こんにちは、アキです。
伊豆(伊東市)にあるB級スポットまぼろし博覧会をご存知ですか?
旅行で訪れたカオスな空間があまりにも衝撃的だったので紹介したい。この記事を読んだ方はきっと行きたくなると思う。
まぼろし博覧会について
名称 | まぼろし博覧会 |
所在地 | 静岡県伊東市伊東市富戸梅木平1310-1 グーグルマップで確認する |
入場料 |
|
営業時間 | 9:15〜17:00(8月だけ9:00〜17:30)
年中無休 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
詳細HP | |
備考 | 訪れる方はそれなりに覚悟をしていって下さい。 |
車を走らせ、まぼろし博覧会が視野に入るとすぐに分かる。「あ、ここやばいところやん…」と。
館長はセーラちゃんという何かのコスプレをしている方で性別は不明。
ここが「どんなところ?」と聞かれても言葉では説明ができないくらいにカオスである。年季の入ったマニアックな骨董品からガラクタまでを集めたようなスポットと言ったところで、実際にはその想像を遥かに超えてくる。
どう説明しようにもわけがわからないので、順を追って写真で紹介していきたいと思います。(園内は全て撮影自由とのことです。)
入場前からすでにカオスである
まず入場前からすでにカオスなんですよ。
国道135号線の道路沿いにあるため走行している車からもよく見える位置にある。
車通りは多く、まぼろし博覧会の前を通るドライバーたちはその「異質な光景」を見かけて一体なんの施設なのか分からないだろう。遠目に見てもカオスである。
入場料を支払うために奥へと進んでいくがカオスぶりになかなか足が進まない。この日は人気も少なく僕らの他に2グループ程のお客さんが居ただけだ。(僕は相方と二人で訪れた。)
入場料を支払うのだけど受付の人はバイトさんだったのか館長だったのか。普通の格好をした方でしたが、セーラちゃんは見かけなかったのでもしかしたら…
入場料を支払うと「ここから見て下さい」と支持されました。「密林にたたずむ大仏と古代兵器」というエリアだった。ちなみに園内には複数のエリアで分けられており、それぞれのエリアにはテーマが決まっている。
密林にたたずむ大仏と古代文明
最初に見るようにと支持されたエリアは名前の通り密林エリアだった。
完全に何かしらの植物園の跡地を利用したような建物である。そのため12月なのに日差しが暖かくて助かったが、夏に訪れたら相当暑いだろう。
見ての通りジャングル的な中にカオスな物体が紛れ込んでいる。
遠くからでもなにかデカいものがあるのが分かった。アレの方へ向かって行く。おそらくエリアテーマである「大仏」とはアレのことなんだろう。
カオスな空間を進んでいくが相変わらずアレの存在感が凄い。段々と近づいてくる。けっこうどこからでも見えている。
アレと同じくらいデカい阿吽の仁王像が登場するが、実はこれはバンドグループ「R指定」からの寄贈品で、ライブステージにて使用された舞台セットの一部なんだそうだ。ファンなら嬉しいものだ。
ラスボスのごとく待ち構えていた巨大な黄金の大仏。しかしこれは大仏というか聖徳太子であるが、細かいことは気にしない。これも何かで使用されていたものなのだろうか。
このエリアは巨大な大仏を過ぎてもまだ奥まで続いており、訳のわからない物体を眺めて歩く。一番奥まで見たら来た道を引き返すことになる。
カオスではあるがそれほどの衝撃は少なかったと感じながらも次のエリアへ進む。
昭和の時代を通り抜け
続いてやってきたのは「昭和の時代を通り抜け」というエリア。名前の通り昭和を感じさせる風貌の人形がお出迎えしていた。
エリア移動はいったん屋外へと出るが「昭和の時代を通り抜け」は再び屋内エリアとなっていた。
さっそく意味のわからないマネキンなどが登場するが、テーマは「昭和」なので昭和の何かであることは間違いない。戦闘機や戦艦のミニチュア模型などもズラッと展示されている。
基本的にガラス張り展示になっている。
昭和時代?に関連した資料が並び、カオスではあるがこの昭和エリアは歴史的資料館といったエリアだ。すでに異様感にやられ気味だったがマネキンが無駄にエロく感じて少し安心感も覚える。
マネキンではないよな…。なんなんだろう。何を目的に作られたのだろうかと思っても意味のないこと。考えたら負けな気がしてきたので、ここらで考えるのをやめて純粋に眺めることに集中した。
