こんにちは、アキです。
富士山の日(2月23日)と言えば塔ノ岳からのダイヤモンド富士を狙うのが僕の恒例行事ですが、今年は予定の都合で前日の22日のダイヤモンド富士を狙いに登山をしてきました。
とは言っても天気を見る限りダイヤモンドは絶望的な天気だった。23日でも雲が多く残ってダメそうかなーって感じだ。
まあ天気がダメでもダイヤモンド富士シーズンの塔ノ岳登山は恒例行事なので登ってきたよって訳でフォトログにまとめました。
富士山が見えなくても登らなくてはイケない理由
天気的にダイヤどころか富士山も見えなそうな天気だったけど、それでも僕らが塔ノ岳を登ることには理由があった。
ダイヤモンド富士シーズンの塔ノ岳登山は恒例行事だから
塔ノ岳のダイヤモンド富士を狙うのは4度目かな。彼女と一緒に登って撮影するのが恒例化している。山デートとして登る意味があるし、運動不足にならないように体を動かしたいしね。
土砂降りでも無い限り中止にはならない登山なんだよ。
みーくんの追悼登山だった
塔ノ岳山頂の山小屋 “尊仏山荘” の営業本部長であった猫ちゃん『みーくん』が亡くなったのだ。
2016年12月9日13時頃、みーくんは天国に旅立ちました。18歳という長寿猫でした。
聞いた話だと山の上に捨てられていたところを山小屋に拾われて育った猫ちゃん。若い頃は麓まで下山して遊び回っていたというタフなプレイボーイだったそうだ。おそらく麓にはみーくんの子孫がたくさんいるのではないでしょうか。
山小屋の看板猫だけあってみーくんに会いに塔ノ岳を登る人も多かったと思う。
僕も何回か会えたよ。体調が悪かったり、別の山小屋に出張していたり会えない日もあったな。
実は尊仏山荘のオーナーさんは猫嫌い。それでもみーくんの世話をしていたそうだ。
みーくんは沢山の登山客から可愛がられて幸せだったと思う。登山としてはけっこうボリュームがあり登るのは大変な塔ノ岳。でも山頂にみーくんがいると思うと頑張れるし、みーくんの存在に疲れを癒やして貰えるんだ。
みーくんお疲れ様。思い出をありがとう。ゆっくり休んでね。
そしてデブ猫ちゃんよ。塔ノ岳の看板猫はキミが受け継ぐんだぞ。
山小屋ではなくて山頂付近に野良として住み着いているデブ猫ちゃん。この子もかなりのタフガイだ。天気の悪い日はどうしているんだろうかと心配になる。
エサはね、登山客にいろいろ貰ってるだろうから大丈夫そうだけど。太いしね。
若い頃は常連さんにくっついて山を登り降りしていたそうな。実はみーくんの遺伝子を受け継いでいるんじゃないかと僕は思っていたりする。
ほとんどヤマメシのために塔ノ岳を登った記録
富士山が見えなくても楽しみは沢山ある。というわけで塔ノ岳は登ってきた。
きっかけは僕の「肉を焼きたい!」という発言からだ。今回はヤマメシを作るという目的があった。
そのためにフライパンも買っておいた。
静岡を出た頃はまだ富士山は少し顔を出していたんだけどね。大倉に着く頃は雲の中。その後、富士山が見えることはなかった。
登ったのは、22日で23日の富士山の日に下山するプラン。
天気予報だと夜中が大荒れな感じな天気だ。その通りだった。
しかし登らなくてはいけない登山がある!
