富士山とドクターイエローの絶景撮影テクニック|初心者向けの5つのコツ

こんにちは、アキです。

ついに撮れました!

5回目の撮影にてようやく富士山と一緒にドクターイエローを撮影できました。ネタが無さ過ぎて僕なりの撮影テクニックもまとめておきます。

この日の撮影は本当にドクターイエローのみをササッと撮影して撤収したので書くことがなくてだいぶ後回しにしてしまった。ネタが無い状況でどんなフォトログになるのか。

5回目のドクターイエローを狙った結果

「富士山れんげまつり」の日曜日

4回目の時の記事でも書いてある通り、この日はいつもの撮影ポイントでは「富士山れんげまつり」が行われていたため激混みだったとツイートなどで確認できた。しかも日曜日でカメラマンから見物客までたくさん人がいたようだ。

寝坊しつつも急いで家を出てとっさに向かったのが河川敷だ。富士市のカメラマンは「富士山れんげまつり」の方に集中しているはず。

計画通り ニヤッ

人混みが嫌いな僕はずっとこの日は河川敷と決めていた。思った通り日曜日にしては空いている状態だった。

本当は一時間くらい前に現地入りして、構図決めや通常の新幹線で撮影練習をしたかったけどそれほど時間はなく、構図探しでウロウロしているだけで時間を使ってしまった。

ドクターイエローを狙った結果

F11、1/125秒、ISO50、140mm

うーん、なかなか良いではないか。富士山がどーんとしててイメージ通りだ。

と言いたいが、まったく納得できない理由がある。そもそもこの1枚はトリミングでだいぶ誤魔化しているからである。

せっかくの富士山の見える日の撮影でしくったのだ。

トリミング前の状態。

狙っていたタイミングでシャッターを切ると矢印の部分にドクターイエローの頭が来る予定だったが、少し早いタイミングで切ってしまったためスペースが空いてしまいバランスがおかしい1枚になってしまった。

せめて連写していたら2枚目でワンチャンあったが1枚撮りしかしていなかった。無念。

これまでさんざん練習していたのに本番に弱い。プレッシャーに負けたのだ。

納得のいくまで撮ればいいさ。また頑張ろう。

練習では上手く撮れたのに。

本当はこんな感じだったんだけどね。

納得のいかない点

「シャッターを切るタイミング」の他にも納得のいかない点はある。

シャッタースピードの設定だ。これは「1/125秒」で撮影をしている。2回目の撮影の時にたどり着いたシャッタースピードである。

今回は少し望遠気味な構図のためもう少しシャッタースピードは遅くしておけば良かった。「1/60秒くらいで良かったかなーと思える。

動感が物足りない。

完全に好みだけど僕はね、もっとビュンッ!ってなってるやつが撮りたい。ビュンッ!って。これはまだビュン感が物足りない。

ドクターイエローを5回撮って覚えたテクニック5選

“そもそも鉄道写真が初めての僕” がドクターイエローを撮り始めて5回のうちに覚えた撮影方法をまとめておきます。超初心者向けです。

① カメラの連写に頼りすぎない

秒間10コマ以上の連写ができるのならいいと思うけど、それ以下の場合だと連写したところで好きな位置でドクターイエローを止められない。僕のNikon D610は秒間6コマしか連写できないのだ。D500買ってください。D5でもいいです。

シャッターを切る場所の目印を決める。

こんな感じでポールなどなんでもいいから「ここでシャッターを切る!」って目印を決めて、『1枚撮り』で好みの位置でドクターイエローを撮りました。

これはドクターイエローが来る前に通常の新幹線でいくらでも練習ができますので、初めての方は試してみてください。

② ピタッと止めるより動感を出す

初めての撮影時では高速で動く新幹線はシャッタースピード「1/2000秒」で追いかけていました。初めての人にありがちではないだろうか?僕だけか。

シャッタースピード「1/2000秒」

一回目のドクターイエローの写真。ピタッと止まっているでしょう。新幹線の一番の特徴である「速さ」を感じない。現像時にそれに気づきました。

ググって鉄道写真を見てみるとやはり半端なく動感が出ていてすっごいカッコいい写真がたくさん。シャッタースピードの大切さを覚えた。

シャッタースピード「1/125秒」

これは4回目の撮影。ビュンッ!ってなってるでしょう。「1/125秒」辺りを中心に好みで調整すると良い感じかな。

③ ブレててもそれはそれでいい

今のところ人生最初で最後の「流し撮り」

完全に見る人の好みになるけど、僕としては動感が合ったほうがカッコいいなと思う訳です。ビュンッ!ってやつね。ときには全部がブレていたって「それっぽく」見えませんか?

構図はあれですね。完全に鉄道写真家・中井精也氏を意識しています。手持ちのデジタルカメラマガジンをパラパラしたら載っていたんだもん。ちょうど菜の花を入れた鉄道写真が。

④ 日中の撮影にはNDフィルター

水流や雲の流れを撮る以外にもNDフィルターが使えることを覚えました。

やはり「1/125秒」というシャッタースピードだと日中の撮影では露出オーバーになる場合がある。更にシャッタースピードを遅くするのが難しい。絞り値も好みがあるでしょ。

好みの設定であまり露出オーバーになるようであればNDフィルターがあると便利。僕は3回目の撮影ではND16を付けての撮影でした。

ビュン感を出すには必須です。

⑤ 本当の主役は誰なのか

僕は何回も富士山の見えない状況でドクターイエローを撮っていたことにより忘れかけていました。富士山が主役であることを。危なかった。

主役以外はオマケです。脇役です。

主役にだけスポットライトを当てればいいのだと気づきました。なので菜の花はボケボケでいいし、ドクターイエローもビュンッてブレてていい。富士山がどーんとあればそれでいいと。

肝心な主役が不在なんだけどね!!!

主役級の被写体だけを集めた写真はうるさくなります。詰め合わせればいい訳ではない。写真を始めて何年もかかり「写真は引き算」を少し理解できた気がしました。引き算の話だよね…たぶん。

富士山写真でもこの意識が大切なのかなと感じた。定番構図を追いかけるのでいっぱいいっぱいだけど。

まとめ:ドクターイエロー奥が深い

他にも初心者向けなテクニックがあればぜひ教えてください。

鉄道を追いかけるという、いつもと違うことをしてみると少し写真の考え方が違って新鮮だ。これからもドクターイエローを積極的に狙って撮ってみようと思う。

あとはそうだな、デジタルカメラマガジンの「デ写教」の中井精也氏による鉄道編がとても楽しみになった。すっごい勉強になる。

以上が5回目のドクターイエローを狙った結果でした。菜の花のからし和えが食べたくなった。