丸型フィルター対応のニコン小三元 16-35 F4 VRを選んだ3つの理由

こんにちは、アキです。

広角ズームレンズとして使用している「ニコン AF-S NIKKOR 16-35mm F4G ED VR」を購入してから半年が経ったので使用レビューや、このレンズを選んだ理由などをまとめてみました。

このレンズはニコンの「小三元」の位置付けにある広角ズームレンズです。

ニコン小三元 16−35mm F4を選んだ3つの理由

純正の大三元レンズに手が出ない僕としては、広角ズームレンズ購入の候補に挙がったレンズは以下の3本です。

大三元に手が出ない人の多くが手にするであろう「タムロン SP 15-30mm F2.8」が僕としても第一候補でした。第二候補に「ニコン小三元 16-35mm F4」、第三候補が「小三元の弟分 18-35mm F3.5-4.5」です。

この3本で比較しながら「ニコン小三元 16-35mm F4」を選んだ理由などをまとめていきます。

①広角ズームレンズで丸型フィルターに対応

第一候補のタムロンの悩ましいポイントは、前玉が出目金タイプのため丸型フィルターが非対応なこと。広角ズームレンズでよくある形状です。

出目金レンズであればNisiのホルダーを取り付けて角型フィルターを使用すればフィルター類は装着可能、ハーフNDなども使いやすく撮影が捗ります。

だが専用ホルダーから角型フィルターなどを一式を揃え直すのが面倒くさい。しかも非常にかさ張る。すでに所有している丸型フィルターが使えればそれに越したことはないのです。

僕は基本的に、登山を前提にした「軽量重視」な思考です。(そこまで登山していないのに。)ただでさえ1kgオーバーであり、丸型フィルターも非対応なタムロンは少し悩ましく思います。

そこで調べているとニコン小三元 16−35mm F4がなんと広角ズームレンズでありながら丸型フィルターに対応していた訳です。サイズは77mmです。

②軽量な部類のレンズであること

「軽量重視」だとタムロンは除外されて、ニコン小三元ともう一つの広角ズームレンズ「小三元の弟分 18-35mm f/3.5-4.5」で悩みました。

  • タムロン 15-30mm(重量 1,100g
  • ニコン小三元 16-35mm(重量 約680g
  • 小三元の弟分 18-35mm(重量 385g

小三元の弟分というのが小三元よりもさらに小型軽量なレンズのため「軽量重視」で考慮するとなかなか捨てがたいレンズである。暗いレンズと言っても広角側ではF3.5あるので小三元とさほど変わらない。

そして、なぜか小三元よりも画質が良いという評判であるのが弟分の特徴でもあります。

軽量な部類の小三元よりも小型軽量で画質が良く、もちろん丸型フィルターにも対応しています。これには少し揺らぎました。

③16-35mmという絶妙な画角

広角側が15mmのタムロン、16mmのニコン小三元、18mmの小三元の弟分。広角レンズなのだから広いことに越したことはない。やはり15mm始まりのタムロンが優勢である。

しかし、広角ズームレンズとしてのゴールはそもそも14mm始まりである。ニコン大三元は14mmなのでタムロンでも1mm妥協しなければならないことになる。

だったらもう1mmくらい妥協できるだろう。小三元であればその1mmと引き換えに軽量・丸型フィルター・ナノクリスタルコートに対応となる。

小三元でさえ2mmも妥協している現状。いくら画質が優勢といっても、18mm始まりの小三元の弟分はさすがに広角レンズとしては致命的になるので却下にしました。

決め手になった3つの理由

  • 丸型フィルターに対応
  • 軽量な部類のレンズ
  • 妥協できるレベルの画角

以上の3つの理由で決めました。

F値に関しては、星はそんなに撮らないので「F4」で十分かなって思いました。どうしても撮りたかったらサムヤン 14mm F2.8を使います。

とくに候補の中で一番良いという訳ではないけど、僕の使用目的を考慮すると一番ハマるのがニコン小三元の「AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR」だったというだけです。

NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRの使用レビュー

D610に装着

装着するとすごい細長いという印象ですが、持った感じで軽量なのがよくわかります。約680gです。

保護フィルター装着

丸型フィルター対応ということはプロテクトフィルターも常用できます。心配性な人は安心して撮影ができますね。

逆光時など乱反射が気になる時は取り外せばいいだけですから、備えあれば憂いなしです。

撮影してみた

レンズの使用レビューって初めてな気がします。検証という検証はしていませんが、このレンズで撮影した写真と使用した感想などをだらだらと。

これは「まぼろしの滝」で撮影しました。日中スローシャッターのためにND1000を使用しています。

今まで所有していた丸型82mmのND1000をそのまま使用できるのがメリットですね。77mm→82mmのステップアップリングも使用しています。

フィルター装着が簡単

やはり丸型フィルターは素早くセッティングができるので楽です。

しかし丸型フィルター対応とは言っても、ハーフNDのために角型のNisiホルダーもそのうち欲しいところです。

16-35mmを半年使用した限りでは画角が狭いと感じたことはありません。

16mmでも十分な広角レンズとして使用できています。広角側での2mm差は大きいとも聞きましたが、やはり星空をあまり撮らないからなのか気にならない。

広角レンズとは言っても少しズームしたい時もありますが、35mmまで寄れるので非常に扱いやすいレンズです。14-24mmだとレンズ交換しなきゃならない画角でも対応できますね。

風景写真においては16-35mmの1本があれば多くの場面で楽しめると思いました。

F8〜F11くらいの使用がメインですが、画質はニコン純正だけあって申し分ない解像力だと思います。開放だと少し甘いという評判もあります。

絞って撮影する風景写真では問題無しです。

性能もオートフォーカス、手ぶれ補正機能、ナノクリスタルコートと充実しています。

外部リンク

まとめ:「登山用」として買って良かった

やはり本命はニコン大三元の14-24 F2.8ではあるけど、登山などに持ち歩くには軽量な小三元は買って良かったと思っています。大三元持ってないけど。

使ったことないから何とも言えないけど、大三元ってなんであんなにデカいんだろう。

どうしてもF2.8が欲しくなったらタムロン 15-30mm F2.8を選んでもいいか。

タムロンの広角ズームのG2はまだ出ないのかな。タムロン大三元は今のところ標準ズームと望遠ズームがリニューアルされてるから残すは広角ズームのリニューアルが期待できるんだけど。G2が出るまで我慢しよう。