一眼レフのセンサーの汚れを自分でクリーニングしてみた結果

こんにちは、アキです。

一眼レフカメラのイメージセンサー(Nikon D610なのでローパスフィルター)を自分でクリーニングしてみたので記録としてまとめました。

イメージセンサーをクリーニングする方法はいくつか選択肢がありますが、今回は「無水エタノール」と「綿棒」を使ったクリーニング方法を試してみました。

自分でセンサークリーニングしてみた

ますは清掃前のゴミがどの程度のものか確認してみました。F値を絞り込んで明るいモノを撮影するとゴミがハッキリと映り込みます。コピー用紙をフラッシュを焚いて撮影してみました。

クリーニング前の汚れ状況

とくに汚れの酷い部分をトリミングしてあります。

ザラッとしたのは紙の質感です。とんでもないことになっているな。絞った写真の時はこれをちまちまと現像ソフトで消していました。

これをどれだけ減らせるのか。センサークリーニング初挑戦です。

①清掃に使用するものを準備する

まずはセンサークリーニングに使用するエタノールと綿棒を準備します。

これだけで頑張ります。

ちなみに「綿棒」と言ってもセンサークリーニング専用の綿棒を使用します。センサーサイズに合わせた造りになっていて扱いやすいのです。

このVSGOの使い捨ての綿棒は1個ずつ密閉されていて安心です。超激細マイクロファイバー材質ノズルで目で見えにくいホコリや油などを除去できるようになっています。

APS-Cサイズ用とフルサイズ用が販売されています。「フルフレーム」と記載されいるのがフルサイズ用ですね。

Nikon純正のクリーニングキットであればもっと沢山の道具がセットになっていて、センサークリーニングの手順を解説するDVDまで付属しています。サポートセンターのプロの方も同じクリーニングキットを使用して清掃しているそうです。

初めてで不安ならNikon純正のクリーニングキットを導入することをおすすめします。

②ブロワーで本体のホコリを飛ばす

まずはカメラ本体に付着したホコリをブロワーを使って吹き飛ばします。これは普段からやっていることかと思います。

本体とレンズの設置部

とくにカメラ本体とレンズの設置部の周辺のホコリを飛ばしてからレンズを取り外すことをおすすめします。これだけでレンズ交換時にホコリの混入が減るかと思う。

今回も無駄にホコリが入り込まないように本体のホコリを飛ばしておきました。

③カメラを「ミラーアップ」にする

センサーをクリーニングするには、ミラーを上げて置かないとなりません。カメラの「ミラーアップ」の機能を使用します。分からない方は取扱説明書で確認してみてください。

ミラーアップの前には必ずバッテリー残量がしっかりと残っていることを確認してください。もしも清掃中にバッテリーが切れるとミラーが降りてしまいます。ミラーボックス内の破損に繋がるので注意してください。

④エタノールを付けた綿棒で拭き上げる

(作業に集中するためにクリーニング中の写真は無いです。)

僕はぶっつけ本番でセンサークリーニングをする前に、レンズフィルターで少し「拭く練習」をしました。注意としては、綿棒に染み込ませるエタノールの量が多すぎると拭き残しができてしまいます。

初めての場合は、必ずレンズやフィルターなどを使って練習をした方がいいかと思います。

センサークリーニング専用の綿棒にエタノールを少量染み込ませてから、ゆっくりとセンサーを丁寧に拭き上げるだけです。

綿棒がセンサーサイズになっているため横にスーッと拭くだけで簡単です。

⑤絞りこんで撮影してみて確認する

多分100%取り除くことは無理かと思うので、深追いせずに “ある程度” のところで妥協することが大事だと思います。後は現像ソフトでちまちま除去すればいい訳です。

てことで、自分でセンサークリーニングしてみた結果はこうなりました。

クリーニング後の汚れ状況

先程と同じ部分をトリミングしました。

綺麗さっぱり汚れが落ちています。全体で見たら汚れはちらほら残っていますけどね。納得がいかなければ何回か繰り返しクリーニングしてもいいですね。

僕はプロじゃないのでしょんない。むしろ初めてにしては上出来ではないでしょうか。

しかもNikon純正のクリーニングキットは使用していません。

意外に簡単でした。

ちなみに、今回使用したVSGOのクリーニング綿棒はエタノールとセットになったバージョンもありました。

こちらはAPS-Cセンサーサイズ用のクリーニング綿棒です。

 

自分でやろうと思ったきっかけ

ブロワーでも飛ばせないゴミ

最近、凄い目立つ場所にゴミが付着してしまってブロワーでも飛ばすことができなかったのでセンサークリーニングを考えました。そもそもセンサーを肉眼で見てもゴミが確認できるレベルでした。

今までに何度かNikonサービスセンターにカメラを発送してセンサークリーニングしていました。一度だけ新宿店に訪れたこともあります。

しかしサービスセンターを利用するのは非常に効率が悪い。

発送すると手元にカメラが無くなってしまうのです。サービスセンターに出している数日間は撮影ができなくなります。持ち込めば1時間ほどで終わるが、サービスセンターは最寄りでも新宿店なので発送したほうがマシだ

そして「こうなったら自分でやるか」と重い腰を上げたのです。

まとめ:覚えておいて損はないと思う

前にペンタ棒を使っていたことがあるんですが、ペンタ棒にはちょっとトラウマがあるので今はもう使用できません。凄い手軽なんだけどちょっと怖い。

この記事を読んだあなたも、この機に愛用カメラのセンサークリーニングを自分でやってみてはどうでしょうか。愛着が増すかと思いますよ。僕も気が向いたらNikon純正のクリーニングキットを導入しようかな。

ただ同じカメラを2台買っちゃえば交代でサービスセンターに送ってもいいのか。贅沢だな。

どうせサービスセンターへ発送するなら、その前に自分でセンサークリーニングを練習してみてもいいですよね。失敗してもそのままサービスセンターへ送ればいい訳ですから。

ちなみにセンサーセンサー言ってますが僕のNikon D610はローパスフィルターなんですがね。正確にはローパスフィルター清掃です。