ゆるキャン△聖地巡礼|千畳敷カール・こまくさの湯・わんこ寺を巡る中央アルプス周辺ガイド

こんにちは、アキです。

8月に中央アルプス木曽駒ヶ岳へと登山したわけですが、ここで訪れた「千畳敷カール」こそが実はゆるキャン△の聖地巡礼だったのです。なでしこが風邪をひいて急遽ソロキャンとなったリンちゃんの「私の屍を乗り越えてゆけキャンプ」のエピソードですね。

実在する場所が漫画やアニメで登場するのは勿論、実写ドラマに関してはロケ地です。遠征嫌いな僕が長野県まで訪れた一番の目的と言っても過言ではない。

中央アルプス登山記録の【番外編】として聖地巡礼記録を紹介します。

 

登場エピソードについて
  • 単行本:3巻(第16話・第17話)
  • アニメ:第9話
  • 実写ドラマ:第八話・第九話

ゆるキャン△に登場「千畳敷カール」

まずは「千畳敷カール」です。

長野県へと向かうリンちゃんの観光地スポットナビを努めたなでしこ(大垣)が「その2」として紹介した場所です。その1の「きのこ帝国」には行っておりません。

千畳敷カール

千畳敷カールは標高2,612mにある高山帯。パノラマに広がる山々の景色が圧巻。カールとは氷河期の氷で侵食されて形成されたお椀型の地形のことで、ここは1000畳ほどの広さがあることから「千畳敷カール」と呼ばれているそう。

ここまではバスとロープウェイだけで訪れることが可能なので観光目的で簡単にアクセスできる。ロープウェイ終着駅の「千畳敷駅」は日本一高い駅です。登山をしなくても周遊約40分の遊歩道コースで自然を散策できます。植物や動物など季節ごとに違った景色を楽しめます。

しかしバスとロープウェイは結構お金かかりまっせ。僕のときは往復4,200円でした。

中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ

 

中央アルプスの雷鳥

景色はとても綺麗だったし、木曽駒ヶ岳への登山中にはライチョウやニホンザルに遭遇しました。一度は絶滅したけど8月に放鳥されたばかりの19羽の貴重なライチョウ。ほんと可愛かった。オコジョにも会ってみたかったですね。

でもゴリラはおらんぜよ( □н□)

 

アクセス情報
  1. 菅の台バスセンター駐車場(チケット購入)
  2. しらび平駅までバス移動(約30分)
  3. しらび平駅〜千畳敷駅までロープウェイ(約15分)

 

【補足】夜叉神峠も実在します

今回の旅で訪れたわけではないけど「夜叉神峠」も紹介しておきます。

リンちゃんが長野県へと近道しようとしてナビをセットしたけど、マイカー規制による通行止めで引き返すことになった場所です。ここもちゃんと実在しております。

夜叉神峠ってすげー名前だな。

鳳凰三山、夜叉神の森の登山口

3年ほど前に鳳凰三山への登山に訪れたときに夜叉神峠登山口からスタートした。作中にも描かれている「夜叉神の茶屋」は「夜叉神の森」という茶屋です。リンちゃんがマッチポンプしていた自販機もありました。(3年前の話)

現状が気になって調べてみたら「夜叉神ヒュッテ」という綺麗な山小屋にリフォームされていた。宿泊、食事、売店、日帰り温泉など充実しています。登山の前泊や下山後のお風呂がハイカーにありがたいですね。ツーリングの休憩場所にも良さそうだ。

南アルプス 夜叉神ヒュッテ

 

鳳凰三山、夜叉神の森の登山口

リンちゃんが存在感ゼロのハイカーに遭遇して驚いていた東屋です。ハイカーさんからほうじ茶を貰ったリンちゃんは「行き当りばったりも旅の楽しみ方か」と言っているわけですが、女子高生が原付バイクで南アルプスを迂回しながら言うセリフとは思えない。

高速道路で長野県まで行ける僕でも億劫になる距離なのに。

リンさんパネェ。

南アルプス鳳凰三山の紅葉

 

アクセス情報
約100台収容の駐車場完備。トイレあり。夜叉神峠までは年間を通してマイカー通行が可能。登山シーズン中であれば、その先へ行くための乗り合いタクシーが運行している。

 

早太郎温泉 こまくさの湯

千畳敷カールの続きに戻ります。

木曽駒ヶ岳から下山したら「早太郎温泉 こまくさの湯」で汗を流しました。作中では「こまがねの湯」として登場していますが、ここ駒ヶ根市の地名が由来なのでしょうね。もちろん実写ドラマではここがロケ地です。

