山用フライパンの焦げの落とし方と焦げ付かせない方法

こんにちは、アキです。

先日の登山にて初ヤマメシをしたのは良いんだけど、油を忘れたのもあって山用のフライパンを豪快に焦がしてしまった。

なんとか焦げを落としてみたのでその洗浄方法をまとめます。ちなみに僕の使ったモンベルアルパインフライパンはアルミニウム素材。山用として使うフライパンならアルミ製が多いのではないでしょうか。

素材に合う洗浄方法が決まってるんですよ。気をつけて下さい。

というわけでアルミニウム素材のフライパンの焦げの落とし方になります。あと山でフライパンを焦げ付かせないで使用する方法も紹介します。

アルミ素材のフライパンの焦げの落とし方

酢と洗剤を混ぜた水を火にかける方法

クッカーの焦げ付いた部分が浸るだけ水を張り、お酢と中性洗剤を少し混ぜて火にかけて沸騰させる。軽い焦げ付きなら沸騰させるだけで浮いてくる。吹きこぼれないように気をつけましょう。

この段階でも割り箸等で擦ってみるとポロポロ焦げが取れてきます。取れる分は擦り取っておいていいかも。

沸騰させたら火を止めて一晩放置します。(僕は我慢できなかったので放置したのは2時間くらいだった)放置が終わったら水をこぼしてキッチンペーパーやスポンジなどで拭き取る。この時に焦げが簡単に取れるという方法です。

完全乾燥させる方法

天日干しで完全乾燥させてからタワシなどで擦り取る方法。

これは上記の『お酢と中性洗剤を混ぜて沸騰させる方法』の後にやれば効果的な気もする。僕の場合、完全乾燥させるのが面倒だったのでフライパンを空焼きして水気を飛ばした。

山の上でできる応急処置

焦げ付かせてしまったその場できる方法として、『水を沸騰させて擦る』+『天日干しして擦る』くらいはできます。

クッカー類を使用した際に焦げ付かせてしまった場合って普通は帰宅後に洗浄しますよね。山の上でもある程度の焦げ落とし処置をしておくと後が楽になるので、その場でできる応急処置的な方法としてやっておくといいかも。

【禁止】アルミ製でやってはイケない洗浄方法

金属タワシでは絶対に擦らないこと。アルミフライパンは錆びにくくなる『ハードアノダイズド加工』や、焦げ付きにくくする『テフロン加工』されている物が多いはずなので、金属タワシで擦ってしまうとそれらの皮膜が剥がれてしまうので気をつけましょう。

重曹や塩素系漂白剤は使えない。ステンレス製などでは重曹などを使用した焦げ落としの方法があるが、アルミ製は酸性やアルカリ性に弱く変色しやすい。重曹を使うと黒ずみの原因になったりする。

お酢を混ぜた水を火にかけてみた

さて、この真っ黒なフライパンがどれくらいキレイになるのかな。

とりあえず僕は『水にお酢と洗剤を混ぜて火にかける方法』をやってみた。

 

なんだろう、洗剤を入れて火にかけるってことに抵抗があったのか『お酢』だけ混ぜて火にかけた。なんか怖いじゃん(笑)蒸発した洗剤を吸い込んで気持ち悪くなりそうで。

 

焦げの部分からブクブクと泡が出てきます。お酢の臭いがなんとも言えない。換気扇を回しておこうね。

 

お酢はこれ。あったやつです。

この辺りで2時間くらい放置してます。お酢だけです。

 

2時間放置した後に「やっぱり洗剤入れた方が効果ありそうだなー」と思い洗剤を投入してもう一度、火にかけて沸騰させた。

泡立ちます。やはり臭いがアレだった。大丈夫なのかなコレ。

でもよく見ると焦げがけっこう浮かんできている。効果はデカそうだ。

 

火を止めて、割り箸でカリカリしてみると簡単に擦り取れそうだった。

 

水をこぼしてキッチンペーパーで水気を拭き取ってみました。薄い焦げの部分は取れています。

本当はこのまま『天日干し』をしたかったが、もう日が暮れそうで干せない。なので空の状態で火にかける『空焼き』をして水気を飛ばした。天日干しより早く乾かせると思う。

 

空焼きした後もう一度キッチンペーパーで擦ってみます。ポロポロ取れます。

傷つけたくなかったのでタワシを使用しなかったけど、タワシならもっと簡単に取れると思う。

 

キッチンペーパーではこれが限界でした。分厚く焦げ付いていた部分が黒く残っていますね。

なのでもう一度、お酢と洗剤を混ぜた水を火にかけてみます。

 

たぶんね、しっかりと一晩放置してたらキレイに取れたような気がするよ。

今回はとくに放置することもなく、沸騰させてもう一度擦っただけ。

 

またキレイになりました。もう疲れたからこれでいい。もう一度やったり、放置する時間をしっかりと長めにしていればもっとキレイになったと思うが。

もうね、次からは『焦げ付かない方法・汚さない方法』を使うから少しくらい焦げが残ってたって気にならないよ。

てことで『焦げ付かせない方法』の紹介です。

山でフライパンを焦げ付かせない確実な方法

なーんでこんなことに気づかなかったんだ…普段から料理なんてしないもんでー。

焦げの落とし方とかどうでも良くなった。最高なアイデアがあったじゃないか。

山に限らずフライパンを焦げ付かせずに使用する方法とはフライパン用のアルミホイルを敷いて使用するだけという簡単な方法だ。

フライパンにアルミホイルを敷いてその上で肉でもなんでも焼くだけ。フライパンは焦げどころか汚れもしない。調理が済んだら丸めてゴミ袋にポイするだけだよ奥さん!

フライパン専用のホイルがあるが、これがまた “油が無くてもくっつかない” と来たもんだ。

まとめ:アルミホイル最強伝説

しかもさ、アルミホイルって使う分だけ折りたたんで持ち運べばほとんど荷物の邪魔にならないよね。重量も無いようなものだ。

ホイル焼きだとかもできるしマジで夢が広がりんぐ!油が要らないってどういうことだ!

オラわっくわくすっぞぉ!!!(野沢雅子風に)

焦げ付かせてしまった時はなんとかお酢や洗剤を駆使して焦げを落として、次回からはフライパン用ホイルを使用してヤマメシを楽しむことをおすすめします。

以上が山用フライパンの焦げの落とし方と焦げ付かせない方法でした。