こんにちは、アキです。
静岡県富士宮市にある「陣馬の滝」に訪れました。先日、天気がずっと悪くて富士山も見えないので、富士山以外の写真を撮りにふらっとお出かけしました。
天気の悪い日が続いた時のために【静岡の滝】をシリーズ化でもしようかな。
富士宮市「陣馬の滝」
静岡県、富士宮市猪之頭にある「陣馬の滝」は五斗目木川(ごとめきがわ)にかかる滝。白糸の滝よりも上流に位置する場所で、溶岩層の隙間から湧き出した水が滝をなしています。
滝の名の由来は、「富士の巻狩り」の際に源頼朝が滝の近くで一夜の陣を敷いたということで「陣馬の滝」となったそうです。
かつて源頼朝が一夜の陣を敷いた夜に滝壺から太鼓のような「ドンドン」という音が鳴り響いていた。翌朝、滝壺を調べてみると「中心が空洞になった太鼓のような石」があったという。これが太鼓岩の由来だそうです。
太鼓岩は、滝のすぐ近くの遠照寺に置かれています。
実際に行ってみた
県道沿いにはデカデカと「陣馬の滝」という看板があるので、迷うことなく見つかりました。田貫湖近くにも看板があったんですね、気が付きませんでした。
駐車場は25台停められるということですが、この日は早朝だったこともあって他に車は来ていませんでした。駐車場近くには綺麗なトイレも完備しています。
観光スポットとしてとても整備されていますね。有り難いことです。
陣馬の滝の周辺地図も設置されているが、それほど広範囲ではない。
地図右上にある富士養鱒場はニジマスを研究している施設です。入場料がかかりますが施設内を見学をすることができます。
陣馬の滝の周辺にもニジマスやイワナ等の魚が生息しているようです。
駐車場前からは遊歩道が100mくらい続いていて、道なりに歩いてゆくと陣馬の滝へと到着します。僕の足では時間にして5分もかからないくらいで、すぐに滝が見えてきました。
遊歩道は滝近くになると一気に自然に囲まれた空間になりマイナスイオンを感じられる。ベンチも設置されており、滝の音を聞きながら一息つくと心が落ち着きます。
早朝の朝靄が神秘的な雰囲気を醸し出していました。
滝の近く(中洲)へ行くには浅瀬を歩く必要があるので、滝に近づく場合はサンダルや長靴などが必要になります。十分に足元に注意して移動してください。
早朝で人も居なかったので、浅瀬に三脚を立ててスローシャッターで撮影しました。他に観光客がいたら三脚の設置などは自重したいところです。
水が冷たすぎてやばかった。滝に長居するならサンダルより長靴の方がおすすめです。
水も空気もひんやりとしていて、暑さを忘れることができて癒された。
富士山以外を目的に撮影に来るのすごい久しぶりな気がするな。カメラ始めたばかりの頃は滝巡りしてたことあります。
意外と穴場である
富士宮の朝霧高原エリアへ観光やレジャーで訪れる際は富士山の見える観光スポットばかりが有名かと思います。
まずは田貫湖で富士山、キャンプ、釣り、サイクリング、宿泊まで楽しめちゃいますからね。滝へ行くにも「白糸の滝」が大々的に有名で、外国人観光客も大勢見かけます。他にも牧場的なスポットなどもあります。
そんな中で「陣馬の滝」はかなりの穴場になります。
富士山に近い場所で富士山が見えないスポットは注目されにくいのかな。せっかく綺麗な滝なのに。
富士山麓の湧水が汲める
ここ陣馬の滝は富士山の湧水が流れている。保存湧水地として指定されている「名水の地」ということです。
富士山の湧水を汲めるように水汲み場が設けられていす。
ここまでなら川に入らなくても良い場所なので、足元を濡らさずに水を汲みに来ることができます。溶岩の隙間にパイプが設置されていました。
綺麗な湧水が汲めるというのは地元民には重宝しますね。富士山の湧水であれば少しくらい遠出しても良いくらいだ。観光客は地元の方に迷惑をかけずに利用したいところです。
陣馬の滝まつり
陣馬の滝では毎年8月下旬に「陣馬の滝まつり」が行われています。今年2017年は8月20日(日曜)に開催される予定です。
祭りでは地元民による陣馬の滝太鼓などの演奏や舞台イベント、富士宮焼きそばやニジマスといった地場産品の販売、魚のつかみ取りなど陣馬の滝の自然の恵みを活かしたイベントが行われています。
祭り開催時は臨時駐車場が開放されるので確認しておきましょう。
「陣馬の滝」アクセス方法
名称 | 陣馬の滝 |
所在地 | 富士宮市猪之頭529(遠照寺オンショウジ) |
駐車場 | 25台(無料) |
詳細HP | 陣馬の滝 – 観光課 – 富士宮市 | 静岡県富士宮市 |
備考 |
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まとめ:観光のついでに良い場所かと思う
小規模な滝でしたが、近寄るとパノラマに広がる小さな空間に癒やされます。大自然をぎゅーっと凝縮したような小じんまりとした空間。
暑さを忘れて涼を感じることができます。
富士山麓の湧水はポリタンクやペットボトルを持参すれば汲んで持ち帰ることも可能です。
朝霧高原エリアの観光のついでに立ち寄ってみてはどうでしょうか。