こまくさの湯

千畳敷駅から再びロープウェイとバスを乗り継いで菅の台バスセンターまで戻ってきたら、車で1〜2分の場所に「早太郎温泉 こまくさの湯」はあります。というか隣です。

作中の看板もそのまま。

信州駒ヶ根高原 早太郎温泉 こまくさの湯

 

こまくさの湯

下山後のハイカーはもちろん、観光で訪れた方が立ち寄るには丁度いい日帰り温泉ですね。ここは千畳敷カールとセットで訪れたい場所だ。

ちなみに女湯を確認するわけにはいかないので、リンちゃんの入っていたお風呂場の再現具合は不明。お風呂場から木曽駒ヶ岳を眺めていましたね。

 

こまくさの湯

ひとっ風呂浴びたら食事休憩にします。

休憩スペースのテーブルのレイアウトが微妙に違うけど窓や外の景色が作中そのまま。ほぼ同じ場所に座りました。他にもお客さんはいたけどこの場所に座らないということは、聖地巡礼をしているわけではないのだろう。

ここで食後のリンちゃんが居眠りをしてしまい、なでしこと早太郎の夢を見ていましたね。

 

ミニソースカツ丼

お風呂と軽食のお得セットが1,100円。

当然リンちゃんと同じミニソースカツ丼を注文しますよね。(おまけに馬刺しも注文した)ミニということで少しナメていたが、カツが揚げたてサクサクの高クオリティで美味しかった。ボリュームもそこそこある。

しかも作中にはなかったヤクルト的ドリンク付きで少し豪華になっていた。聖地巡礼で注文するお客さんが多いからオマケに付けたのかもしれないな。

駒ヶ根市ではソースカツ丼が名物のようですね。あちらこちらで見かけました。

 

 

わんこ寺でお馴染み「光前寺」

作中とは順番は逆ですが、最後にわんこ寺でお馴染みの「光前寺」へ立ち寄りました。ここも菅の台バスセンターから4〜5分くらいの場所にあるのでセット観光がおすすめ。

ワンコ寺(光前寺)

観光スポットナビをしていたなでしこが「わんこが祀られてるお寺を見つけたよ」と提案した場所で、わんこ好きのリンちゃんは当然食いついた。そんなお寺です。

参拝できるのは午前9時〜午後4時までなので注意。この御時世なので境内でのマスク着用をお願いしています。

 

光前寺には「早太郎伝説」としてワンコが祀られている。

光前寺【霊犬 早太郎伝説】

作中でも紹介されていたけど簡単に説明すると「静岡県の磐田で悪さをしていた化け猿を退治するために信州からはるばる静岡へ向かったワンコ」です。ちなみに磐田市の見付天神では「霊犬しっぺい太郎伝説」として語り継がれています。繋がりが面白い。

僕も静岡県民なので遠からずも縁のあるワンコだ。

 

早太郎みくじ

わんこ寺といえば早太郎みくじ。リンちゃんが「500円するのか君たち」と悩んでいたやつ。原作とは少し目が違うけど販売されていた。現物を見たら欲しくなってしまい購入した。

負けたぜ、この犬どもめ。

まさか早太郎もこんなに可愛くデフォルメされてるとは思ってもいないだろうな。綺麗に並んでいるのが可愛いので、売れたらすぐに補充して並べ直しているんだろうな。撮影していいか尋ねたら快く了承してくれました。

 

ワンコ寺(光前寺)

光前寺には作中には登場していない見どころもあります。

境内には「苔の古道」なんて綺麗な場所もありました。立入禁止ですけどね。

 

ワンコ寺(光前寺)

個人的にすっごい好きです。苔ってなんかいい。

 

ワンコ寺(光前寺)

木漏れ日の綺麗な参道を進んで本堂へと向かいます。

全体的に杉の木がデカい。

 

ワンコ寺(光前寺)

でけー。

三本杉という特大の杉を見てリンちゃんと同じ感想。

 

早太郎

聖地巡礼者への配慮なのか本堂で唯一、撮影OKだった早太郎。

たしかにリアルなやつだ。

 

早太郎の墓

本堂のすぐ近くには「早太郎の墓」があります。

安らかに。

 

立派な塔もありました。

全体的に想像していたよりも敷地が広く見応えのあるお寺さんです。

観光を終えたリンちゃんはキャンプ場へと向かったが、僕は参拝を終えたら駐車場前のお土産屋さんでソフトクリームを食べたりお土産を買ったりしてから静岡への帰路に着きました。

駒ヶ根市楽しかったなぁ。

 

 

ゆるキャン△聖地巡礼ガイド本

今回訪れた場所以外にもまだ多くのロケ地があります。

ゆるキャン△聖地巡礼ガイドブックが発売されているので、一読して効率良く回れるコースを計画してみてはどうでしょうか。