こんにちは、アキです。
紅葉が見頃だろうなって思い、ふと精進峠までハイキングしてきました。せっかくなので三方分山まで紅葉ハイキングしようという計画でした。
三方分山・富士山撮影記
今回の登山でのだいたいのコースタイムです。
登山口から精進峠へと直接繋がる最短コースもありますが、初めての山でのナイトハイクだったので避けることにしました。「道に迷う」とよく耳にするコースだったので。
パノラマ台ルートで登り、明るくなった下山時に最短コースを歩いてみました。
- S:パノラマ台下(3:44)→尾根分岐(4:33)
- 尾根分岐(4:33)→精進峠(4:58)
- 精進峠(5:00)→撮影ポイント(5:47)
- 撮影ポイント(8:20)→精進山(8:38)
- 精進山(8:40)→三方分山(8:50)
- 三方分山(9:00)→G:登山口(10:00)
登山道入口にあった案内看板の写真を利用しました。案内看板には最短コースが載っていませんが「山と高原地図」には記載されているコースなので安心です。
パノラマ台ルートでナイトハイク
スタート地点は精進湖の山田屋ホテルのすぐ横にある登山道入り口になります。駐車場はすぐ近くの県営駐車場を利用しました。
4つ並んだ自販機の横にある階段から登山道に入っていけます。明るい時間の写真撮っておけばよかったな。
本当は明るくなってから登ろうかと思っていたけど、早く着いてしまったので急遽ナイトハイクにしました。
3時44分、登山スタート。
初めての山でのナイトハイクはドキドキしますね。
何度立ち止まって周囲をライトで照らしたことか。怖くてさすがにスマホのラジオをつけました。久しぶりにスリルを味わった気がする。
鹿も多いんですよね。ガサガサと。
50分登ったところで尾根分岐へと到達しました。コースタイムの50分ぴったりです。ビビって立ち止まらなければ短縮できますね。
この分岐を左へ進むと15分程でパノラマ台へと着きますが、今回は用がないので右へと進みます。「三ッ沢峠」方面です。
この先の精進峠までのコースタイムは40分となっています。
分岐を進むとすぐに急登になりましたが、5分ちょっと登ると残りは平地、又は下り道になりました。尾根に出たらほぼ横移動と言ってもいいようなコースです。
下り道が続くと無駄に登ったんだなと感じてしまいますね。そして歩き続けると思いのほか早く分岐へと到着しました。
暗くてよく分かりませんがここが精進峠のようです。最短コースとの合流地点でもあります。
登山口から1時間14分でした。ビビりながら登った割にはコースタイムの1時間30分を短縮できました。
ちなみに最短コースだと精進峠までのコースタイムは1時間10分となっています。(山と高原地図を参照)
最短コースだとタイム短縮して60分切れるのかもな。
でもそれほど変わらない気もします。
撮影ポイントを求めて彷徨う
精進峠に着いたが周囲に展望ポイントらしき場所が見当たらない。案内看板にも「山と高原地図」にも精進峠に展望台マークが表記されています。
調べた前情報でも複数人で撮影できるだけの展望ポイントがあるということでした。
しかし分からない。
明るければすぐに分かるかもしれません。
前情報では分岐を通り越してから精進山へと続く道中にも展望ポイントがあるということだったので、仕方がなくそちらを探すことにしました。
しかし分からない。
精進峠と精進山の区間を行ったり来たりと歩き回ること40分。
ようやく精進峠〜精進山の間にある展望ポイントに辿り着きました。
初見ナイトハイクだと見つけるのに苦労しました。
もう日の出間近ですが、曇空により朝焼けもなく撃沈状態です。当たり日じゃなくて良かった。
どうも辿り着いた場所はマップに表記された展望台ではなかったようです。
まあいいや。
微妙に違うけど構図としては変わりがない。
富士山撮影の記録
