こんにちは、アキです。
9月18日に発売された「Apple Watch SE」を購入して、軽くランニングや登山にて使用してみたので感想などを綴ります。ちなみに、9月16日に発表してすぐに注文したけど発売日から10日後くらいに届きました。
iPhone SEでもお馴染みのように「Apple Watch SE」は価格が29,800円〜と手を出しやすいお手頃モデルで、同時発売「Apple Watch Series 6」の廉価版という位置付けになる。はっきり言うとApple Watchを普段使いするつもりはなかったので安いモデルが登場したのはありがたい。
Apple Watch SEの購入
現行モデル「Series 6」と、廉価版モデル「SE」には機能面に差があります。分かりやすく言うと、Series 6から余計な機能を削ったのがSEということになる。
Series 6に搭載され、SEには非搭載の特筆機能は下記の3種。
- 心電図機能
- 血中酸素濃度センサー
- ディスプレイ常時表示
これらの機能は不要だと思ったので迷わずSEを購入しました。
血中酸素濃度を計測することで高山病の早期発見に繋がるので、一見は登山に良さそうな機能にも見えるけど実際は(僕の行動範囲では)無くても困らない。これまで日本標高1〜3位まで登山してみて高山病になるのは富士登山だけなのは分かっているし、対策も心がけているし、自覚症状も把握している。なので不要かなって。
40mmアルミボディのスペースグレイを最低価格の29,800円で購入しました。登山で傷だらけになるのですでにケースに入れています。(取り外すの面倒くさい)
ナイキモデルですが価格は変わらずに、通気性のいい専用ベルトだったり専用のディスプレイ表示とかあるのでお得です。
ちょこっと触ってみて「ディスプレイ常時表示」も不要だと判明。G-SHOCKのバックライトのように腕を掲げれば自動でディスプレイ表示されるのでとくに困らないです。
登山などアウトドアでの使用にはバッテリー節約が大事なので見ていないときは消灯していて欲しい。そもそもApple Watchを常時眺めているわけでもないのに常時表示の必要性が分かりません。
Apple Watchの裏側の心拍センサーで心拍数の計測ができます。
登山やランニング時のペース調整に役立ちそうですね。
ナイキモデル専用のベルトです。
穴がたくさん空いていて通気性が良く蒸れにくい。
ちょっと感動したのが磁気充電器。
ライトニングやUSBのように端子を接続するのではなくて、磁気充電器のマグネットでピタッとくっつけるだけで充電される。これすごい。
登山・ランニングで使ってみた感想
登山・ランニングだけという限定的な使い方ですが感想です。
ランニング
ランニングのためにApple Watchを導入したと言っても過言ではない。
これまでiPhoneで「Nike Run Club」のログ記録をしていたけど、iPhoneの携行にはウエストポーチ等が必須なので邪魔くさい。Apple Watchは腕に装着しているので簡単に操作できるし、走りながらでも画面上の情報を確認しやすい。
iPhoneを持たずにランニングをしても、帰宅後にWi-Fi経由でアプリにログ記録が同期される。Apple Watchだけでランニングに出かけられるようになって快適です。
同時にワイヤレスイヤホンも導入したので快適化が止まらない。いつ同期されたのか不明だけど、iPhoneに入っていた音楽がすべてApple Watchにも入っていました。くっそ快適。
欠点は「バッテリー管理」が面倒なこと。
Apple Watch・イヤホン両方がバッテリー充電されていないとランニングでは使い物にならない。使いたくなった時にバッテリー残量10%だったりすることもある。普段使いしている人なら毎日充電する習慣なんだろうけど、限定的な使い方をしているとバッテリー管理が面倒だ。
登山
Apple Watchを登山で使いたかったけど1つ問題があった。
YAMAPが使えない。
