石割山〜平尾山〜大平山を登山!山中湖と富士山の眺望が素晴らしかった

石割山→平尾山→大平山の登山

こんにちは、アキです。

今回は山中湖の北側に位置する山域「石割山〜平尾山〜大平山」を登山してきました。山中湖や富士山の素晴らしい眺望を楽しめるコースとなっています。

石割山(1,413m)・平尾山(1,318m)・大平山(1,295m)

石割神社経由で石割山まで登り、縦走して大平山で折り返し、下山は貯水池コースを歩きました。石割山〜大平山のコースは東海自然歩道になっています。

ちなみに遠出嫌いな僕が山中湖まで訪れるのは珍しいことです。

登山記録(2018.6.8)

登りでは石割神社を経由してのコースになるため、石割神社駐車場を利用して参道を兼ねた登山道を登ることになります。

国道413号線を進み、平野の信号機を右折して500mほど先に小さな鳥居のある脇道があるので左折して登っていけば石割神社駐車場に到着します。道幅も広くて安全な道でした。(駐車場まではナビを設定できたので迷う要素はありませんでした。)

駐車場は約30台が駐車可能でトイレも完備。

石割神社駐車場 石割神社駐車場のトイレ

(写真は下山後に撮影したものです。)

ここから参道を兼ねた登山道を登っていくことになります。登山マップのコースタイムでは山頂まで75分となっています。

今回の大体のコースタイムです。参考までにどうぞ。

  • 石割神社駐車場 〜 石割山(50分)
  • 石割山 〜 平尾山(23分)
  • 平尾山 〜 大平山(30分)
  • 大平山 〜 石割神社駐車場(60分)

石割神社駐車場〜石割山

駐車場に到着したのが午前3時過ぎと、まだ夜中に着いてしまいました。山中湖までの移動時間をイマイチ把握していなかった。あんまり来ないので。

そんなわけで、山頂に到着する頃には日の出だろうとナイトハイクを始めました。

石割神社までの登山道

真っ暗な中で鳥居をくぐり参道となる階段を登り始めます。

しかし参道となると普段の山とはまた一味違う怖さがある。

ちなみに夜なのでそれほど記録写真がありませんが、明るい時間だとこうなっています。

石割山登山口

まずは駐車場の前にある小さな橋を渡ります。下は川です。

石割山登山口の鳥居

川を渡った先には鳥居があるので、くぐって登山スタートとなります。

石割山の階段状の登山道

序盤はけっこう長いこと階段が続きますが、手すりのある親切設計でした。手すりはちょっと邪魔に感じたけど。

熊ではない怖さも感じながら15分ほど登ると階段エリアが終わりました。

石割山登山道の東屋

階段エリアの先には東屋があるので一息つくのに丁度いいですね。やはり暗くて怖いのでスルーして先へ進みます。

この先からは通常の登山道になります。石割神社までが目的だとしてもちゃんとした登山靴で登ることを推奨します。

石割山の登山道

顔に虫が当たったり、蜘蛛の巣が顔に引っかかったりするのがほんと嫌い。

石割神社

東屋から15分ほどで石割神社に到着。暗い中でフラッシュ焚いて撮影すると映っちゃいけないやつが映りそうな気がしたので神社は避けて撮影した。

石割神社を過ぎると、登山道は段差も激しくなってきました。ライトとスマホで両手が塞がっていたので少し登りづらかったな。

石割山から見る富士山

4時半、石割山(標高1,413m)へ到着。ちょうど日の出を迎える時刻でした。

山頂から富士山を一望できて山中湖も少し見えているが、見た感じピーカン気味で天候的な展開としてはパッとしない。しかし「光の入った新緑風景」を満喫するために山登りしているようなものなので、太陽さえ出てくれれば僕は嬉しい。

