登山ソックスのレイヤリング!finetrackスキンメッシュソックスの購入レビューと効果

こんにちは、アキです。

今夏、登山用の靴下を買い換える機会があり、せっかくなので「ソックスレイヤリング」を始めました。登山におけるインナーシャツやインナータイツにおけるレイヤリングは当たり前だけど、靴下は1枚しか履かない人も多いんじゃないかな。(自分だけかな)

一張羅のソックスに穴が開きました

キャラバン靴下

これまでソックスの重ね履きはしなかったし、登山の頻度も低かったので登山用ソックスは2セットしか持ち合わせていなかった。ちなみに愛用していたのはCaravanの「RLメリノ・トレック」で、色違いの2セットを揃えていた。

 

 

宿泊登山の場合は、基本的に1セットを履き回してもう1セットは予備としてザックにしまっておく。2泊のときは流石に履き替えたけど、1泊の場合は予備ソックスに履き替えたことはない。

その後1セットはすでに穴が空いて破棄しており、予備だったソックスをメイン使用していました。しかも近頃はもっぱら1泊以上の登山はしないので追加の予備ソックスは購入をせずにいた。

そんな一張羅ソックスに来たるべき時がやってきた。

 

かかとに穴が空いた。

登山中、かかとのペタペタしたような感触に違和感を感じたので登山靴を脱いで確認してみるとこの有様だ。

 

つま先にも穴が空いていた。同時に穴が空くなんて。

爪先部分は爪の伸び具合では簡単に穴が空いてしまうが、かかと部分は長期的に使用してすり減らしていなければ穴は空かないと思う。限界まで履き潰されてソックスも本望じゃないでしょうか。

ちなみにCaravanソックスを履いていたことに深い意味はない。

2014年に初めての富士登山をする際に、店で“なんとなく”選んで購入しただけのソックスに履き慣れていたので、同じものを追加購入していただけです。強いて言うなら、RLソックスは右用と左用に分かれているところがお気に入りだったな。

ネットで新たにソックスを探したところfinetrackの「インナーソックス」に興味を持って購入に至ります。

 

finetrack スキンメッシュソックス購入

『ソックスをレイヤリングするという新常識』

finetrackのHPではソックスレイヤリングの有用性について紹介しています。シャツやタイツでのレイヤリングがあるのならソックスにもレイヤリングという概念があるのは当然。僕は今さらながら気づかされた。(詳細は公式HPをどうぞ)

ソックスレイヤリング | 国産アウトドアブランドのファイントラック

 

そして紹介されるがままにfinetrackのソックスを購入。

  1. メリノスピンソックス アルパインレギュラー
  2. スキンメッシュソックス レギュラー
  3. スキンメッシュソックス 5本指レギュラー
以上の3種類。

基本的には「スキンメッシュソックス」をインナーとして履き、その上に「メリノスピンソックス」を重ね履きする。

インナーソックスに5本指タイプも購入したのは、普段から仕事中はワークマンの防臭5本指ソックスを愛用しているので、5本指ソックスの快適さには絶大な信頼を置いているため。

今回選んだ「メリノスピンソックス アルパイン」は春〜秋山タイプなので、この先の冬季登山には「メリノスピンソックス EXP」も購入しておきたい。アルパインは中厚手タイプ、EXPは厚手タイプになっています。丈の長さも2パターンから選べるので気温によって調整できます。

 

 

finetrack製品では「ドライレイヤー」が人気な下着類ですが、このスキンメッシュソックスも同じシリーズ。高い吸水性が足をドライに保ち、不快な濡れを軽減して汗冷えを抑える。湿気が原因である菌の繁殖を抑えることで防臭効果も高く、インナーソックスとして有能だ。

肌が透けて見える程度の薄さで違和感なく重ね着できます。薄いので通常よりも穴が空きやすいと思うので、スペアも一緒に購入しておくことをおすすめします。

 

 

実際に履いて登山してみた

実際にこのソックスレイヤリングで登山をしました。

finetrackの靴下でつま先が痛む!

finetrackのソックスレイヤリングの組み合わせで標高差1,500mクラス(七面山)で登山してみたところ、まさかの「つま先が痛む」という経験をしました。痛みは下山時のみで、下山後はスッと消えました。着地毎に歯を食いしばるくらいには痛みました。

登山靴は履き慣れているものだし、岩場のない整備された登山道だ。この初めての痛みの原因に心当たりがあるとすれば「ソックスを替えたこと」しかないんだよな。

 

急遽Caravanソックスを購入

つま先を痛めた数日後にはテント装備を担ぐ予定があった。このままでは不安なので急いで別のソックスを探すことにしました。

急遽、購入したのはCaravanソックス。

これを履いてからの登山ではつま先が痛くならないの。テント装備も背負ったし、塔ノ岳クラスの山も歩いてみたが痛くなる要素は皆無。やはり原因はfinetrackのソックス。

履き慣れていたCaravanソックスよりも「メリノスピンソックス アルパイン」は少し薄手だったのが原因だと思う。愛用している登山靴とソックスがたまたま相性が良くてこれまでは異常を感じたことがなかったのだろう。ソックスが少し薄くなるだけで調子が狂ってしまった。

これはけしてfinetrackが悪いわけではない。厚さの変化が原因だったのならEXP(厚手)を購入して再度チャレンジしてみようと思う。

 

急だったので以前の愛用モデルと同じソックスを見つけられなかったけど、このCaravanソックスも右用・左用と分かれているお気に入りポイントは健在です。デザインは少し違うけど近いモデルだと思う。(調べてみたら「RLドラロン・マダラックス」というモデルでした。)

CaravanのRLソックスはいいぞ。

 

8月中旬のテント泊登山をした翌朝、ソックスが臭うことはなかった。インナーソックスを履いていたことによる効果は高い。寝るときは1枚脱いでインナーソックスだけの状態。

しかし5本指ソックスとしてのクオリティが低くて気になった。写真でも分かるけど、不要な部分が弛んでいたり1本1本の指のフィット感も低い。仕事で毎日のようにワークマンの5本指ソックスを愛用しすぎてどうしても比べてしまう。きっとドライレイヤーの素材で5本指ソックスを造るには難しいのだろうということで目を瞑る。

クオリティに違和感を感じつつも、実際にインナーソックスとして履いて登山をしている最中に気になることは一切なかったです。finetrackのドライレイヤーは優秀です。

 

まとめ

ソックスに関して「これを履いておけばいい」というものではなく、自分の足の形・登山靴の形やサイズ感によってソックスの相性も変わる。少しバランスが崩れただけでつま先の痛みなどの異常に繋がってしまいます。登山において足元のトラブルは命取りになりますからね。

履き比べて相性の良い製品を探す大切さを学びました。今夏はソックスレイヤリングをきっかけに良い勉強になったな。