こんにちは、アキです。
山納めの恒例にしている竜ヶ岳のダイヤモンド富士の撮影をしてきました。今年は28日に登山しました。
人気の元旦は避けて年末に登ると空いていて気が楽です。正月にかけても良い天気が続くので初日の出も期待できますね。
記事の後半には昨年の写真を振り返ったり、レタッチにおける感性の変化なども綴っています。興味があれば最後までお付き合いください。
登山記録(2018.12.28)
本栖湖にある登山者用の無料駐車場を利用。混み合う元旦でもなんとかなりそうな広さ。
目的は竜ヶ岳の山頂付近からの「ダイヤモンド富士」です。位置や標高で差が出ますが、ダイヤモンド富士となる時刻はだいたい7時40分〜50分の間くらい。
それまでに到着するように出発します。
僕の過去のコースタイムでは駐車場から90分で竜ヶ岳山頂に到着するので、それを目安にして5時15分頃に出発しました。ダイヤモンド富士の1時間前くらいに目的地に到着する計算。
ダイヤモンド富士の直前でもいい場合は6時ちょい過ぎに出発しても間に合う計算です。(東屋以降の登山道は富士山の展望が開けているので、山頂に間に合わなくても登山道からダイヤモンド富士が見えます。)
僕のコースタイムでの話ですが参考までにどうぞ。
竜ヶ岳のダイヤモンド富士と山納め – 2018年12月28日 [登山・山行記録] – ヤマレコ
竜ヶ岳のダイヤモンド富士で山納め
駐車場から10分くらい歩くと竜ヶ岳登山道入り口に到着。
暗闇でキャンプ場を抜けるには迷いやすいので注意が必要です。ロケハンしたりGPSマップなどの準備をお忘れなく。もちろんライト類もね。
東屋に到着する頃には夜明けの雰囲気。
すでに6時過ぎているのにまだ暗いが、富士山のシルエットが浮かび上がってきたのがわかる。
だんだんと夜が明けて富士山の積雪具合が視認できるようになる。
登り中は暑くてわかりにくいけど気温は相当低かったと思うが、とくに気温を測る術がなかった。温度計が欲しくなるな。
6時50分くらいに目的の撮影ポイントに到着。
ダイヤモンド富士は7時45分くらいなのでまだ1時間近くありますが、落ち着いてセッティングしたいので余裕を持って出発しておいて損はない。
そして今年も無事にダイヤモンド富士を拝めました。
快晴でダイヤモンド日和です。
だいたい毎年同じ場所だけど撮ったことのなかった縦構図で撮影しました。笹萌え要素を強調した構図にできる。
それにしてもなんか上手く撮れなくて不完全燃焼でした。光芒が上手く出なくて「ダイヤモンド富士ってどうやって撮るんだっけ?」と焦った。
満足度としては少しモヤモヤした撮影結果でした。
実は新しく導入したタムロンA037での初撮影でした。
ぶっつけ本番で使いこなせなかった感は否めない。という言い訳。
広角端では最小絞りがF16までだから光芒がギラッとしないのかな。普段はダイヤモンド富士のときはF22くらいまで絞っているので。
光芒撮影には微妙だったという印象のレンズ。でも周辺部のコマ収差が抑えられ全体的に解像力は高く、風景写真におけるポテンシャルを感じました。
これからの撮影に期待です。
ダイヤモンド富士を撮影したら山頂まで移動。
下山を始めた数パーティや山頂に残っていた人数から見ても、山頂近辺に15〜16名もいなかったんじゃないかな。空いていました。
そして日が出てからの方が風が強くて冷える。
寒い中で食べるカップヌードルシーフードは格別。
撮影後はちゃっちゃと下山しがちだけど、久しぶりの山だったのでのんびりしました。
今年はメスティンやポケットストーブなんかを導入したけど、なんやかんやカップ麺がヤマメシ最強ではないかな。「手軽で美味しい」は正義である。
メスティンで炊飯する方法!トランギアTR-210とエスビットポケットストーブで試し炊飯
真っ白な南アルプス北岳・間ノ岳が見える。
エラい寒そうだ。この季節でも南アルプス登る人がいるのが凄い。
南側には富士市、駿河湾、伊豆半島までも見渡せる。
雲がなく抜けもいい。竜ヶ岳山頂から海が見えたことに驚いた。
でね、写真中央辺りに田子の浦港らしき入江が見えるんだけど…
お分かりいただけただろうか?
田子の浦みなと公園の富士山ドラゴンタワーが確認できます。
「竜ヶ岳山頂からは富士山ドラゴンタワーが見える」
衝撃の事実。
最近はあの辺りをよくランニングしています。
田子の浦みなと公園から1往復8.6kmコース!富士山を眺めながらランニング
田子の浦みなと公園の富士山ドラゴンタワー!富士山に因んで高さ37.76m
富士山は強風によって雪煙が舞い上がっている。
のんびりしていると山頂には僕が最後の1人だった。
また来年末にも山納めに来るよ。
ちなみに駐車場に戻って車の温度計を見るとマイナス2℃だった。山頂はどれくらい冷え込んでいたのだろうか。
温度計が欲しくなったのでポチりました。
以前にもミニコンパス付きの小さいキーホルダー的な温度計を持っていたけどすぐに壊れちゃったんですよね。ちゃんと登山メーカーのやつなのに。
で、帰宅途中に田子の浦あたりの国道で気温を見ると10℃という暖かさ。
静岡あったけー。
昨年の竜ヶ岳の作品を振り返り
ふと思いつきで、昨年の竜ヶ岳でのダイヤモンド富士の写真を振り返ってみました。
構図云々はさておき、まず気になるのがレタッチが全然僕の好みではないこと。
ハイライトを下げてシャドウを無駄に持ち上げてHDR調の強い作風である。太陽を撮影しているのに逆光感がまるで無い。
誰がレタッチしたんだろこれ。
って、僕なんですよね。
1年もあれば好みなんてガラッと変わってしまうし、レタッチにゴールなんてないし、人の感性も日々変化するものなんだなと。成長とも言う。
今年の場合は「ダイヤモンド富士」という主題から「太陽の煌めき」を表現したい訳なので“逆光感”を強く意識したいなと。昨年よりも眩しくなったでしょ。
「太陽はがっつり白飛びさせたらいいし暗部は無駄に見せなくてもいい」という考え。かといって黒つぶれが嫌いなのでヒストグラムを見ながらギリギリのところを攻める感じ。
イラストだとか写真も全部同じことで、魅せたいところだけ見せて視線誘導するという作風に感銘を受けています。
写真って面白い。
まとめ
特に面白みのないピーカンですが、ダイヤモンド富士をバシッと撮るには最高のシチュエーション。初日の出もこれくらいスッキリとしているといいですね。
毎年同じことを繰り返してますが、撮る度に1年かけての感性の変化を確認することもできる。
そんな竜ヶ岳ダイヤモンド富士での山納め登山でした。
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