しばらく撮影していると小さな虫がすごい集まってくる。僕はそのコバエのようなブユのような虫を一匹ずつ引っ叩いていた。超大型巨人の気持ちが分かった。

石割山から見た夜明けの富士山

ピーカンだと思っていたのに、僕が虫と格闘している間に気がついたら面白い雲が湧いていた。曇って一瞬のうちに湧いたり消えたりしますよね。面白い。

山中湖が少し見えていますが、湖上に少しだけ雲が湧いているのが見えた。雲海になるレベルではなかったけど。

石割山から見た朝陽差し込む富士山

朝陽の差し込む富士山は赤かった。夏富士へと変わりゆく。

石割山からの構図としては中景に入る山が山中湖を隠してしまっているのが少しスッキリしなかった。ちょうど次に向かうお隣の平尾山があの辺りなのだろう。

平尾山からの方が展望が良さそうなので日の出から間もなく移動を開始した。まだ5時頃。

石割山〜平尾山

石割山から平尾山への登山道

石割山から平尾山へと向かうにはそれなりに下ります。その下り道は、剥き出しの土がツルツル滑って危ない。何よりも尻餅などでズボンを汚したくない。

今回の三山で最高峰なのが石割山(1,413m)ですが、平尾山(1,318m)まではほとんど下りか横移動だけである。かなり楽なコースです。

石割山から平尾山への登山道

この登山道には熊棚がたくさんあってビクビクする。十数個は見かけた。

石割山から平尾山への登山道の分岐

途中にある分岐から最初の駐車場方面へと下山できる。石割山を巻くことが出来るので帰りは登り返す必要はない。

ここは平尾山方面へ進みます。

平尾山の山頂

分岐から5分もかからずに平尾山(標高1,318m)へ到着。石割山からは23分と思っていたよりも近い。

平尾山から見た富士山

中景の新緑まで日が差し込み始めて富士山も抜けが良い。ハイキング日和だ。

平尾山の山頂からの展望は、石割山と同様に中間にある山が邪魔して山中湖が隠れている。周辺には背の高い草が多くて構図に悩むところだが、隙間から変に切り抜くよりも草ボーボーの撮影スペースも構図に入れてしまった。

前景にはまだ日が差し込んでいないけど。

復路でもう一度ここを通る時には、前景まで日が差し込んでいるだろうからまた撮り直せばいい。

平尾山からの富士山

しかし前景の登山道にまで日が差し込む時間だとどうしても自分の影も入り込んでしまうため、往路でのこの写真を採用しました。

思ったような新緑景色が撮影できずにモヤモヤしていると、RRSなど三脚雲台でお馴染みのハクさんのブログで読んだばかりの記事を振り返っての撮影をしてみた。

押さえたポイントは「視線誘導」「足元」です。

非常に勉強になります。富士山写真を撮っているとどうしても「用意された絶景を撮り回る」という単調な活動になってしまうので、こういった構図の考え方は新鮮でした。

僕の写真の良し悪しは置いておいて、この記事を読んでいなければ撮影していなかったであろう構図だな。

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よく見たら寄稿したのがsaizou先生という。

平尾山〜大平山

ぼちぼち撮影を終えたら最後の大平山へと向かいます。

平尾山から見る新緑と富士山

平尾山から下っていく際に木のトンネルが見えてきた。トトロのところに行けそうなやつ。

ちなみに山の中に見える建物群は別荘地です。

平尾山から大平山までの登山道

トンネルの中。熊が出ないかビクビク。

平尾山から大平山までの登山道

下りきった後は、登り返しで階段が続く。

大平山

開けた場所に出るともう一息です。あの丘の上が大平山の山頂。

大平山からの富士山

平尾山から30分で大平山(標高1,295m)に到着。

自分と富士山との間には遮るものがなくなるため、大平山が1番展望が開けている。その代わりに前景、中景という要素もなくなるけどね。雲海やダイヤモンド富士の撮影には良さそうだ。

大平山の東屋

大平山の山頂はかなり広く、ベンチだけでなく東屋もある。

地面に残ったタイヤ痕を見つけて、大平山の山頂までは車で来られることを知った。

大平山から見た山中湖と富士山

パノラマに広がる山中湖と富士山を見渡せる、今日1番の眺望。

富士山撮影だけであれば直接ここ大平山まで登ってくるのが賢明かと思います。大平山への登山コース入口は長池親水公園の近くにあります。この記事の最後に紹介しておきます。