その他のギャラリー
まぼろし博覧会をすべて見た後ではこの「昭和の時代を通り抜け」のエリアだけがまともに見れるレベルだったなと感じます。カオスには変わりないですが、見方によっては歴史的資料館としてのポテンシャルを秘めているかと思う。
懐かしい人には懐かしいと思う物がたくさんある。昭和60年生まれの僕から見ても分かる物はある。所々おかしいが資料館として楽しめるクオリティだ。
だがそれもここで終わり…。この次からが本当のカオス空間の始まりだった。
悪酔い横丁(未確認生物)
次に進んだのは「悪酔い横丁(未確認生物)」と言う名のエリア。テーマ名からではコンセプトはまったく予想は付かない。
最初に目に入った謎のペンギン推し空間には少し癒やされた。配置とかぐちゃぐちゃだし、草も生えてるし、ガラクタ置き場のようなエリアです。
屋根はあるが地面は土が剥き出しであったり、マットが敷いてあったり、屋外でもあるし屋内でもあるという感じのよく分からない建物です。やはり植物園の跡地のような構造にも思える。とくに隙間風なども入ってくるため砂混じりのホコリが舞う。このエリアのために使い捨てマスクを持参することをおすすめします。
悪酔い横丁というのは「悪ノリ」ということだろうか。悪趣味な物がひらすら並べられている。どこかで拾ってくるのだろうか。売っているのだろうか。
一言で言うと「廃墟」がしっくりくる。草木が生い茂り荒れ果てた廃墟に取り残されたガラクタと思えばそう見える。好きな人は好きであろう雰囲気だ。廃墟萌えな人とか。
耐性のない方はここらで精神的ダメージが加速するだろう。(僕とか)
「カオス」がゲシュタルト崩壊する。
それ以外に言葉が出てこないんです。レビューのしようがない。
この「悪酔い横丁」のボリュームが多い。進んでもなかなか終わらないし、ホコリ混じりの空気のせいもあり息苦しい。眼の前には呪われているんじゃないかと思うような人形…
想像以上にダメージはでかい。僕はそれでも二人でワイワイすることができるのでマシだが、けして1人で来るような場所ではない。気が狂ってしまうだろう。
好きな人は好きなんだろうけどね。
その他のギャラリー
このエリアを終わった段階で僕らは「すごいボリュームだったねー、まぼろし博覧会すげー」と見終わったつもりでいたんですが、まだ1つエリアが残っているんですよ。「これで終わりだろう」と思わせるくらいに怒涛のカオス空間だった。
僕はすでに滅入っていた。
魔界神社 祭礼のゆうべ
悪酔い横丁での精神的ダメージは大きく、外に出て新鮮な空気を吸いたいところだったが外の景色もカオスで落ち着けない。
最後に入るのが「魔界神社 祭礼のゆうべ」というエリア。
すでに名前から漂うホラーチックなテーマである。
やはりエリア入り口からすでにカオス。マネキンが喋り始めたりと。
晴れた昼下がりに訪れたのが幸いしている。雨や曇の日だったり、薄暗い時間帯に来ていたら相当の薄気味悪さだったであろう。なるべく明るい時間帯に複数人でワイワイ騒ぎながら見て回って下さいね。
「怨霊時」という小さな2〜3分もかからないようなお化け屋敷があった。しかしやはり怖いと言うよりはカオスな空間は相変わらずである。ついに僕はこの先から写真を撮るのをやめてしまった。
精神的な限界!
1人で来ていたら精神崩壊していたわ。マジで。
この続きや、もっと詳しく見たい方はぜひ「まぼろし博覧会」へ訪れてみて下さい。想像を絶する空間がお待ちしています。
姉妹店「怪しい少年少女博物館」
まぼろし博覧会には姉妹店の「怪しい少年少女博物館」も近くにあります。
おそらくまぼろし博覧会へ置きれないガラクタ展示物をこちらに置いているのかもしれません。まぼろし博覧会とは違い、建物の中で綺麗に整理整頓された博物館になっています。なのでまぼろし博覧会ほどの衝撃はなかった。
よかったらセットで訪れてみて下さい。
まとめ
写真で紹介したのはほんの一部なんです。カオスな空間ですがサブカル好きな方とか、廃墟系の類が好きな方にはたまらないのだと思います。関連したタレントやアーティストのファンの方にも嬉しい要素があるかと思います。
それらに属さない方には精神的ダメージが残りますので注意して下さい。僕はしばらく食欲が湧きませんでしたよ(笑)
伊豆半島には他にもB級スポットが存在するのでぜひ探してみて下さい。次におすすめは「熱海秘宝館」と「伊豆極楽苑」です。