こんにちは、アキです。
H&Y Filterから『K-Series ドロップインNightフィルター』が2021年11月30日から販売開始されました。
ナイトフィルターというのは各メーカーからも販売されている「光害カットフィルター」のことで、夜景撮影において街明かりによる不要な光害を軽減することで色かぶりをおさえ、自然な星空に仕上げる効果のあるフィルターです。
H&Y Filterからは従来のマグネット式角型フィルター『100x100mm K-Series Nightフィルター』がありましたが、使い勝手の異なるドロップイン式のナイトフィルターが登場したということです。
今回はドロップイン式の使い勝手について紹介します。
ドロップイン式ナイトフィルター登場
当ブログでは以前「マグネットシステムのH&Yフィルターセットで撮影が快適になるか【初見レビュー】」にて以下のような感想を書いていました。
個人的にはドロップインシステムの利便性に感動しました。光害カットフィルターのドロップイン版があれば嬉しいです。よろしくお願いします。
これをH&Y Filterの方が見ていたようで本製品の情報を教えていただきました。実はこの要望からドロップイン式ナイトフィルターが製品化されたという説も(僕の中で)あるとかないとか。
それだけドロップインシステムの使い勝手を気に入っています。
簡単に説明すると写真の通りです。
フィルターホルダーの専用スロットに差し込むフィルターが「ドロップイン式フィルター」になります。カシャッと抜き差しできて磁力によって固定され、付け替え作業は非常にスピーディで簡単。
一見すると、マグネット式の角型フィルターでも使い勝手は変わらないように思います。
僕は星景撮影をするときはマグネット化したハーフソフトを使用します。
ホルダーの固定ネジは1枚までしか固定できないため角型フィルターを2枚重ね付けるよりは、空いているドロップインスロットを利用できるなら利用したいと思っていました。視界の悪い夜間撮影中に不意な衝撃を与えたり、後ろからの強風を受けてフィルターを落下させるリスクが減るからです。
兎にも角にも、ドロップインスロットが空いているのなら使いたいという話。
これまで僕は「ねじ込み式ナイトフィルター」を使用していました。
ねじ込み式と比較してしまうとドロップイン式の利便性は格段に高い。
ねじ込み式の場合、レンズにフィルターを取り付けたその上にホルダーを取り付けるしかなくて面倒です。いちいちホルダーを脱着しないとねじ込み式フィルターへアクセスできない。
ナイトフィルターの有無で撮り比べたいときは手間になる作業です。
夜間撮影にホルダーが不要な方はねじ込み式でも問題ありませんが、くるくるとねじ込む作業まで考慮するとやはりドロップイン式の使い勝手は高いです。
夜間撮影から夜が明けてきたらドロップイン式のCPLへと差し替えるだけ。撮影シチュエーションによってはドロップイン式NDなども使用可能です。
ホルダーを付けっぱなしにできるというメリットは本当に大きいです。
これで「ねじ込み式」のCPLフィルターとナイトフィルターが不要になりました。この2枚があれば夜間と日中とをドロップイン式で差し替えるだけなので楽ちんです。
まとめ
僕にとって欲しいと思っていた製品がそのまま登場したので嬉しい限り。少し触ってみただけでも想像通りの使い勝手なので、これから主要フィルターとして活躍してもらう予定です。
ここまでで角型マグネット式・ねじ込み式・ドロップイン式の3タイプがありましたが、撮影環境や撮影スタイルによってそれぞれのタイプの使い勝手は異なります。
当然ドロップインシステムが合わない方もいると思います。
でも選択肢が増えたことは良いことです。
ナイトフィルターを使用する方、H&Yフィルターホルダーを愛用中の方はぜひドロップイン式ナイトフィルターを検討してみてはどうでしょうか。
H&Y Filter製の100mm K-Series Holder専用なので注意してくださいね。