こんにちは、アキです。
6月末、梅雨真っ只中に『ゆるキャン△』の伊豆キャン編の聖地巡礼をしました。すべての聖地はさすがに無理だけど、一日で回れた聖地巡礼コースを紹介したいと思います。
僕は梅雨頃になると毎年この地域へは旅行で訪れています。そのついでの観光なので「キャンプ」はしていません。車で立ち寄って観光できるスポットの紹介なのでご注意ください。
伊豆キャン編について
伊豆キャン編とは原作『ゆるキャン△』にて主要キャラたちが冬に伊豆へとグルキャンをしに行くエピソードのこと。あきちゃん達が真冬の山中湖でキャンプしようとして凍死しかけたこともあり、冬でも暖かい伊豆を選んだというわけです。
- 原作『ゆるキャン△』では8〜9巻に収録。
- アニメ『ゆるキャン△ SEASON2』では第9〜13話のエピソードになります。
実写ドラマ2期『ゆるキャン△2』では、登場人物たちが伊豆キャンの計画を立てるところまでで終わってしまいましたが、終わり方としては伊豆キャン編は絶対に制作してほしいところ。3期とはいかなくてもドラマスペシャルとして伊豆キャン編だけでも観たいです。
個人的には実写ドラマも大好き。
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1日でまわる伊豆キャン聖地巡礼
冒頭に書いていますが、旅行で訪れているので聖地巡礼は2日目からのスタートでした。昼近いスタートなので、朝から出発すれば日帰りでも余裕を持って回れるコースだと思います。
道の駅 天城越え
- 単行本 8巻 P73〜74
- アニメ 第10話
旅行2日目、まず『道の駅天城越え』を聖地巡礼スタート地点とします。
伊豆縦貫道で月ヶ瀬ICまで、そして伊豆半島の中央を通る国道414号線で河津町を目指すコース。聖地巡礼とは関係なくここは必ず立ち寄る道の駅ですね。
作中ではセリフ等はないシーンだけど登場キャラ達が立ち寄っています。お店の看板は作中では「わさびの山」になっていますね。僕はこのお店の「しいたけコロッケ」が美味しくて好きです。
作中にも登場の伊豆名物、わさびソフト。
緑色のわさび味ソフトクリームではなくて、通常のミルクソフトに擦り下ろしわさびを付けた本格的なわさびソフト。道の駅天城越えだけでなく伊豆方面ではよく見かける。
かなりツーンときますが、癖になる辛さ。
真似しようと思えば、スーパーカップのバニラ味に練りわさびを載せてみてもいいかも。
道の駅なので広い無料駐車場があります。
河津七滝ループ橋
- 単行本 8巻 P74〜75
- アニメ 第10話
道の駅天城越えを出てしばらくすると『河津七滝ループ橋』が現れます。このループ橋は、かつて崩落によって寸断した道路の高低差を埋めるために採用された工法だそうです。
ぐるぐると回って遠心力で体が持っていかれます。
車酔いしやすい方は注意です。
河津七滝ループ橋の付近は河津川上流の渓谷に佇む静かな温泉街『河津七滝温泉郷』として観光スポットになっています。作中には登場しませんが、時間のある方は立ち寄ってみてはどうでしょうか。
お蕎麦屋さんなど食事処が多く誘惑されましたが、この日は目的の料理があったので我慢…
河津七滝ループ橋の真下中心部に無料の町営駐車場があります。
河津桜観光交流館
作中では『河津桜まつり』の渋滞にドハマリするシーンがありますが、6月末に桜など咲いているわけもなく、平日ということもあり道路はガラガラでした。河津桜といえば日本一早咲きの桜で有名。2月上旬には見頃を迎えるようですが、今年の河津桜まつりは中止だったようです。
せっかくなので休憩も兼ねて『河津桜観光交流館』へ立ち寄りました。
ちょっとした売店がありますが、目的だった「あんバタわさこ」は入手できず…。河津わさびを練り込んだバターと粒あんをサンドしたツンデレなパン。これ食べてみたかったのですよね。
