ブヨに噛まれた!最凶吸血虫の正体と効果的な対処法まとめ

ブヨに注意

こんにちは、ブヨに噛まれたアキです。

31歳にして初めてブヨを知りました。調べたところ吸血系最強の虫でした。

正式名は「ブユ」だけど東日本ではブヨ、西日本ではブトなど地域によって呼び方が分かれているそうです。僕が耳にするのはブヨですね。(耳にしながらいまいち認知していなかったという。)

せっかくなのでブヨに噛まれた症状や途中経過、応急処置から予防方法などまとめてみました。

ブユ(ブヨ・ブト)について

生態や噛まれた時の症状など。

ブユの生態

ハエ目ブユ科の吸血系の昆虫。一年中生息しているけど主に3〜9月の春夏にかけて多く発生する。

活動時間は朝方や夕方の涼しい時間帯が最も活発で、日中でも曇りなどで気温が低ければ時間に関係なく活発になるそうです。なので日影の多い山の中では一日中危険になります。

ブユの見た目は小バエに近く大きさは3〜5mmほど。

ブユの生息する湖岸

主に湖や川といった水辺に生息している。理由は幼虫が水辺で育つためです。なのでキャンプなどのレジャーに多用される湖や川には成虫のブヨが多く生息していて危険なんです。

ブユの害と症状

ブユは小バエの様に音を立てずに忍び寄ります。

ブユの吸血方法は蚊とは違って、皮膚を噛みちぎって吸血します。ブユはその際に麻酔薬成分を注入するので、人間は噛みちぎられたことには気がつけません。

噛まれた箇所には小さな出血点が残ります。血が出ていたら蚊とは違うことに気づけます。

さらに吸血した箇所にはブユの毒(アレルゲン成分が含まれた酵素毒)も注入されています。

ブユに噛まれてから2〜3時間経過すると痒みが発生します。その後、噛まれた箇所の周囲は直径10cm程が赤く腫れ上がります。

噛まれた後の応急処置

噛まれてすぐにやるべき応急処置は大きく分けて3つあります。

①『毒を絞り出す』 ブユの噛まれ跡を指でギュッとして毒を絞り出します。これだけでも後々の症状が軽減するそうです。ポイズンリムーバーなどの専用器具があると楽ですね。僕も登山用のザックには常備してあります。

 

②『かゆみ止めを塗る』 噛まれた箇所は痒くなるので「痒み止め」を塗りましょう。搔いてしまうと傷が増えてしまい炎症する可能性があります。「ムヒアルファEX」がステロイド配合で「腫れ」も抑えられるのでブユの対処にはおすすめです。

 

③『患部を温める』 ブユの毒は熱で中和できるので噛まれた直後(腫れ上がる前)、毒を絞り出した後は患部を “40℃以上” で温めると症状が更に軽減できます。シャワーでお湯をかけてもいいし、現地で応急処置をする場合は「ホッカイロ」を当てるのがおすすめです。

ブユ対策の救急セットとしてムヒ・ポイズンリムーバー・ホッカイロを常備しておくといいですね。最初から虫除けスプレーしとけって話ですが。

その後のケアの方法

「患部を温める」と言うのは毒が回る前に中和する方法なので、すでに腫れてしまってからでは効果はありません。早期発見できず時間が経っている場合は、腫れや痒みを抑えるために「患部を冷やす」のが効果的です。

掻いて傷を悪化させないように痒みは我慢です。腫れと痒みを抑えるために引き続きステロイド系傷薬のムヒアルファEXを塗り続けます。ステロイドがブユの毒に対抗できます。通常のムヒSではなく「ムヒアルファEX」です。

人によっては症状が重くなるようなので、不安な方は皮膚科で診断を受けてください。

僕がブユに噛まれたときの症状とか

あ、閲覧注意です。31歳♂の汚い足の写真が出ますよ。

田貫湖で半ズボンで朝焼け撮影をしていたら噛まれました。半日以上経って腫れ上がったことでブユだと認識しました。

この時期はほぼ半ズボンで撮影活動していたのに噛まれたのは今年が初めてです。今年はブユが異常発生しているとかは勘弁して下さいね。

普通に蚊だと思ってポリポリ搔いていたけど、これだけ腫れ上がれば「おや?」ってなるよね。

そもそも田貫湖に居たときにすでに虫刺され跡から血が出ているのを認知していた。ブユを知っていたらこの時点で対応できていたわけです。

凄いパンパンに腫れ上がるけど痛みは無いです。痒いだけ。蚊を20倍くらい強くした感じ。ムヒ塗っとけば痒みは我慢できます。

通常のムヒSしか持っていなかったので急いでムヒアルファEXを買ってきた。

2日後には腫れが引き始めていました。ムヒアルファEXのステロイドの効果なのか、もともとブユの症状がこの程度なのかは知りません。相変わらず直径10cmくらいの範囲が痒くなるので、その度に痒い範囲にムヒを塗っていました。

噛まれ跡の周り直径1〜2cmくらいが赤くなっています。蚊とは全然違う。

5日もしたら腫れはすっかり引いて痒みもほぼ出なくなりました。噛まれ跡はがっつり残っていますが、これもじわじわ薄くなっています。

足の小さな傷を見るたびに高校のクラスメイト山下を思い出す。意外にも残り続けている。

この傷…うずくぜぇ…

ブユに噛まれないための予防方法

水辺へ近づく際は虫除けスプレーを使用しましょう。虫除けスプレーなら全部効果的と言うわけでもなく、スキンガードエクストラのようなブユ対応の記載があるタイプを選ばないと効果が薄いです。

あとは長袖長ズボンであれば虫に喰われようがないです。夏でも長袖長ズボンで活動すれば安心ですね。

ハッカ油を使用したお手製のスプレーなどもブユには効果的のようです。僕は面倒なので市販のスプレーを使います。気になる方はググってください。

まとめ:ムヒ最強

ブヨという名は耳にしたことがあったけど、勝手にアブの親戚か何かだろうと思っていましたが全然違いました。

とりあえずムヒ塗っときゃ解決という感じでした。僕は傷跡とか気にしないし痒みさえ無ければどうでもいいです。痒いなって時はムヒアルファEX塗っておくだけで他には何もしていません。すっごい腫れるだけの蚊の上位互換みたいな。

以上がブユの生態とか症状のまとめでした。アウトドアを楽しむ方は肌の露出に気をつけて下さいね。