標高3000mの高山でファイヤースターターを使った理由と効果|登山に最適な着火法

こんにちは、アキです。

マグネシウムファイヤースターターが思いのほか使い勝手のいいツールだったので使用レビューも兼ねての紹介記事を書きます。

日本で二番目に高い山、標高3193mの北岳(南アルプス)へと登山して使用してきました。使用している動画も撮ってあります。

ファイヤースターターがおすすめな理由

登山をする上での着火器具の使用目的はガスストーブの点火装置としての使用がほとんどかと思います。

ガスストーブの点火に使うのであれば「火花」さえ出ればいいのです。なのでライターである必要はありません。ファイアースターターがあれば、ガス栓を開いて火花を「バチッ」っと飛ばすだけです。

種類はピンきりなので当たり外れはあるかと思いますが安くて数百円のモノもあるので気軽に買えます。僕が買ったのは1000円以上はするものです。

まあ安すぎても少し不安かなって判断して選びました。

購入したファイヤースターター

これすごい使いやすいです。擦りやすくて火花の量も多い。軽いのでエマージェンシーセットとしてザックに常備するのもおすすめ。

持ち手の部分がホイッスルになっているので緊急時に使用できます。登山向けかと思います。

 

上のより少し安いだけあって、火花の出る量が少ない感じもする。というか擦り方も少しコツが要る感じですが値段相応かと思います。

でも問題なく火花は出せます。金属感がカッコよくて買ってみたけど無駄に重い。登山よりはBBQのようなアウトドア向けかな。

このファイアースターターの良いところはマグネシウムの量が多いこと。長く使用できますね。

届いたので擦ってみた

届いてさっそく開封。よーし、試しに擦ってみるぞー。

 

うおーい!

Amazonダンボールの上に想像以上の火花が飛び散って少し焦りました。燃えなくてよかった。とりあえず安心。一発目でこれなら十分使える。2000円以上だけのことはあるな。

 

実際に標高3000mで使用してみた

このファイヤースターターが到着した翌日に南アルプス北岳へと登山しに行きました。山頂は3193mで富士山の次に高い山。

宿泊予定の山小屋は標高3000mピッタリです。

持って行ったのはオレンジ色の方ですね。

金属感のある方は重量があるので登山に使いたくはないな。そして電子式ライターとフリント式ライターも準備してあります。

結論から言うと、まあ予想通りで電子式ライターのみ使えなくなっていた。フリント式は全然使えます。

ただ風が強いと点きにくいしガスという燃料にも限りがあります。火花だけで済むファイヤースターターがあれば確実かと。

使用してる動画も撮ってきました。

ガス栓のツマミを探してるのがちょっと恥ずかしいな。

5回位擦ってますけどこれはジェットボイルの形状の都合上、火花をガスに届かせにくいだけです。すでにお湯を入れてあるシーフードヌードルがありますが、これのお湯の時は一発で着火できました。

僕が本番に弱いタイプなだけ。

これに限って言えばプリムスの方が着火しやすいです当然。でもジェットボイル愛用なんだけどね。沸騰するの早すぎ。プリムスには戻れないマジで。

 

ちょうどこの時すぐ隣で「カチカチッカチッカチッ」と何度も繰り返す音が聞こえました。

誰だこんな所でリズムを刻んでいるのは

電子ライターが点かなくて困ってるおじさんがいました。出番が来たなとニヤニヤしながらフリント式ライターを手渡しました。

おじさんは「古いライターなら点くのかー」と感心していた。

まとめ:マグネシウムの棒が優秀

人によっては付属のヘラではなくナイフの背で擦ってる人もいるようです。なんかカッコいい。

その場合はマグネシウム棒だけあればいいのでヘラも置いて行くことができますね。ちなみにヘラのことはストライカーと呼ぶそうです。

そんな感じで僕はファイヤースターターもフリント式ライターも常備することにしました。

これさえあれば念願の『富士山の頂上でカップ麺を食べる』という目標が達成できる!ご来光待ちで寒さの中で震える人たちの前で暖かいカレーヌードルを食べたい!

以上が、高山での着火はファイヤースターターがおすすめな理由でした!

合わせて読みたい