“偶然”こそが自然風景の醍醐味。台風一過の富士山を狙ってきた結果

こんにちは、アキです。

夏風邪をひいてしまいブログも撮影も少しお休みしていました。上半期のまとめとかタイミングを逃してしまった。

今朝は台風一過ということもあって頭痛が少し残る中で撮影に行ってきました。台風一過なら面白い展開になるだろうなって。

下半期一発目の撮影でもありました。

あ、今回は写真少なめです。コンデジ置いてきちゃった。

台風一過の富士山を狙った結果

ウトウト寝落ちしつつ2時半ころに目を覚まし、ライブカメラを見ると何処も富士山が見えている様子。

SNSに目を通すと天の川の撮影情報まで。

そんなに晴れていたのかー。と急いで支度して撮影に出発。

3時に家を出て行ける場所は限られるが、とりあえず朝焼け狙いの田貫湖を目指す。吊し雲もワンチャンあるかなって。

1時間かからずに田貫湖付近まで来るも移動中に富士山は見えず。

もっと上に行くかーと田貫湖をスルーしてひたすら北上。一旦、停車してライブカメラをチェックすると本栖湖では前雲が邪魔していなかった。

どちらにしても、時間的に厳しいので本栖湖に決めました。

4時過ぎに本栖湖に到着。時間的には間に合ってはいたけど一焼けは不発のようでしたね。

思っていたよりも、雲がグチャグチャしていた。

肝心の富士山もシャンプー頭だ。

しばらすくと空全体が紫色に。急いで広角レンズに交換して撮影。

なにこれ、めっちゃ闇属性やん。

ラスボスのいるダンジョンか。

妖霧な雰囲気になり、これはこれで初めて見た光景だった。この時点で「おお、なんかすげぇ」ってパシャパシャ撮っていたわけだけど。

じわりじわりと変化が起き始めました。

左から焼けてきた。

闇と炎が両方そなわり最強に見える。

あっという間に空は炎に包まれました。

これは想像を超える爆焼け。

順光側でも焼けるほど。山中湖方面も凄い焼けていたそうだ。

ちょっと邪魔な雲があったけど、そんなのどうでも良くなるレベルの劇的な展開でした。

7月一発目の撮影で素晴らしい景色に出会えました。

焼けが落ち着いて来たので望遠レンズに交換して少し観察を始めます。

頭のブクブク雲が邪魔だねー。

って時に気づいた。

虹が出ている!

もう一度、広角レンズに戻して撮影を試みた。富士山と一緒に撮れないものか。

手持ちの16mmでは富士山と虹は辛うじて両端に入ったけど、これじゃ全然駄目だよね。ただの記録写真だ。

虹はよく見ると二重になっている。やばい。

すっごいクッキリしていたのを覚えている。肉眼で見ているだけで感動だ。

山中湖方面なら富士山の上を虹のアーチがかかる景色だったそうだ。

いいなぁ。

予測しようがないし、運ゲーだよね。

まとめ:想像だにしない“偶然”こそが自然風景の醍醐味

人間が考えて予測して表現できる自然風景なんてたかが知れているんだなと思い知らされました。

狙いようのない “偶然” こそが本当の「自然現象」なんだと。今朝のような “偶然” は、自然を追いかけているカメラマンにとって最高の収穫だったかと思います。百戦錬磨の写真家さんでも「奇跡」と言うほど。

大切なのは “偶然” に出会うためのフットワーク。とにかく何処かしらに足を運ばなければ偶然に出会う権利すら得られない。

「のべつまくなし」に通い続けることも大切なんだなと思いました。「今日は何もない」と予測しても実際には何が起こるか分からないのが自然ですからね。

宝くじだって、当たらないから買わないのではなく「買わなきゃ当たらない」のですよ。

なにも難しいことではない。

自分のカメラの構図の中に虹のアーチが出現してくれることを祈るだけの簡単なお仕事。

いいなー。

富士山と虹のアーチ撮りたいお…

しかし山中湖は遠いからめったに行かへんで。