河津桜観光交流館での販売情報があったのですが、このご時世だからなのか販売はしていなかった。週に一回だけ冷凍製品で入荷しているのだとか。ネット購入も可能だということですが、ご当時グルメは現地で食べたいのですよ。
あんバタわさこ、リベンジします。
すみません、ちょっと聖地巡礼とは話が逸れました。
まどが浜海遊公園
河津町を抜けて伊豆半島南東部に位置する下田市へ到着。
下田市でまずはじめに立ち寄ったのは『まどが浜回遊公園』です。
「ぬくい…」志摩リン
- 単行本 8巻 P83〜85
- アニメ 第10話
開放感のある芝生広場が特徴の公園で、見どころは下田温泉「海遊の足湯」です。
想像以上にお湯が温かくて、お湯の出ているすぐ近くだと熱いくらいで足が真っ赤になりました。6月末といえど、曇っていたこともありそれほど暑くなく足湯が気持ちよかった。ここまでのドライブの疲れを癒やしてくれました。
ありがたや。
「錨でけー」志摩リン
錨のモニュメントもあります。
開国の町のシンボルとして米海軍横須賀基地から頂いた錨だそうです。
公園利用者用の無料駐車場があります。
犬走島(下田公園)
足湯のあとは作中には登場しませんが、下田公園の『あじさい祭り』へと訪れていました。
その続きになります。
「犬走島…ドッグ・ラン・アイランド…」志摩リン
- 単行本 8巻 P86〜88
- アニメ 第10話
『犬走島』
下田湾の中程にあり、約350mの防波堤で陸地とつながっている島。
ドッグ・ランはもちろんありません。
りんちゃんが犬走島というネーミングからドッグランがありそうだと勝手に期待していたやつですね。先程のまどが浜海遊公園からもすぐ近くに見える犬走島ですが、陸と繋がっている防波堤には釣り人が大勢いました。
ドッグ・ランはありませんが、猫さんにお会いしました。防波堤へは立入禁止なのかどうかグレーな状況で、釣り人は猫さんに通行料(魚)を支払っていました。
防波堤前に14台ほどの無料駐車場がありますが、釣り人の車で埋まっている可能性があるので注意です。下田公園駐車場から遠くない距離なので散歩にいいかも。
龍宮窟
- 単行本 8巻 P71〜73
- アニメ 第10話
次に訪れた『龍宮窟』は、りんちゃん一人別行動で訪れていたジオスポット。この龍宮窟に到着するまでの海沿いの道からの景色もとても素敵なのでおすすめスポットです。
入場料は無料、マスク着用必須です。
「イス持ってきてくつろぎたい…ちょっと磯の香りが強いけど」志摩リン
直径50mほどの天窓の広がる洞窟になっている神秘的な空間。プライベートビーチ的な雰囲気が良きでした。晴れて光が差し込めばもっと綺麗なんだろうな。
洞窟に降りる階段は整備されており、距離も近いので安心です。
「波に削られて洞窟が出来て…どのくらいの時間をかけて出来たんだろう…」志摩リン
上側の天窓の周囲にはぐるっと遊歩道があり、上から洞窟内を見下ろすこともできます。洞窟内の地形がハート型に見えることで人気の映えスポット。(立入禁止の砂浜に落書きがあるのが少し残念ですが…)
龍宮窟前に約10台ほどの無料駐車場があります。トイレも完備。混み合っている場合は近辺の有料駐車場が利用できます。
道の駅 開国下田みなと
場所的にはまどが浜海遊公園のすぐ隣なんだけど、いったんスルーしていたのが『道の駅開国下田みなと』です。ここで食事タイムにするため、他の観光スポットを歩いてお腹を空かせておきました。
- 単行本 8巻 P71〜73
- アニメ 第10話
作中に登場する『金目鯛バーガー』が、道の駅開国下田みなとの「カフェ&ハンバーガー ラーマル」というお店で実際に食べられるのです。ちなみに現実では下田バーガーです。
今回の聖地巡礼の一番の目的と言っても過言ではない。
作中でお馴染みの「下田バーガー(金目鯛バーガー)」を2人前頼もうと思ったら、店員さんに「期間限定カジキバーガー」を勧められたので、1つずつ注文。ハンバーガー1つのサイズが大きいので、複数人で訪れる場合は違うバーガーをシェアして食べるとお得だそうです。
