こんにちは、アキです。
お使いのiPhoneのバッテリー消費が早くなってしまったり、残量があったはずなのに急にシャットダウンしてしまった経験はありませんか?
長年使用したiPhoneのバッテリーが経年劣化していることが原因によるトラブルですが、これはバッテリーを新品に交換することで解決できます。
アップルでは通常8,800円(税別)でバッテリー交換をしているところを2018年12月31日まで3,200円(税別)で対応しています。(AppleCare+へ加入していれば無料交換です。)
iPhone のバッテリーと電源 – Apple サポート 公式サイト
購入からもう少しで3年が経過する僕のiPhone 6sもバッテリーの劣化によるパフォーマンス低下が目立っていたのでバッテリー交換をしてきました。
店舗情報、予約方法、持ち込み時の注意点、修理の流れをまとめました。
バッテリー状態の確認方法
iOS 11.3からバッテリー状態を確認できる機能が追加されています。
『設定 > バッテリー > バッテリーの状態(ベータ)』と開くと現在のバッテリーの『最大容量』が%表示されます。これは新品時と比較したバッテリー容量の基準になっています。
バッテリーの経年劣化が進むと『最大容量』が低下してしまい、フル充電したとしても使用できる時間が短くなってしまいます。(僕のiPhone 6sは78%まで劣化していました。)
iPhoneのバッテリーは通常の条件下で使用された場合、フル充電サイクル500回を繰り返しても最大容量80%を維持できるように設計されているそうです。
同画面の『サービスオプションについての詳しい情報…』からバッテリー交換の申込みページへとアクセスできます。
iPhone のバッテリーとパフォーマンス – Apple サポート
バッテリー交換の手順と種類
バッテリー交換は「店舗への持ち込み修理」と「配送修理」の2つの方法があります。
店舗への持ち込み修理(要予約)
持ち込み修理のできる店舗は2種類あります。
- Apple Store 直営店
- Apple 正規サービスプロバイダ
Apple Storeは全国に9店舗しかないため、近くにApple Storeのない人の方が多い。
なのでApple正規サービスプロバイダを探すことになります。Apple正規サービスプロバイダというのはApple認可修理店のことでビックカメラ、カメラのキタムラ、auショップなどでアップル製品の修理対応しています。
持ち込み修理をする際はまず予約をしましょう。
予約無しで店舗へ持ち込んでも即日対応して貰えるとは限らないため、あらかじめ予約することが公式にも推奨されています。
申し込みページから『持ち込み修理』を選択します。
サインインしていない場合はここでApple IDを使用してサインインします。
サインインしたら店舗を検索するために『場所の検索』からキーワード入力をして最寄りのApple正規サービスプロバイダを探しましょう。
例「静岡県静岡市」
検索した地域を中心にApple StoreやApple正規サービスプロバイダの店舗がマップ上に表示されるので、その中から利用したい店舗を選択します。
この画像を見てもらえば分かりますが、静岡県内にはApple正規サービスプロバイダは静岡市と浜松市の2件しかありませんでした。当然Apple Storeもないです。店舗が少ないですね。
- カメラのキタムラ アピタ静岡店丨Apple製品正規修理サービス
- ビックカメラ浜松店 – Appleの購入と修理 | ビックカメラ
静岡市民の僕としては運良く『カメラのキタムラ アピタ静岡店』がかなり近かったので持ち込むことにしました。
左のリストから利用したい店舗を選択すると予約可能な日時が表示されるので中から選択します。選択できない日時はすでに予約で埋まっているということになる。
よく確認して日付を選択して時間も選択して下さいね。ここで時刻をクリックすると確認画面なしで予約完了となるので注意です。
とくに記入事項などもなく、これにて予約完了。
配送修理の流れ
持ち込める距離にApple正規サービスプロバイダがない場合は『配送修理』を利用します。下記リンクから『配送修理』を選択して手続きをしましょう。
- 配送修理を申し込む。
- バックアップをとる。
- iPhoneを初期化する。
- ケース、保護ガラス等を外しておく。
- SIMカードを取り出しておく。
- 集荷に来た配送業者にiPhoneをそのまま渡す。
- 製品の受領確認メールが届く。
- 5〜6日ほど待つ。
- 修理完了メールが届く。
- 修理後のiPhoneが配送される。
1番気になるのがやはり修理期間ですよね。修理している間はiPhoneが手元にないため音信不通になってしまうので注意して下さい。(もし古いiPhoneを持っていたりすればSIMカードを差し替えて代用する方法もあります。)
最短で3日で返ってきたというケースも見かけるので、修理依頼の混み具合だったり預け先の修理店によって作業時間に差があるものだと思われます。
店舗への持ち込み修理の流れ
店舗に持ち込んでバッテリー交換をしてきたので流れをまとめます。
各機種のバッテリー在庫の確認
予約した日時に店舗へ行くだけですが、1つ注意したいのが『修理予約であって在庫を確保する予約ではない』ということ。店舗に行ってもバッテリー在庫がなければ即日修理ができないのです。
