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山中で遺体発見、不明の70代男性か 静岡
(2016/8/21 07:55)
静岡中央署は20日、静岡市葵区牛妻の山中で男性の遺体を発見したと発表した。行方不明になっていた伊豆市の70代男性とみて、同署が身元や死因を調べている。
同署によると、19日午前11時ごろ、付近の沢に釣りで訪れていた人から「倒れている人がいる」と通報があった。20日午前10時50分ごろ、同署と市消防局の捜索隊が沢に横たわった状態の遺体を発見した。遺体の頭や体に複数の擦り傷があり、一部は腐敗していたという。同署は遺体の状態から、男性が滑落した可能性があるとみている。
15日に同区の竜爪山登山道入り口付近で通行人から「長時間オートバイが駐車されている」と通報があり、同署が遭難事故とみて山中の捜索を続けていた。山中で遺体発見、不明の70代男性か 静岡|静岡新聞アットエス
こんにちは、アキです。
8月の話ですが僕の地元の山、「竜爪山」にて遭難事故がありましたので記事にします。日付を見たところ、どうやらこの遭難者が山に入った前日、僕も竜爪山へ登っていたので気になりました。
この場所は富士山写真でお馴染みの吉原のすぐ上の山ですので、カメラマンの方にもわりと近くで起きた事故の話ですね。
竜爪山とは?
文殊岳(1041m)、薬師岳(1051m)の二つの峰からなる双耳峰。それらをまとめて “竜爪山” と呼ばれます。
一般的には薬師岳頂上を通過して文殊岳頂上がゴールというコースが一般的かと思います。中腹の穂積神社までは車で来ることもできますが、多くの人はさらに下の登山口から登り、神社は休憩ポイントにしているかと思います。
竜爪山はかなりローカルな山です。マイナーな登山コースですが地味に登山者は多い。アクセスのしやすさ、程よい登山時間などあるかと思います。“静岡の高尾山” て言葉もどこかで目にしたな。
僕もトレーニングがてら文殊岳まで行くことがあります。超地元なので朝登ってお昼には家に帰れる距離です。神社を過ぎてからの階段がトレーニングになる。頂上に行くと常連さん的な中高年の方たちがテーブルを囲んでワイワイお茶会をしています。
おじいちゃん達は今日で◯日連続だーって話してるのが聞こえたり。すごい健脚。
そんな平穏な山で何が?
遭難事故の内容まとめ
通報があったのが15日、山に入った日は?
「長時間オートバイが駐車されている」と通報があったのは15日。いつ山に入ったのかというと、最初にこのオートバイが目撃されたのが13日だそうです。
13日に日帰り登山に訪れていたのは伊豆市の男性(70才)でした。その日、会った常連さんには「牛妻へ下る」と話していた。バイクのあった登山口から牛妻へは山を一つ乗り越えたような場所になる。
山の向こう側に降りてからバイクの場所までピストンのつもりだったのかな?
遭難者の発見場所は牛妻方面
やはり牛妻に下りようとしていたのは間違いなかったようです。見つかった場所は牛妻側のバリルート付近の沢。(登山地図には載らないような危険なルート、登山者が開拓したルートなど)
捜索が始まったのは19日。一般的な登山道を外れていたからなのか、発見者は釣り人でした。沢で人が倒れているのを見つけての通報。20日のことです。
死因は滑落。
最近は、自分でルートを開拓する人も多いみたいですね。無茶しないようにお願いします。
僕も前日の12日に竜爪山に登っていた
12日に僕も登っていたんです。牛妻方面には行ってないですけどね。真富士山まで行こうと縦走してました。
シンフジサンじゃないですよ? “まふじやま” と読みます(笑)
竜爪山も調べれば奥の深い山で、安倍奥方面の山へと縦走できたりします。
なぜかこの日の山行はヤマレコに記録してあります。珍しい。
記録のように思いの外、時間がかかったので富士見岳(中間点くらい)で引き返しました。真富士山まで縦走するには竜爪山(穂積神社)から片道2時間くらいですね。穂積神社まで40分登ったし、無駄なところも歩いたりして時間に余裕がなかった。
そもそもそんなにガッツリ山歩きするとは思ってなくて出発は遅かったし水も食料も少なくて不安になった。一人も歩いてる人のいないルートで、熊棚もチラホラ見かけるし、ローカルな山の更に希少なルートでしょうか?安全第一の僕にはすこし怖かったです。
少し大げさですが登山って「引き返す勇気」って大事ですよね。無茶しないように。
あとTwitterでカモシカの動画あげたのはこの日のことです。
熊かと思った。
この翌日のことなんですね…
まあ登山は自己責任ですからね。しょんない。
遭難者がオートバイ乗りだったことについて
実はこの日、穂積神社まで上がってきて休憩していた時にバイクで神社まで来た二人組に声をかけられました。
「この先の道路が封鎖されている、他に道はないか?」
とのこと。“ヤマセミの湯” へ行きたいらしい。全然知らん。
少し戻ったところから清水吉原に抜ける道ありますよって言うと方向が違うらしい。悩んだ挙句、バイクを置いて歩いて少し先を見てくるとよくわからないルートを行ってしまった。
最初、遭難者ってこのバイクの二人のことかと思った。でもよく考えたらこの人らは明らかに70歳もいっていないので人違い。
まとめ:道は確実に!
とにかく安全なルートを使いましょう!
北岳バットレス?
あんなところ登るのは変態だと思っています。怖すぎ。
登山において地図は必須です。しっかりとルートの予習もしておきましょう。ヤマレコの記録なんかとくに役立ちます。登山道の近状がわかりますからね、ありがたいです。
あとは低山でもしっかり登山計画書は出しておくこと。(そういや北岳しか出したことないな…)
竜爪山にもポストありますからね。出さないにしても家族、知り合いに伝えておくなどしましょう。
我が地元の遭難事故についてでした。