こんにちは、アキです。
ケンコー・トキナー様のご厚意で「LEE100 ホルダー」「LEE100 ポラライザー(C-PLフィルター)」を触ることができたので紹介します。ハーフNDなど角型フィルターが主流となった昨今ですが、各メーカーごとにホルダーの使い勝手が異なります。LEE製のホルダーの使い勝手の参考になればと思います。
LEE100 ホルダーについて
今回はホルダーの使い勝手の紹介なので、角型フィルターに代表されるハーフND等についての説明は省きます。ハーフNDの使用目的については別記事で紹介しています。(白とび黒つぶれを無くそう!KANIフィルターのハーフNDを導入してみた)
2019年7月12日発売の「LEE 100ホルダー」はLEE製ですが、ケンコー・トキナーで代理販売しています。信頼あるケンコー・トキナーにて取り扱っているため安心感があります。
素材は「射出成形された複合材料」とされていて、剛性や耐久性の高いプラ製という印象。金属ではないので軽い。ホルダー全体にカーボン調のような模様が入っており高級感を感じます。ブルーのロックパーツが良いアクセントになっていて見た目はかっこいい。
77mm用アダプターリング(左)とLEE 100ホルダーをお借りしました。製品名にあるように、100mm幅フィルターに対応したホルダーで、レンズ口径に合わせたアダプターリングを使用すれば好きなレンズで使用可能。
まずレンズ口径に対応したアダプターリングを取り付けます。丸形フィルターやステップアップリングのようにくるくる回してねじ込むタイプなので簡単です。
アダプターリングへとホルダーを固定します。ツマミを引っ張ることでブルーの爪がアダプターリングの溝に引っかかるという仕組みです。同じくブルーの「ロックダイヤル」を回転させると90°ごとに「非ロック・ツマミのロック・ホルダーの回転ロック」の3段階で切り替えができます。間違ってツマミを引っ張ってしまいホルダーの脱落させる事故を防ぎます。
ホルダーを装着した状態です。爪が溝にハマっているだけなのでホルダー自体が360°くるくる回せるので、ハーフNDなどの角度の調整が容易です。(ロックダイヤルにてホルダーの回転ロックをすれば動かなくなります。)
デフォルトではフィルター2枚の取り付けが可能。(付属のフィルターガイドブロックを付け替えれば1枚〜3枚まで変更が可能)
プラ製のフィルターガイドブロックの隙間にフィルターを挟み込んで固定する仕組み。別メーカーのホルダーでは遮光スポンジのストッパーによる摩擦でフィルターの固定力を高めていましたが、LEE製ホルダーにはスポンジ的なストッパーはありません。プラ部品で挟んでいるだけ。
しかし簡単にフィルターがずれ落ちるようなことはない。むしろスムーズにフィルターを抜き差しできて扱いやすいと感じるくらい。三脚を移動してガタンと地面に置いた際の衝撃でフィルターがズレる可能性があるので注意。
付属のフィルターガイドブロックで、1枚〜3枚までの枚数に調節できます。専用工具1つで簡単に付け替えが可能。ボルト固定ではないので六角レンチが不要なのが便利ポイント。(ボルトは紛失しやすい)
LEE100 ポラライザー(C-PL)
フィルターホルダーと一緒にC-PLフィルターを同時に使いたい場合は、LEE製ホルダー専用の「LEE100 ポラライザー(C-PLフィルター)」が必要になります。
フィルター径105mmと大きなサイズで、専用ハードケースが付属しているので多少の衝撃では破損の心配もありません。
完全に「LEE 100ホルダー」専用のC-PLフィルターなので、レンズに直接装着することはできない。対応ホルダーへと装着するものです。
ホルダーへと装着した様子です。フィルター側の爪をホルダー側のくぼみにカチッとハメるだけなので、非常に簡単に付け外しができた。ねじ込みタイプは少し手間に感じるのでありがたい。そしてホルダーとC-PLフィルターの間に隙間ができますが、そこへ角型フィルターを差し込みます。
角型フィルターとC-PLフィルターを一緒に取り付けた様子です。少し斬新だと感じたのが、C-PLフィルターが“1番前面”に来ていること。これにより角型フィルターを装着していてもC-PLフィルターの調整が容易になる。これはよく考えられている。(角型フィルターよりも内側にC-PLを取り付けるタイプだと、角型フィルターを外さないとC-PLを触れなかった。)
今回、LEE製のフィルターホルダーを触ってみて1番のおすすめポイントだ。
まとめ
LEE製のフィルターホルダー関連は、過去に購入したホルダーよりも使い勝手が良かったです。C-PLが1番前面に来るのは良かった。
LEE製フィルターの描写なども検証したいところだったけど、お借りできる期間が限られていたので検証できるほど使用できませんでした。レンズもそうだけど、今の僕の少ない撮影機会となると借りた道具での検証は難しい。描写について記事にするならちゃんと購入してのんびり使用したい。
なので手持ちの某メーカーKの一式と入れ替えてみようか検討します。