ついでにポテト、オニオンリング、ドリンクなども注文。
写真を見てわかるようにバーガーショップとしてのクオリティが高い。カリカリふわふわのパン、シャキシャキレタスに、フレッシュなトマト、盛り付け方など非常に映える。
「これ前から食べてみたかったんだよねぇ。もう思い残すことはないよー」斎藤さん
まずボリュームがすごいので、お腹を空かせてから訪れて良かった。フレッシュな野菜、甘辛いタレ、カマンベールチーズと揚げたてのサクサク金目鯛フライ。
金目鯛の風味が口に広がり…最高です。
良く言えば新鮮な高級魚の風味なんですが、魚臭さが苦手な方もいると思います。
そんな方にはカジキバーガーをオススメできる。
カジキフライは魚臭さを感じられずサッパリとしていて食べやすい。マクドナルドなどのジャンキーなフィッシュバーガーが好きな方はカジキバーガーの方がおすすめかも。
ちなみにテイクアウトも可能ですよ。
道の駅の広い無料駐車場があります。
堂ヶ島のトンボロ
17時頃となり、そろそろ帰路へつく時間帯ですが夏はまだまだ明るいので、帰り道にも立ち寄れそうな聖地を目指すことにしたが、西伊豆にある『堂ヶ島のトンボロ』へ到着するころには、曇っていたこともあり少し薄く暗くなっていました。
- 単行本 9巻 P49〜67
- アニメ 第12話
作中では堂ヶ島エピソードは少し長めに描かれていますね。
原作にはグビ姉が駐車場をあちらこちら移動する様子が描かれています。僕は国道136号線沿いにある専用駐車場を利用したけど、分かりづらくて何回も通り過ぎてしまい、状況は違えどグビ姉のように行ったり来たりしちゃいました。
知らなかったけど、恋人の聖地でもあるようですね。
駐車場から海岸まで徒歩で降りていきますが、薄暗いと少し怖い場所です。
原作同様に狭い道を降りた先にも駐車場はありましたが、数台しか駐車できないのでおすすめできません。上から歩くのが無難ですね。
「トンボロっていうのは食べ物じゃなくて、引き潮で道が出来る自然現象の事なんだよ」斎藤さん
無人の海岸へとやってきました。
見る角度で島の数が3つ4つに変わる事から三四郎島と呼ばれているそうです。
潮が引けば向こうの島まで繋がる道が現れるそうです。その現象をトンボロと言うのですが、知らずに聞いたら「トンボロ」ってたしかに美味しそうな響きがするよね。豚トロ的な。
ちなみに作中にも登場している「堂ヶ島食堂」も付近にあったけど、金目鯛バーガーでお腹が膨れていたのでスルーしました。お腹が空いているときに立ち寄ってみたいですね。
海岸前に4台程度の無料駐車場がありますが、台数が少ないので道路沿いの無料駐車場がおすすめ。少し分かりにくいので通り過ぎに注意。
黄金崎
- 単行本 9巻 P29〜30
- アニメ 第11話
時間帯的にラストとなったのが西伊豆の『黄金崎』です。
早起きしたリンちゃんが一人で訪れていたジオスポット
黄金崎の崖の先が馬に見えることから馬ロックとも呼ばれています。たしかに馬の横顔だし、草木が良い感じにたてがみ感を演出しています。晴れていれば富士山も見える展望スポット。
全長2kmほどの遊歩道もあるけど、だいぶ暗くなっていたので歩きませんでした。日の沈む直前とか夕方に訪れればとても綺麗だと思います。
そしてここをラストに帰路へつくことに。
聖地とは関係ない観光スポットも回ったので、聖地巡礼だけに時間を費やしたらもっと回れたと思います。1日でもかなり楽しめるので日帰り聖地巡礼おすすめですよ。
無料の広い駐車場があります。自販機・トイレ完備。
ゆるキャン△聖地巡礼ガイド本
今回訪れた場所以外にもまだ多くのロケ地があります。
ゆるキャン△聖地巡礼ガイドブックが発売されているので、一読して効率良く回れるコースを計画してみてはどうでしょうか。