示されるので好みの設定でOKを押します。
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3203-500x281.jpg)
パノラマ展望図が表示されるので富士山が見えるように画面をスクロールしてみます。
すると現在の太陽の位置が表示されるので、「+1分/-1分」を押して時刻を動かすと合わせて太陽の位置も動きます。
これで選択した時刻に太陽がどの位置にあるかを計算することができます。スクショの日付だとまだダイヤモンド富士ではありませんね。
次はさらに下にある「日付/時刻」をタップしてみます。
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3204-500x281.jpg)
ここで表示したい日付と時刻の指定ができます。
ダイヤモンドがど真ん中に来るように日付をずらして調整してみました。
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3205-500x281.jpg)
ふもとっぱらキャンプ場からのダイヤモンド富士がど真ん中になるのは「10月8日6時43分」ということになりました。
ダイヤモンド富士情報を調べたところ日付は合っていました。このアプリを使用すれば時刻まで計算できるので便利です。
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3214-500x281.jpg)
月の出ている時刻に合わせれば月の位置も表示されますので、これでパール富士の位置と時刻も計算することができます。
月の場合は隣の数字が月齢になっています。
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3211-500x281.jpg)
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3215-1-500x281.jpg)
右下にある月と太陽のマークをタップすると「天体軌跡の設定」が表示されます。
ここで「天体の軌跡を表示する」を選択して、描く範囲を「2時間」くらいに設定すると、太陽と月の軌跡が表示されるようになります。
![](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/09/IMG_3216-500x281.jpg)
天体の軌跡が表示されることで、太陽がどの位置を通ってくるのかを把握できるようになります。より正確にダイヤモンド富士やパール富士を狙うことができます。
![竜ヶ岳ダイヤモンド富士](https://akistyle.jp/wp-content/uploads/2017/12/Lr_R0014142-500x331.jpg)
まとめ:これらがiPhoneで計算できるのが凄い
カシミール3DってWindowsじゃないと使えないって聞いていたので、Macユーザーの僕は使ったことがありません。
そのカシミール3Dが現地でiPhoneで利用できて、太陽や月の位置を細かく計算できるのは凄く便利だと思う。他の機能を使用すれば登山用GPSにもなる。
パール富士は狙ったことがないので、これを機に撮影に挑戦してみようかと思います。そのうち。