こんにちは、アキです。
撮影時にレンズフィルターを取り外せなくなって困った経験はありませんか?
ND、PL、クロス、ソフトと様々なレンズフィルターがありますが、使用する機会の多い人なら一度は経験があるのではないでしょうか。
キツく締め過ぎてしまうと取り外せなくなり、いざという時にレンズフィルターの交換が出来ずにシャッターチャンスを逃してしまう可能性もありますよね。
そんな時でもすぐにレンズフィルターを取り外せる方法を紹介します。
レンズフィルターを取り外せないときの対処法
取り外し難いフィルター
僕の経験上でレンズフィルターが取り外せなくなる場面として一番多かったのがPLフィルターです。
PLフィルターはくるくると回転させて偏光を調整する仕組みなので、フィルターの固定側と前面側がそれぞれ分かれた2段構造になっています。
固定側の掴む部分は非常に狭いので、もしキツく締めてしまった場合は非常に取り外し難くなります。取り外そうと回しても回転する部分だけがくるくると空回りしますからね。
しかも偏光を調整するためにくるくると回していると、それに合わせてフィルターがキツく締まっていくこともあります。緩く取り付けていたつもりでも気がついたらキツキツになっています。
他にも、フィルターの重ね付けをしたときに取り外せなくなることがあります。風景写真ではNDフィルターの重ね付けをする機会もありますよね。
重ね付けした2枚のフィルターだと、そもそも手で掴む面積が少ないので力が入れ難いのです。
重ね付けしたフィルターの片方がPLフィルターだった時はもう絶望です。僅かな面積をピンポイントで掴むのは至難の業。
寒い季節で手が悴んでいたりすると取り外すことはまず不可能です。(経験上)
このようにレンズフィルターが取り外せなくなるという場面で簡単に取り外せる方法があります。
専用工具フィルターレンチ
レンズフィルターを取り外すための専用工具が販売されているので、それを使用するだけという話です。
紹介するのはETSUMI フィルタールーズという製品で、ようするにフィルター用のレンチです。
販売しているメーカーは多々ありますが基本的に2個セットになっています。非常に安いです。
レンチの使い方は非常にシンプルで、見た目のままの使い方です。レンチでレンズフィルターの外周を囲むようにキャッチするだけ。
レンズフィルターの少ない面積を素手で掴むよりも確実にキャッチすることができます。
レンチは内側がギザギザになっている構造なので、レンズフィルターの外枠の溝にギザギザがハマりしっかりとキャッチします。すべり止めになっています。
僕の使用しているETSUMIのフィルタールーズはM・Lとサイズがあるのでフィルターサイズに合わせて選択しましょう。
46〜60mmはMサイズ、62〜77mmはLサイズです。
使い方
重ね付けした2枚のレンズフィルターを取り外す場合です。
2つのレンチを使用してレンズフィルター2枚をキャッチしながら回すだけで簡単に取り外せます。
なんとか素手で取り外そうと無理くりしているとフィルターのガラス面を汚してしまいますが、レンチを使用すればガラス面を汚さずに取り扱えます。
PLフィルターのように掴む部分の面積が少なくても問題なくレンチでキャッチできました。
レンズ本体からフィルターを取り外したい場合はレンチは1つだけ使用すれば取り外せます。片手はレンズ本体を押さえていれば大丈夫です。
ちなみにレンズフィルター+ステップアップリングという場合でも使用できます。レンチのサイズさえ合っていればですが。
フィルター1枚しか使用しない人はレンチは1つだけ常備していれば大丈夫ということです。僕も別々のカメラバッグに1つずつ常備しています。
まとめ:備えあれば憂いなし
そもそもレンズフィルターを取り付ける際にキツく締め過ぎなければ、素手でも取り外せますよね。少しゆとりを保たせておくといいかもしれません。
しかし困ってからでは遅いのです。レンズフィルターを多用する方は万が一に備えてフィルターレンチを常備しておいてみてはどうでしょうか。