田貫湖で出会った黄金の気嵐と富士山のリフレクションが綺麗だった

田貫湖の黄金の気嵐とリフレクション

こんにちは、アキです。

紅葉も落ち着き冬の景色へと移り変わるタイミング。僕は季節ものを追いかけるという経験が少ない。この時期に何が撮れるのかイマイチ分からなかったが、ピーカンであれば星でも撮ろうかと出撃しました。

星を撮りつつお馴染みの田貫湖で朝を迎えるという、そんな撮影記録です。

富士山撮影記

朝霧アリーナで比較明合成

まず星の撮影に選んだのは朝霧アリーナです。あんまり夜間の撮影はしないので星には詳しくないです。とりあえず富士山にカメラを向けて撮るという。

朝霧アリーナで富士山と星

この手前の木のシルエットがお気に入りです。

星ということで久しぶりにソフトフィルターを使用したけど、やはり景色を入れての撮影ではソフトフィルターは使いにくいですね。富士山などの景色も少しぼやけてしまう。

ハーフND的な使い方のできるハーフフォグなるフィルターも見つけたが、ハーフソフトフィルターを自作している人も多いようだ。ブログネタ的にも自作してみようかなぁ。

朝霧アリーナで富士山と比較明合成

比較明合成用にインターバル撮影もやりました。

富士山界隈で合成がディスられる傾向なのが悲しいですが気にせずにやっていきます。合成技術を受け入れるのも受け入れないのも人それぞれ。正解などない。

ちなみに今回のインターバル撮影は完全に失敗だと判断して15分程で終了させました。

シャッタースピード30秒×30枚の15分バルブ相当。

失敗になった理由は3つ。

  1. 車のテールランプが木を照射してしまった。
  2. インターバル1秒による飛行機の軌跡の途切れ。
  3. 雲が流れ込んでしまった。

こんなところです。

朝霧アリーナで富士山と比較明合成

星のスピードだとインターバル1秒空けても一本線になるけど、飛行機のスピードだとインターバル1秒あると軌跡が途切れてしまって変な感じになっていました。

テールランプの赤い光はなんとか弄って抑えることも出来たけど、それでも違和感が凄いあるので実用的な方法ではない。失敗は失敗。どうせ雲が邪魔なのです。

そしてライトで思い出した。

夜間撮影時の照明について PASHADELIC|パシャデリック

有名サイトのブログでこんな記事を見ました。

夜間の撮影時には「ライトを消すのがマナー」という風潮があるかと思うけど、車でも人間でもライトは夜間の安全な行動のための必需品なので文句など言えないと思います。

自分のシャッターのために他人の安全を奪う権利なんてない。先に来ていた人が偉いなんてこともない。

僕も以前、「バルブするからライト消して!」と周囲へ要求する声を聞いたことがある。あれは鬼だったな。10分以上かかるだろうに。

トラブル回避のためのルール化も分かるし、僕もライトを使う際は前方照射は避けるよう心がけています。

しかし、そもそも邪魔が入ってしまう撮影ポイントを選んだ自分の失敗として諦めるものだと僕は思っています。邪魔の入らない撮影ポイントに行けばいいだけなのだから他人に押し付けることではないのです。

みんなカリカリしすぎでしょう。

人気撮影スポット怖ひ。

ほんと安全第一でお願いします。

田貫湖で日の出と気嵐

雲が湧いてしまったので星の撮影は早々に終了して田貫湖へと移動して少しだけ仮眠。

日の出時刻は6時半。知らない間に随分と日の出は遅くなっていました。5時には湖岸に移動したが土曜なので普段よりもカメラマンが多かった。

田貫湖で朝焼けと逆さ富士

さっきの雲は一時的なものだったので、すでにピーカンに近い状態になっていました。一応1焼けかな、僅かに残った雲がほんのりと焼けていました。

風も少なくてリフレクションが綺麗ですが、ピーカン過ぎてなんとも言えない。

クロスフィルター

特に狙いもなかったのでクロスフィルターで遊ぶことにしました。これも久しぶりに使うフィルターですが、たまに使うと面白いものです。

これで日の出を撮影してみました。

クロスフィルター使用で田貫湖の富士山と日の出

4本の光条がキラーンと。

レンズ絞りによる光条もいいけど、クロスフィルターによる光条でダイヤモンド富士とかやってみたら面白そうだ。ググったらすでにやっている人がいたけど。

田貫湖の気嵐と逆さ富士

日が出ると湖面には気嵐が発生し、太陽に照らされて黄金に染まった。

もう少したくさん気嵐が出てくれたらなって思うが、多すぎない気嵐のおかげで綺麗なリフレクションも残しつつという展開だったので結果オーライということにします。

気嵐とは
晩秋〜冬にかけて最も気温の低い日の出頃に発生する、水面に湯気のような蒸気が立っている現象です。夜間に放射冷却によって冷やされ重くなった空気が山々に沿って温かい水面上へと流れ込み、冷たい空気に冷やされた水蒸気が霧に変化します。「蒸気霧」が正式名称だそうです。

気がついたらすっかり冬の姿に

ほんの少し前までは「冠雪まだかー」と思っていたのにすっかり雪化粧がデフォルトとなっていました。すでに有り難みが薄れている気もする。

朝霧アリーナからの富士山

静岡側でもたっぷりな冠雪でした。

再び朝霧アリーナに戻って撮影。なぜ立ち寄ったのかは分からないけど、なんとなくリベンジ的な気持ちだったのだろうか。

朝霧アリーナからの富士山

美しいですね。富士山って。

改めて感じさせられます。

明るくなった朝霧アリーナはドッグラン的な広場として使われていました。ワンコたちが駆け回っていた。

そんな土曜の朝の撮影でした。

まとめ:自作フィルターに興味があります

自分の撮影スタイルに特化するのであれば、自作フィルターという手もあるのか。奥が深いな。

と思ったけど、角型のソフトフィルター買ってホルダーで位置調整すれば部分的に効果をかけられるじゃん。と、ここまで書いたところで気が付きました。自作の必要は無いと。

奥が深いな。