クランプ選びには注意!ハスキー雲台をアルカスイス互換化した方法

こんにちは、アキです。

今回はハスキー雲台をアルカスイス互換化する方法をまとめました。ハスキー雲台でアルカスイス互換化する場合はアルカスイス規格のクランプを取り付ける必要があります。

そもそもアルカスイス互換化する理由は、カメラ本体にL字型クイックリリースプレートを導入したためです。

クランプをただ取り付けるだけじゃ済まなかった問題もあるので、注意点としてもまとめておきます。

ハスキー雲台をアルカスイス互換化する方法

取り付けてみたアルカスイス規格のクランプは2種類あります。片方は失敗だったので、それも踏まえてそれぞれを紹介します。

SUNWAYFOTO DDC-60i

まず始めにハスキー雲台へ取り付けたのはSUNWAYFOTO DDC-60iというアルカスイス規格のクランプです何やら「始めに」とか意味深な表現ですね。

このような感じでSUNWAYFOTO DDC-60iに付いている不要な水準器は取り外してしまいました。ボルト2本での固定なので簡単に取り外せます。

で、さっそくハスキー雲台へと取り付けます。

クランプは太ネジ規格のため付属しているアダプタを使用します。

そしてハスキー雲台の幅は約6センチのため、取り付けるクランプも6センチ幅の物を選ぶとサイズ感がピッタリで気持ちがいいです。

取り付け完了。サイズ感はピッタリで見た目的にも違和感はない。

ちなみにクランプを取り付ける際に、ハスキー雲台のコルクシートを「剥がす人」と「残す人」で意見が割れているようです。

機材の荷重によってコルクシートが弛んでクランプがズレるという主張もあれば、しっかりしたコルクシートなので剥がさずにクランプを取り付けても問題ないという主張もあります。完全に好みですね。

クランプを取り外した時のことを考えればコルクシートは残しておいて損はありません。

そしてここで重要な問題が発生しました。

クランプのノブが雲台に干渉してしまいました。ノブは開ききっているので「閉めることができない状態」になってしまいます。

ノブを閉めようと思うと、ノブの膨らみのせいでクランプは雲台から浮いてしまいます。

完全にクランプの選択ミスによる問題で取り付けが不可という状態です。ノブの長さなんて全くスルーしていました。

そしてハスキー雲台で使用不可だったこのSUNWAYFOTO DDC-60iをどうしようかと考えたところ、マンフロットBefreeへと取り付けることができました。使い道があって良かった。

SUNWAYFOTO DDC-60L

次はノブの長さに注意してSUNWAYFOTO DDC-60Lを買い直しました。最初と同じメーカーで、同サイズだけどノブの長さだけ伸びたようなスペックのクランプです。

ノブが長くなっただけなので問題なく取り付けが出来ました。またまた「取り付け “は”」と少し意味深な表現が…

それが何かというと、このクランプを正常に使用するためには少しハスキー雲台の加工が必要でした。

(加工済み)
(加工済み)

取り付けは問題ないしノブの長さも問題ないのですが、開閉する際にクランプ可動部(◯で囲った部分)がコルクシートに接地しているために可動できなくなるのです。(写真は加工済み)

正確にはクランプのスライドする部分、ノブの回転する部分の2つです。無理に開閉すると接地しているコルクシートが擦れてボロボロ削れていきます。

コルクシートの「クランプ可動部と接地する部分」をカットしました。

これでクランプ可動部はコルクシートと接地しなくなるので、問題なく使用できるようになりました。コルクシートもこの程度のカットであれば、クランプ無しでの使用で支障が出ません。

コルクシートをカットする他に方法があるとしたら、ハスキー雲台とクランプの間に(ワッシャー的な)薄いプレートを噛ませてコルクシートと隙間を作る方法でもいけるはずです。

ノブの長いクランプを買い直しても多少の問題はありましたが、ハスキー雲台の少しの加工で解決が出来ました。

これで僕のハスキー雲台はアルカスイス互換となりL字型クイックリリースプレートによる縦構図が可能になりました。

クランプがセットのハスキー製品があった

探してみると、最初からアルカスイス規格のクランプを取り付けたハスキー三脚や雲台のセットでの販売も見つけました。不安な人はこういうセットを購入してしまう手があります。

HUSKY KIRK Modelヘッド一体型三脚
【HUSKY】ハスキー 3Dヘッド KIRK Model

販売は「スタジオJin」です。始めからアルカスイス規格クランプがセットですが、同時にコルクシートが無い状態のようです。その辺りを考慮して検討してみて下さい。

まとめ:買う時はしっかりと寸法を確認しよう

僕の紹介したクランプの他にも沢山の種類のアルカスイス規格のクランプが存在します。もし別のクランプを探す方はノブの長さには注意して下さいね。

いろいろ試すのが面倒な方は僕の方法を参考にしてみて下さい。

以上が、ハスキー雲台をアルカスイス互換化した方法のまとめでした。