雲台のメンテ!ハスキー3D雲台を分解してグリスアップしてみた

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

こんにちは、アキです。

富士山撮影で撃沈したので気分転換に雲台のメンテナンスを行いました。使用しているハスキー3D雲台は構造がシンプルなので手入れがしやすいと言われています。なので自分で分解して清掃してみようと思ったわけです。

ハスキー雲台を分解してグリスアップして組み立てて元に戻すまでの流れをまとめました。

雲台をメンテナンスする理由

僕のハスキー雲台は購入して1年なのでそんなに汚れていないように思えますが、新品購入だからこそ鉄粉(バリカス)が溜まりやすくグリスが汚れています。新車の初回エンジンオイル交換が大切な理由と同じようなことが雲台にも言えるのではないでしょうか。

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

グリスの劣化で動きの滑らかさとか使い心地も変わってくるので定期的なメンテは必要かと思います。とは言え、撮影時にピタッと固定できていれば雲台として問題ないのでメンテナンスフリーで使用し続けても大丈夫だとは思います。

僕はチルトやパンの動きが気になったり愛着のためにメンテナンスは必要だと思うので遅かれ早かれ分解してみました。

ハスキー雲台のメンテナンスの流れ

注意事項
部品を失くしたり元に戻せなくなる場合もあるのでメンテナンスのための分解作業は自己責任でお願いします。小さな部品は失くさないように取り扱って下さいね。

メンテナンスに必要な物

作業に必要な物、あると便利なものを紹介しておきます。

  • ペーパーウエス
  • 綿棒
  • 万能グリス(耐熱・耐水・長期潤滑)
  • スナップリングプライヤー
この辺りがあれば問題なく作業が行えます。無くてもなんとかなるので自分なりに工夫をしてみて下さい。僕は手元にある物だけで済ませてしまいました。

ちなみに分解していく上で部品の劣化が目立つのであれば新品に交換してしまいましょう。ハスキー雲台は部品単体でも販売しているのでネジ1本でも購入することができます。

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ハスキー雲台や三脚がメンテナンスしやすいと有名な理由がよくわかります。

分解する方法

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

ハスキー雲台を分解するには大きく分けて5つの箇所を取り外していくことになります。とくに順番は決まってはいないので上から取り外していきます。

僕は雲台にアルカスイス互換マウントを取り付けているのでそれを最初に取り外しました。

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

その次にカメラ固定ネジ部分を取り外せるようになるので取り外してしまいます。ネジを緩めていけば勝手に外れるので簡単です。

カメラ固定ネジ部分を取り外すと固定ネジ1本・締め付けホイール1個・ワッシャー1枚が出てくるので失くさないようにしましょう。

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

次にパン棒2本ですが、回して緩めていくだけで簡単に外れます。この2本は長さや形状が同じなので入れ替わってしまっても問題はありません。三脚一体型タイプの雲台だと長さが違うので区別がつきます。

パン棒のネジ部分には古いグリスが付着しています。分解作業は汚れてもいい場所で作業してください。

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

雲台プレートと頭部本体は取り外すのは大変そうなので止めておきました。元に戻せるか心配でした。参考記事も見当たらなかったので無理に取り外さない方がいいかもです。

次は頭部本体(パンノブの中身)を分解していきますが、ここで専用工具が必要になるので注意してください。無くてもなんとかなりますが。

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

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3Dヘッドアダプタに付いているスナップリングという輪っかを取り外す必要があるのですが、これを外すには専用工具のスナップリングプライヤーが必要になります。この輪っかを広げる専用の工具です。

ホームセンターで1000円くらいで買えると思います。

そんなことを調べずに分解を始めてしまった僕はスナップリングプライヤーなんて持っていません。なので丁度いいサイズだったラジペンで上手く取り外しました。広げることができればなんとかなるものですね。

このスナップリングを取り外したらパンノブを緩めます。

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

パンノブを緩めた状態で3Dヘッドアダプタを引っこ抜くとポロポロと部品が取れていきます。写真に映っている3Dヘッドアダプタ1個・スナップリング1個・頭部パン止1個・ネームプレート1個・頭部ドラム1個に分かれます。