下山と貯水池の話

石割山と下山コースの分岐

帰りは平尾山の手前で通過した分岐までは来た道を戻ることになります。今回の登山コースはボリュームが少ないのであっという間に着いてしまう。

この分岐で左へ進むと石割山へ登り、右へ進むとスタート地点方面へと下ります。再び石割山まで登る必要がなく楽できます。

石割山の貯水池分岐 石割山の貯水池分岐

下山コースを進むと10分もかからずに分岐があります。どちらからでも石割神社駐車場へと帰ることができます。

登山前から知っていたけど特にどちらが良いとかは決めていなかった。看板をよく見ると左のコースにはなんと「貯水池」の文字があったので、せっかくなので見に行くことにした。

石割山の下山コース

杉林の中を下山していきます。

石割山の貯水池

水場に到着しました。

水の流れる音が聞こえるのでここが貯水池かな?

石割山の貯水池コース登山道

登山コースは沢を横断して続いていましたが、とくに問題なく渡れます。水量が多い時は渡れなくなるのかもしれませんのでご注意下さい。これから台風や突発的な豪雨も増えてくる季節ですからね。

石割山の貯水池コース登山道

沢の真ん中から上流を見た景色です。

これが貯水池?

ふぅーん…

って感じでした。

石割山の貯水池コース登山道

沢を横断した先には車も通行できる林道へとでました。

もうゴールが近そうですね。

石割山の貯水池

林道を歩いていると木々の隙間からチラッチラ見えていたので「これだったか」とは思っていたけど、貯水池は林道を歩いた先にありました。さっきのは何でもなかった。

木々の隙間からはそれはそれは綺麗な新緑リフレクションが望めますが、展望デッキとなるような場所はありません。

石割山の貯水池

撮影は木々の隙間とフェンス越しに腕を伸ばして撮影した。一眼だと大変なのでコンデジだけです。よく探せば展望デッキ的な場所もあるかもしれませんが、ぱっと見ではそのような場所も見当たらず。

写真は某カメラ部で見かけそうなイメージに仕上げました。

石割山の貯水池

実際はこんな感じで、山中の池なので風もなく綺麗な鏡面には新緑が映えています。

登山途中にこんな見どころポイントがあるとは思わなかったので凄いお得感があります。

石割山の貯水池コースにある東屋

再び下山を続けること5分で東屋がある。位置関係としてはこの東屋はもうすでに駐車場の裏側にありほぼゴールだが、逆に言えば駐車場から10分も歩けば貯水池だけを見に来られる。

そして下山完了するも、まだ朝の7時で気持ちがいい。

それと思わぬ収穫にホクホク。

大平山への登山コース詳細

富士山撮影だけであれば直接「大平山」へと登るのがおすすめです。登山コースも別になるので登山コース入り口だけ紹介しておきます。

山と高原地図の記載コースです。長池親水公園駐車場を利用し、大平山登山コース入り口までサイクリングコースを少し歩くことになります。

長池親水公園駐車場

長池親水公園駐車場は広くて駐車スペースに困ることは無いかと思いますが、ツアーの観光バスの出入りが激しいように感じました。邪魔にならないように隅の方へ駐車した方がいいかも。

大平山登山コース入り口 大平山登山コース入り口

車道を歩くのは危険なのでサイクリングコースを歩きました。駐車場から外周コースを東(時計回り)へ進みます。

そうすると車道側へと出られる場所がありますが、それがちょうど大平山登山コース入り口の前に繋がります。

大平山登山コース入り口

車道を横断した先が大平山登山コース入り口です。登山マップのコースタイムでは駐車場〜山頂までは80分です。

まとめ:眺望の素晴らしい登山コース

富士山の眺望が非常に素晴らしい登山コースでした。ボリュームが少ないので富士山撮影に向いているかと思います。ダイヤモンド富士やパール富士も狙える場所です。公式も推している登山コースなのでぜひ挑戦してみてはどうでしょうか。

チェック休日の過ごし方 – ハイキング | 山中湖村観光課 公式サイト

以上が、山中湖北側の山域である石割山〜平尾山〜大平山の登山記録でした。

そう言えば僕はずっと「前景、中景、後景」だったんだけど、参考記事だと「近景、中景、遠景」だったな。どっちで呼ぶのが良いんだろか。