大倉から登山道に向かう途中の自販機、めっちゃ安いよ。500mlのペットボトルでも110円とかだったような。
この廃れた感じも好きだ。
この辺りから登山開始って感じでいいのかな。僕としてはスタート地点はここってイメージがある。
スタート地点に居るのは丹沢クリステルさんと丹沢キャサリンさんだ。ちょっと草に隠れてるからよく探してみてね。
ちょっとまぼろし博覧会を思い出すクオリティだよねと相方が言う。
最初の茶屋まではウォーミングアップだ。ここに着く頃には暑くなるから上着を一枚脱ぐポイントとして丁度いい。
土日なら茶屋も開いているらしい。一回だけ開いているのを見たことあるような覚えがある。
最初の休憩ポイント。分岐だね。水場を通るルートは少し遠回りになる。
水場のルートの方面にテント場がある。丹沢ではテントを張るのは禁止されているがこのテント場でキャンプができるようだ。
でもね、キャンプ場がすごい序盤なの。テン泊するには低すぎる。この高さでテン泊するか?ってくらい序盤の場所だよ。
登山じゃなくてキャンプだけ楽しみに来るような感じだと思う。
この辺りで一瞬だけ陽が差したよ。綺麗な並木だ。
並木を超えるとすぐに『見晴茶屋』に着く。ここも開いてるの見たことないな。
トイレが綺麗だ。去年だったか改装されたばかりなんだよ。ありがたいね。
今回はバカ尾根ルートだからひたすら階段チックな道を登るよ。
見晴茶屋を超えるとそれっぽい階段状の道が始まります。
階段状の登山道ってキツいと言えばキツいけど、整備されていて安全な証でもあるよね。
歩きやすいし、迷いにくいし、本当ありがたいよ。
この板の部分、凄い歩きにくい(笑)
歩幅が合わないんだよね。一個ずつだと狭いし、一個飛ばしだとちょっとキツい。
また休憩ポイント。休憩ポイントがあると自然と休んじゃうな。
バカ尾根。ひたすら階段だよー。
他のハイカーを全然見かけない。この後から明日まで天気が崩れるし登る人は少ないようだね。
駒止茶屋。ここも開いているのを見たことがないな。
この辺りで雪が降ってきた。荒塩みたいのがパラパラと。
また歩きにくい板の道が出てくる。
作った人の歩幅で作られたのかな。足の長い人だったのだろうか。
名前忘れた、なんとか茶屋。
ここも開いているのを見たことないかも。(下山時に開いていた)ここは飲み物の無人販売とかやってたりする。
基本的に山頂の山小屋は通年営業なんだけど、道中の茶屋は週末だけの営業のようだ。
階段状の登山道をひたすら登るよー。
まだまだ階段は続くよー。辛くなってきたよー。
『トレーニングの山』と呼ばれるだけあってすごい鍛えられるよ。
山頂は雲の中だねー。
尾根歩きって楽しいよね。雪もちらほら残っていたよ。
晴れてたら最高なのに。
ここらでようやく雪を踏めた。カチコチだったけどね。
今回は相方が少し久しぶりの登山だったから僕の方が余裕があったかも。終始、先頭を歩いた。
案の定、山頂は雲の中。霧氷も少しあったよ。
とりあえずチェックインを済ませてお昼ごはんにした。もう3時近くだったかな。
初めてのヤマメシだ!