これで今回の分解は終了です。

古いグリスを拭き取る

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

次は分解した部品の古いグリスを一つ一つ綺麗に吹き上げていく作業です。

ここでペーパーウエスが無ければキッチンペーパーやティッシュでも代用できます。ティッシュの場合は繊維クズが付着するので注意です。

パン棒のネジ穴など指の入らない場所は綿棒が使えます。

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

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パン棒の先端部分の古いグリスを拭き上げてみるとティッシュが真っ黒になります。汚れをよく見ると鉄粉(バリカス)がキラキラとしています。

几帳面な人はグリス用のパーツクリーナーなど使って綺麗に古いグリスを落としてもいいですが、精密な機械ではないのでそこまでする必要性は感じませんでした。

グリスアップ

分解した部品から古いグリスを吹き上げたらグリスアップをします。

少し調べた限りで雲台のグリスには耐熱・耐水・長期潤滑なタイプの万能グリスがおすすめです。夏の気温でグリスが柔らかくならないように耐熱、屋外での撮影では水に濡れる可能性もあるので耐水、長期的に使用するので長期潤滑なタイプが最適だと思います。

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

部品と部品の設置する部分、稼働する部分等にグリスを薄すぎず多すぎず塗っていきます。保湿クリームを肌に塗るように素手で丁寧に塗っていきます。慣れない人は手袋したり綿棒の使用をおすすめします。

5-56のようなスプレータイプの潤滑剤はサラッサラなので長期的に使う三脚・雲台には向いていないと思います。

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僕はすでに家にあった万能グリスがちょうど使えそうなので使用しました。

一般的な万能グリスは「リチウム石けん基グリース」という種類で、ホームセンターなどで簡単に手に入ります。

ジッツオから三脚や雲台に使用するための三脚専用グリスが販売されているので、グリス選びに不安な方は三脚専用のグリスを探してみて下さい。

僕の使った万能グリスがAmazonにもあったのでリンクを置いておきます。参考までにどうぞ。

組み立て

グリスアップが済んだら組み立てて元に戻すだけです。特に順番は決まっていませんが、今回は分解した時の逆の順番で組み立てていきます。

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頭部本体に頭部ドラムをセットしたら、頭部パン止とネームプレートを写真のような形状で合わせて持って頭部ドラムの中に入れます。

真ん中の空間に3Dヘッドアダプタが通るので上手く空間を開けておくと楽になります。その空間と頭部ドラムの穴と重なるようにして入れてしまいます。

あとは穴を貫通するように3Dヘッドアダプタを差し込みます。

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奥まで差し込むと反対側に3Dヘッドアダプタの先端が少し飛び出ているので、その先端の凹み部分にスナップリングを取り付けます。ここでもスナップリングプライヤーを使用します。

取り付け後はパンノブを締めたり緩めたりしてみてちゃんとパンが固定されるか確認してみて下さい。

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

ここでもう一つ確認して貰いたいのがネームプレートです。

組み立ての際にネームプレートの向きを間違えてしまうと、正常に可動はしますがメーカーロゴが逆さまになってしまいます。僕も一度向きを間違えてしまったので注意事項として残しておきます。

あとはパン棒2本を差し込んで、カメラ固定ネジを取り付けて、使用している人はアルカスイス互換マウント等を取り付けて完了です。

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カメラ固定ネジ部分のワッシャーは写真の位置です。(合ってるはず)

忘れずに取り付けて下さい。

ハスキー雲台を分解してメンテナンス

組み立てが完了したら、可動部分を全て動かしてグリスを馴染ませます。この際に、隙間からはみ出たグリスや、要らない場所に付着したグリスを拭き取ってしまいます。

最後にもう一度、可動におかしいところがないか確認をしたら終わりになります。手をよく洗って下さい。

お疲れ様でした。

正規の手順などもあるかもしれませんが、僕の行った手順の記録です。参考までにどうぞ。

まとめ:撮影機材への愛着がわきました

次はジッツオのトラベラー三脚も分解に挑戦してみたいです。

他にもカメラのイメージセンサーも清掃してみたりと、自らの手でメンテナンスをすると機材に愛着が湧きますね。雲台の構造も理解が出来ました。

大切に使っていきます。

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ABOUT MEこの記事を書いた人

富士山写真と登山をエンジョイする富士山フォトブロガー。 富士山写真のこと、撮影スポット情報、登山情報などブログで発信中。主に富士山撮影を目的にした登山を好み、低山から富士登山まで幅広く挑戦中。

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