僕の場合は予約日時の前日に『各機種バッテリーの在庫状況メール』が届きました。カメラのキタムラでは在庫状況を知らせるメールを送っているようです。
メールに記載された在庫状況を見るとiPhone 6sのバッテリー在庫は「在庫あり」ということを確認できた。(在庫なしだった場合は「預かり修理」または「入荷待ち」となります。 )
iPhone 7(Plus)の2機種が在庫切れで、全体的に見てもiPhone7以降の機種の在庫が少なめでした。
持ち込み修理の注意点
店舗へと持ち込む際には注意点があります。
- iCloudまたはiTunesにデータをバックアップしておく。
- 修理時は「iPhoneを探す」を一時的にオフにしておく。
- 最新のソフトウェアにアップデートしておく。
- ケース、ストラップ、保護ガラス等を外しておく。
1. データのバックアップをしておく。
iPhoneの修理の過程でデータを消去するため必ずバックアップをとっておいて下さい。iCloudまたはiTunesにバックアップを保存して修理後にデータを復元するという流れです。
2. 「iPhoneを探す」をオフにする。
オフにできない場合は修理を受け付けてもらえない場合があります。
3. 最新のソフトウェアにアップデートしておく。
Apple公式の推奨です。(カメラのキタムラの場合、修理後に最新のソフトウェアではないこともあるようで、そのときは自身でアップデートする必要がある。)
4. ケース、ストラップ、保護ガラスを外しておく。
付けたまま修理に出すと破棄される場合があります。保護ガラスなども修理の過程で割れたりキズが入ったりします。
修理〜受け取りまでの流れ
上記の『修理前にやっておくこと』を必ず確認して下さい。実際に店舗に持ち込んだ際にも上記注意点の確認がされますが、事前に済ませておくと受付がスムーズになります。
あとは受付日時に店舗へと行くだけです。
受付のお兄さんに「iPhoneのバッテリー交換の予約をしてきました。」を伝えて名前を答えると、修理担当カウンターに案内されました。
担当者がバッテリー在庫の確認や諸々の説明をしている間に、僕はiPadに必要事項の記入をしていきます。受付自体は全体で15分くらいかかりました。
担当者「1時間後に受け取りに来て下さい。」
ということで、僕はアピタ静岡店の店内のショップをフラフラと徘徊して時間を潰しました。スタバやマクドもあるし本屋さんやアウドドアショップもあったので1時間はあっという間でした。
1時間後に再びカウンターへ行き、支払いを済ませて無事にiPhone 6sを受け取ります。受付カウンターに声をかけてから修理後のiPhoneを受け取るまで1時間20分くらいでした。
バッテリーキット | 622円 |
技術料 | 2,834円 |
支払い合計 | 3,456円 |
バッテリー交換の費用は税込み3,456円です。
純正バッテリーキット自体は622円と安いのですね。
そしてなぜか修理後のiPhone 6sはデータがそのままでした。修理の過程でデータを消去するという話でしたが少し違いますね。とりあえずバックアップデータを復元する手間が省けたので良しとします。
さっそく『バッテリーの情報(ベータ)』を確認してみると『最大容量』は100%です。バッテリーは新品になったので当然ですね。
僕のiPhone 6sは修理後に保護ガラスに傷がガッツリと入っていました。
担当者へ預ける際に「保護ガラスに傷が入るかもしれません」と言っていたし、そもそも注意事項にも記載されていたことなので承知の上です。
もしもiPhoneの保護ガラスの張り替えを検討している場合は修理後にするのがおすすめ。修理前に張り替えてしまって新しい保護ガラスに傷が入るのは嫌ですよね。
iPhone旧機種のパフォーマンス低下騒動
ちなみに通常8,800円のバッテリー交換がどうして3,200円に減額しているのかと言うと2017年に起きた騒動が原因になっています。
iPhoneの旧機種はバッテリーが劣化すると著しく性能が低下するように設計されていたことが発覚する。これが「新機種への買い替えを促すために意図的にパフォーマンスを下げていた」として炎上。騒動は各国で訴訟騒ぎにまで発展した。
そのことについてアップルは公式に謝罪文を掲載し、旧機種(iPhone6以降)のバッテリー交換を3,200円に減額するという措置をとった。
iPhoneのバッテリーとパフォーマンスについて、お客様にお伝えしたいこと – Apple(日本)
まとめ
バッテリーが新品に戻ったのでこれであと2〜3年はiPhone 6sでいける。
これまで僕は「iPhone3GS」「4S」「5s」「6s」と2年毎に新機種の変化を楽しんできたけど、7以降はもう新鮮さを感じないアップデートばかりで6sで止まってしまいました。
格安SIMの普及によりSIMのみで契約をするケースが増えたことで中古iPhoneの販売に需要が集まっています。iPhoneの旧機種市場はまだまだ熱いと思います。
バッテリー交換が3,200円なのは2018年12月までなのでお忘れなく。
期限が迫ると予約も殺到したり在庫待ちなどもあるためなるべく早めに修理しましょう。
iPhoneバッテリー交換の情報まとめでした。