こんにちは、アキです。
テント泊登山用に導入したモンベル ステラリッジテント1型ですが、登山でぶっつけ本番で設営するのも不安なので少し練習をしてきました。
テント設営の流れや感想など簡単にまとめておきます。テント購入の参考にでもどうぞ。
登山用テントの設営を練習してみた
テント設営の練習をしたのは「ふもとっぱら」というキャンプ場です。
2時間以内の利用なら300円、車の乗り込みが500円で合計800円払いました。どこか公園でやってもいいのかもしれないけど、文句言われるのも嫌だからキャンプ場に来ました。
実はふもとっぱらに入るのは初めてです。富士山写真でもお馴染みの場所なんだけどね。
ダイヤモンド富士でお馴染みの池もありました。思っていた以上に小さくて「え、これ?」って思った。しかもこの時期は木に葉が生い茂っているために富士山が見えないという。
ふもとっぱらの入場のシステムを覚えたのでダイヤモンド富士も狙いに来ようと思います。
初めてのテント設営
キャンプ場内で好きな場所を決めたらテント設営の開始です。
テント設営だけなのも寂しいのでマットとシュラフも持ってきた。寝心地の確認のためです。
あ、グラウンドシートを忘れてしまった。
宿泊ではないので無くてもヨシとします。無いものはしょんないです。
さっそくテント設営開始です。組み立ての流れは動画で予習済みです。
細かく折りたたまれたポールは簡単に繋がり2本の長いポールになります。
2本のポールをテント本体にクロスさせて通します。ポール用の差込口があるので、ただ押し込むだけで簡単です。
通したポールの端はテントの四隅に固定できます。固定用の穴にハメるだけです。穴は2つありますが基本的には外側でいいそうです。
グラウンドシートを忘れてしまいましたが、グラウンドシートがある時は固定する穴が二重になるだけです。
ポールをセットするだけでテント本体の完成です。非常に簡単でした。
ちなみにこのモンベル ステラリッジテント1型はダブルウォールテントなので、インナーテントとフライシートの二重構造になっています。
インナーテントとフライシートは離れていることで効果が発揮されます。
テントの固定場所を決めたら、テント四隅を「ペグ」で固定します。これだけでテントが風で動くことがなくなりました。
次はインナーテントの4箇所に「張り綱」を取り付けます。
張り綱の結び方は人それぞれかと思います。簡単に解けなければなんでもいいと思います。
インナーテントに「フライシート」を出入り口の位置を合わせて被せます。
フライシートには張り綱を取り付けた場所と同じ場所に穴が空いているので、そこから張り綱を出します。
フライシートの端はフック状になっていて、インナーテントの四隅に引っ掛けるだけで接続できます。
フライシートのテンションは、オートテンショニング・フライという構造で自動調節されて最適なテンションを保持するようです。
フライシートの穴から出した四隅の張り綱をペグで固定します。この時にポールの延長線上のラインに揃えて張り綱を固定します。
張り綱はペグで固定したら自分でテンションを調整します。
僕の選んだ場所が悪かったのか、ペグが5センチくらいしか刺さらない場所でした。安定させるためにはもう少し深く刺したかったな。
フライシートの側面にあるループもペグで固定します。インナーテントとフライシートの間を開けるように引っ張って固定します。
ここもオートテンショニング・フライという構造のため、常に最適なテンションを保持してくれます。
フライシートはとにかくシワの無いように張ることで真価が発揮されるようです。
ペグは全部で12本。
- インナーテントの四隅(4本)
- フライシートの四側面(4本)
- 四隅の張り綱(4本)
ペグ固定が終わればテント設営の完了です。非常に簡単でした。
出入り口面に少しシワがあるのは許してください。湿った土が柔らかくてペグを刺しても土がえぐれてしまうので上手く固定できませんでした。
さっそく完成したテント内にマットとシュラフを設置してみました。さすがに、この時期の下界でダウンハガー800 #1は暑すぎる。テント内にいるだけで汗だく。
テント内は一人が寝るスペースと横に荷物も置けるだけのスペースがあります。一番小さい1型でも十分な広さです。
寝転がってみても足を伸ばしても余裕で快適でした。
僕は身長170cmで丁度いいサイズなので、身長175cmを超えるような人は2型を考えた方がいいかもしれないです。
僕で丁度良いサイズとは言っても、テント内で荷物の整理をしたり着替えなどで動くと狭いです。なので身長的に余裕でも、テント重量が多少増えても平気な人は2型の方がおすすめな気もします。
僕の場合は撮影機材もあるので少しでも軽量重視にしたいので1型で十分です。
テント内の天井にはランタンを吊らすループがあります。その周りの4つのループはオプショナルロフト(別売り)を取り付けるものです。収納スペースですね。
換気用の小窓も付いています。
余った部品があった
実は、テント設営が終わった時に部品が一つ余ってしまいました。
なんだろうこれ。
一つだけの部品なので予備という訳でもありませんし、予習で見た動画でも登場していなかったです。
とりあえず、すっげーペン回しが捗る。
きっとテント内での暇つぶし用なのだろう。
という物ではなく、家に帰ってから調べたところポールの応急補修用パイプだということが分かりました。補修用なので余っても問題のない部品です。
もしもポールが折れた際に、折れた部分にこのポールを通せば一時的な応急処置としてやり過ごせるというものです。(多分)
初めてのテント撤収
テントを設営したということは、テントの撤収もしなくてはいけません。
テントの撤収の前にシュラフを片付けたいわけですが、これが非常にキツかった。
このシュラフをこんな小さなポーチに入れるだと?
いや、最初はこれに入っていたんだよな…
シュラフの空気を抜いて詰め込もうにも、すぐに膨らんでいく。ちょっとずつギュウギュウ詰め込んでいくしかない。ダウンが破損しないように優しく強く押し込みました。
苦労してようやくシュラフをポーチに入れました。これはキツかった。
ワンサイズ大きいポーチでも探してみるかな。
テントの撤収は組み立て同様に簡単でしたが、ペグが土だらけになりました。実践の撤収時にはビニール袋も用意しておこうと思いました。
撤収が完了しました。
一番手こずったのはシュラフです。ポーチに押し込むのが非常に大変でした。
テント類もポーチに入れるために綺麗にコンパクトに折りたたむ必要があるし、張り綱も絡まないようにまとめて、ペグも汚れを落としてきっちり12本回収します。
設営時より撤収時の方が大変でした。
まとめ:撤収の方が大変だった
初めてのテント設営でしたが非常に簡単でした。これは製品が優秀な証拠です。
荷物がコンパクトにまとまるが故に、撤収の方が大変に感じました。とくにシュラフ。
あとは経験して慣れるしかないなと思いました。
以上が、初めてのテント設営をしてみたという話でした。
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