Apple Watchを登山で活用するには「ヤマレコ」を使うことになる。しかし僕はYAMAPへ移行してしまったので今さらヤマレコに戻る気もない。なぜApple Watchを買ったのか問われたら「ランニング用」としか言えない。登山での使用は二の次だ。
それでも何か役立つかもしれないという期待を込めて、ヤマレコなしでApple Watchを登山に持ち出してみました。
Apple Watch SEを装着して訪れたのは北アルプス奥穂高岳(標高3,190m)です。日本第三位の標高の山になります。
歩いている最中に心拍数を見たり、各種通知からLINEの内容をApple Watchの画面で確認できるのが便利だった。ここまでの山行で役に立ったかどうかと言われたら「あれば便利だけど、無くても困らない」というレベルでした。
ヤマレコでもYAMAPでも、そもそも記録写真を撮影するためにiPhoneを取り出す機会が多い。片手にiPhoneを握りしめている時間も多いほどだ。そうなると腕時計で地図の確認をする必要性も少ないということが判明した。
それでも意外と便利だと思ったのが標高の確認です。
iPhoneにも入っているお馴染みの「コンパス」というアプリを開くと現在位置の標高が表示されます。これを時計画面に表示させておけばひと目で標高確認ができる。
奥穂高岳の山頂で確認すると標高3,190mに対して「3,163m」という表示。マイナス27mの誤差ですが標高合わせの手間もなくてこの誤差なら精度が高いんじゃないかな。おそらくGPS情報から標高を割り出しているのだと思います。
そして欠点はやはり「バッテリー管理」ですね。
1泊登山の1日目ですでにバッテリーは半分以下。夜間は電源オフにしておいたり工夫しても2日目の下山時は残量10%ほど。地図表示していなくてこれですよ。2泊なんて不可能だ。
バッテリーが切れたら時計としても使用不可。ただの鉄の塊と化す。
やはり登山でソーラーじゃない腕時計は不安しかない。
一緒に購入しておきたいアイテム
なんやかんやApple Watchは便利なんだけど、それ以上に気になるのが「バッテリー管理」です。登山、ランニングだけという限定的な使い方だと尚更です。
そこで充電アイテムを後から購入しました。
可能ならApple Watchと一緒に購入しておきたいアイテムです。
コンパクト磁気充電器
登山にスマホ充電のためにモバイルバッテリーを持ち歩いている人は多いと思います。登山中にApple Watchを充電すればすべて解決します。しかしApple WatchはライトニングでもなければUSBでもなく、専用の磁気充電器がないと充電できません。
というわけで登山用に磁気充電器を購入。ケーブルがなくてコンパクトに持ち運べますが、登山の荷物が1つ増えてしまうと思うとスッキリしない。
モバイルバッテリーに差し込んで磁気部分にApple Watchを乗せるだけ。
充電スタンド
家でのバッテリー管理のために充電スタンドを購入しました。決まった場所に置いておくだけで充電できればバッテリー管理が楽になるという目論見。
純正の磁気充電ケーブルを取り付けます。
使わないときは常に充電スタンドにセットしておくことで満充電を維持します。(過充電が不安なのでPCの電源に連動させて充電しています。)
ケースも充電スタンドも同じspigen製品だからなのか、ケース付きでも問題なくセットできます。ケースによっては正常にセットできない場合があるので注意ですね。
1ヶ月使ってみての感想
ランニング用としては神アイテムです。Apple Watchだけに限らないですが、腕時計だけでログ記録ができると本当に快適になります。おすすめです。
登山用としてはヤマレコユーザー以外には微妙だと思います。今のところ「G-SHOCKでいいじゃん」ってレベルなので、YAMAPのApple Watch対応を切に願います。もし他に登山に便利なアプリがあるようでしたら教えていただけると嬉しいです。
双方で欠点となった「バッテリー管理」は便利そうな充電アイテムで乗り切るしかないですね。意識的に充電を心がけないといけなくなったのは少し手間に思います。Apple Watchに限らずにスマートウォッチのデメリット。
こうなるとソーラー充電に対応したガーミンのスマートウォッチが気になる…