初心者向け雪山グローブ選びガイド|雪山登山のためのおすすめレイヤリング法

こんにちは、アキです。

そのうち挑戦したいと考えている“雪山登山”のために揃えたグローブ類の紹介です。

今年に入ってから「雪山に挑戦したいなー」と思い始めて、シーズン終了ギリギリか、残雪期を考えて少しずつ雪山装備を揃えていたのですが、今シーズンはコロナによる影響で挑戦は断念。来シーズンへの持ち越しとなってしまった。

雪山登山を想定したレイヤリング

雪山グローブ

購入前に下調べをすると、雪山用グローブは一つ買えばいいわけではなく複数のグローブを組み合わせて使い分けるのが基本だということはよく分かりました。写真はごちゃごちゃしていますが、今回購入したのは5種類のグローブです。もちろん全て携行する予定で選びました。

雪山ではウェアと同様にグローブでも“レイヤリング”を考慮する必要があり、基本的に複数のグローブを重ねて使用する。主に「オーバーグローブ」と「インナーグローブ」に分かれる。

オーバーグローブは防風防水で一番上に装着するグローブで、ウェアで例えるとハードシェル的なイメージ。インナーグローブは文字通りインナーとして内側に装着する防寒や吸汗を目的としたグローブです。

揃えたグローブ類
  1. オーバーグローブ1(インナーグローブ一体型)
  2. オーバーグローブ2(サブ的なやつ)
  3. オーバーグローブ3(予備的なやつ)
  4. インナーグローブ1(薄手のやつ)
  5. インナーグローブ2(厚手のやつ)
来シーズンの雪山登山まではまだ時間があるので、もしかしたら追加購入して入れ替えがあるかも知れないけど、今のところ揃えたグローブはこの5種類です。参考までにどうぞ。

ソロイスト フィンガー(BLACK DIAMOND)

BLACK DIAMONDソロイストフィンガー

まずメイングローブとして選んだのはBLACK DIAMONDの「ソロイスト フィンガー」です。雪山用のグローブとして評価の高い製品だったので、口コミを信じて購入しました。5本指タイプの「ソロイスト」もあります。

こちらは一見するとミトンタイプですが、人差し指が独立しているので完全なミトンタイプよりも細かい作業ができる。ミトン風で5本指タイプよりも暖かく、最低限の作業には支障が出ないという設計です。

悩んだけど、人差し指だけ独立していれば十分な作業ができると判断して「ソロイスト フィンガー」に決めた。

BLACK DIAMONDソロイストフィンガー

インナーグローブ一体型なのでこれ一つ購入すればすぐにでも使えます。このインナーグローブは脱着が可能なので取り外して洗濯できたり、登山中に濡れてしまっても別のインナーグローブに交換することが可能。マジックテープで固定されるのでズレの心配もない。

まずはこの「ソロイスト フィンガー」をメイングローブとしての使用を考えています。

防寒テムレス(SHOWA)

防寒テムレス

雪山用オーバーグローブとして有名なのがSHOWAの“防寒テムレス”です。今さら僕が説明するまでもない定番製品だと思います。ブルーのやつなんて見るからに便所掃除に使う手袋ですが、このテムレスの防水性能が雪山用オーバーグローブとして相性が抜群。さらに低価格であることから実際に愛用者が多いとされています。

ブルーの「防寒テムレス」があまりにも雪山登山用に人気が出たため、SHOWAはついに登山者向けに改良された「TEMRES 02winter」を発売しました。しかも“便所掃除”を感じさせないブラックです。面白そうなのでこの2種類のテムレスも購入した。

防寒テムレス

軽量なポリウレタン製でマイナス60度の環境下でも柔軟性を保つので手の曲げ伸ばしがスムーズ。そんな低温な場所には行かないので関係ないですが、とにかく寒さで固くならないのは安心。もちろん“防寒”なので内側にはボアタイプの裏起毛が施されていて保温性が高い。

公式HPでは「水は通さず湿気は逃がす」というゴアテックス的な性能でムレにくいということです。(これだけ低価格だとそこまでの性能は期待していませんが)

見た目は便所掃除の手袋でもちゃんと雪山に耐えうる性能になっている。

防寒テムレス

登山者向けに改良された「TEMRES 02winter」にはグローブを繋いでおけるバックル、袖部分を絞って雪の侵入を防ぐドローコードが付いている。他はブルーの防寒テムレスと同じ。

登山時にちょこっと便利になるが、これだけで2,000円くらい高くなる。必要ないと思うのならブルーの防寒テムレスでもいいと思います。

テムレスとBDソロイスト

「ソロイスト フィンガー」をメインに、「TEMRES 02winter」をサブとしての使用を考えています。とにかく寒い時はソロイスト、暑くなったり細かい作業が必要なときは防寒テムレスに交換したりと、気温や状況によってこの2種類を使い分けたいです。

防寒テムレス

ブルーの防寒テムレスは予備として携行します。軽いのでザックの底に入れておいて邪魔になることはないです。防寒テムレスが如何に優秀なオーバーグローブだとしても、本当にテムレスのみだと不安なのでサブや予備としての使用が無難かもしれないですね。

そして安いは正義です。

インナーグローブ(モンベル)

防寒テムレスとインナーグローブ

低価格で優秀な防寒テムレスを紹介したけど、あくまでもオーバーグローブなので防寒テムレス単体だけでは雪山での使用は危険。インナーグローブも用意する必要があります。

インナーグローブにはmont-bell製品から厚手の「レイヤードグローブ」と、薄手の「トレールアクショングローブ」を選びました。こちらも気温や状況に応じて使い分けていこうと思います。厚手グローブにはメリノウール系も揃えておきたいと考えています。

モンベル トレールアクショングローブ

ちなみに「トレールアクショングローブ」は在庫のない店舗もありましたが、代替品としてワークマンで販売しているファインドアウトの防風グローブ(写真:右)がおすすめ。冬場のランニング用に使っていたけど、素材や厚さ的にトレールアクショングローブにけっこう近く、たしか1,000円もしなかった。

ワークマンのサイトには載っていないけど季節的な問題かもしれない。また秋物として登場する可能性もあるので、気になる方は次シーズンにワークマンをチェックしてみて下さい。

まとめ

はじめての雪山登山のために揃えたグローブ類の紹介でしたが、まだ入れ替えの可能性もあります。もちろん初心者が選んだものなので正解ではありません。

あくまで参考までにどうぞ。

揃えたグローブ類ラインナップ
  • ソロイスト フィンガー(BLACK DIAMOND)
  • TEMRES 02winter(SHOWA)
  • 防寒テムレス(SHOWA)
  • トレールアクショングローブ(mont-bell)
  • レイヤードグローブ(mont-bell)
撮影や登山の時のグローブ事情