ヤマメシその1
新品のモンベル アルパインフライパンでさっそく調理開始。
なんだけど、全然焼けないのこれが(笑)
寒いせいだ。ここにきてジェットボイルの非力さが出てしまったよ。
ガスストーブについては別の記事にまとめた。興味ある人は覗いてみて下さい。
その後、小屋番さんが屋内(通路)で焼いてもいいと言うので屋内へ移動して調理を再開した。
外よりはマシだ。ジェットボイルでも焼けることには焼けたが、見るに見かねた相方が鍋でステーキを焼き始めた(笑)相方のプリムス P-153だとめっちゃジュウジュウ焼けてるの。
ジェットボイルは専用クッカーじゃないとすごく非力なんだと痛感した。
とりあえず一通り焼けた。調理って程ではないな、焼いただけだ。シイタケだけバター醤油で味付けたくらい。
肉が数種類に野菜とかチョリソーとか。
味の方はね、焦げ味が(笑)
ハハハ、油を忘れたのさ。
こうなるよね、当然。
これに関しての対策はすでに考えが付いている。次回のヤマメシが楽しみである。経験を積んで上達するのだ。
一応、焦げは帰ってからだいぶ落とせたからそれも記事にしようと思う。
とりあえず、『肉を焼いて食う』という目的は達成されたのだ。
その後、夜中には大荒れの天気予報は的中だった。とにかく風が強い。山小屋が揺れる揺れる。
しかし10時間くらい眠ることができた。寝不足をリセットできたよ。完全に撮影が無理だと分かってると思い切って眠ることができていいよね。
朝になっても風がビュービューとひどい。今日はこの中を登ってくる登山客はいないだろう。
でも、登ってくる人はいるんですよ。歩荷って呼ぶのかな?荷揚げをする方々。
丹沢チャンピオンさんともう一人の方が荷揚げをして来ました。灯油30リッターと他にも何か運んできていた。すごいなー。
しかも丹沢チャンプさんは去年だったか塔ノ岳の登頂を5000回達成していたけど、もうすでに5552回登っていた。
5555回達成の名刺を貰った。
この記事を書いている頃には5560回以上は超えているはずだ。とんでもない人だ。
午前中は暖かかった。外は5℃。お昼頃には8℃くらいまで上がったと思う。
ちなみに山小屋の宿泊客は6人だった。強風の中をカッパを着て僕らよりも先に下山していった。強風と言っても山頂付近だけだと思うけど。
少し下りたら風は弱まっていたと思う。
僕らは雨風が弱まるのを待っていたので結局はお昼くらいまで小屋でのんびりしていた。一番の理由は『レインウェアを出したくない』からだ。
面倒くさいじゃん(笑)
予報だと正午には晴れマークが出てるし。それまで待つことにしたんだ。
ヤマメシ その2
そして下山前の腹ごしらえにお鍋!
この鍋も昨日のヤマメシのつもりだったがお肉でお腹いっぱいになり食べ損ねていたのだ。
これが旨いのなんのって。
ヤマメシっていいよね。
味付けはキムチ味だよ。
相方が寒い場所に置いておいたおかげで肉も無事なはず。まあ加熱するし大丈夫でしょう。
箸はねモンベルの箸。カッコいいよ。
相方は〆のラーメンまで用意していた。あざーっす。
深刻なスープ不足に陥って少しスパゲティのような感じになったけど、美味しかったよ。
相方は足りないと思ったのか4玉持ってきていた。2玉で足りたね(笑)
腹ごしらえ後はみーくんに手を合わせてから下山です。
思い出の写真が山小屋のノートに貼ってあった。
また来るね。
予報通りの晴れとまではならなかったけど雨は止み、目論見通りレインウェアを出さずに下山できそうだ。
風はまあまあ強かったけどね。
花立山荘を超えたくらいで下界が少し見えた。景色なんて見えない登山だったからこの瞬間少し感動した。
下山中は鹿ちゃんにも出会った。6匹くらいに囲まれていた。
カワイイよね。お尻が白いの。
そういえば今日は富士山の日なんだなーとか思いつつも下山。傘雲をかぶりつつも富士山は見えたりしていたようです。
実は前回の2016年10月のダイヤモンド富士の時にご一緒した方とすれ違いになった。富士山の日のダイヤを狙いに来たようだ。
下山後は大倉の桜を撮ったりお風呂行ったりとのんびりしましたとさ。
まとめ:塔ノ岳のダイヤモンド富士を狙った結果
2015年10月 | ◯ |
2016年2月 | ☓ |
2016年10月 | ◯ |
2017年2月 | ☓ |
2月の撃沈率100パー!2月がまだゲットできないんだよなー。難しいね。
写真以外にも楽しめる要素があるので楽しい登山となりました。また撮りに来よう。
写真目的でもどうせ登るなら楽しんで登らなきゃね。イヤイヤ登って撮った作品は後で見返しても楽しくないでしょ絶対。
という訳でダイヤモンド富士よりもヤマメシを目的に塔ノ岳を登山した結果でした。