この日は天気予報でも朝焼けは期待できないという予報だったので、運が良ければ朝焼けが見れればなって気持ちでした。
まあ、何もありませんでしたけど。
紅葉が見事ですね。ちょうどピークでした。
しかし富士山には冠雪がありません。
そうです。冠雪が無いのでピーカンだったとしても結局は撮りたい写真が撮れません。微妙な天候でも登ったのは、ロケハンも兼ねて紅葉ハイキングを楽しもうと思ったからでした。
せめて紅葉に光が入ってくれないものかと待つことにしました。
今日のあーさーごーはーん!(瀬戸弘司のマイクラ実況風に)
あ、この記事書いている時に瀬戸さんが久しぶりにサブチャンネルで動画アップしていました。何ヶ月ぶりだろう。
彼はYouTube界の冨樫だな。
山梨のラジオを聞きながらお菓子をポリポリしつつ日が出るのを気長に待ちました。
時折、雲の隙間から光が差し込みますが完全に太陽が出ることはありませんでした。しかし隙間から差し込む光がほんのりと光芒を出して富士山にスポットライトを浴びせます。
どうせピーカンだったとしても冠雪も無く微妙なのであれば、こういった面白い雲があったことで少し報われた気もします。
紅葉は見頃だっただけに残念です。この後に冠雪しても紅葉が終わってしまっては意味がない。タイミング合わないね。
と、そろそろ三方分山へのハイキングを再開しようと撤収した頃に富士山カメラマンさんが一人やってきたので少しお話できました。
朝は湖畔にいたそうです。
展望ポイントには僕と入れ替わりでした。ちょうど撤収したタイミングでよかった。
三方分山までハイキング
富士山カメラマンさんと少しお話をしてから三方分山へとハイキングを再開しました。
8時20分、ハイキング再開。
だいぶ長居していた気がします。
三方分山へと向かうわけですが、その途中に精進山の山頂も通過します。
精進峠〜精進山のコースタイムは35分とかなり近い。
しかも精進山〜三方分山のコースタイムは10分です。あっという間ですね。
秋の山道は落ち葉でふっかふかです。
これも脚への負担を和らいでくれますね。
多少のアップダウンはありますが基本的に緩やかで歩きやすいです。
落ち葉で埋まっているせいか登山道が分かりにくいような気もしました。ナイトハイクでは注意ですね。
気がついたら精進山の山頂へと辿り着きました。精進山は標高1408.9mです。
精進山はとくに看板などがあるわけでもなく、ポツンと三角点だけある場所です。早歩きだったら気づかずに通り越してしまいそうです。
本当にただの通過点でした。
とくに立ち止まる理由もないので写真だけ撮って三方分山を目指します。
と言っても精進山から10分くらいだから直ぐに着いちゃいますね。
三方分山の山頂らしき場所が見えてきました。周囲が少し拓けています。
ここまでは本当に横移動みたいなものでした。
撮影後に再出発してから約30分で着いてしまいました。早かったです。
丁度タイミングよく反対側の女坂峠ルートから4人パーティが登ってきて、5人同時に三方分山の山頂に到着という形になった。
三方分山は標高1,422mです。精進山とは14mしか標高差がありません。
山頂は少し拓けている場所があるので富士山を眺む事ができました。ほぼ散っていますが、周囲の紅葉と富士山を撮影することができたかと思います。
精進峠より早いのですね。
下山の話
三方分山には10分ほど滞在してから下山を開始しました。
9時に下山開始です。
来た道を戻り、まずは精進峠の分岐を目指します。
紅葉ハイキングと言うとおり、綺麗な紅葉を眺めながらの山歩きは気持ちがいいですね。
来た道を戻るということは撮影していたポイントも通過します。先程、入れ違いで来た富士山カメラマンさんもまだ居ました。もう少ししたら下山するという。
三方分山から約30分で精進峠の分岐へと到着しました。
で、下山ではこの分岐を「精進湖畔」方面へと進みます。登山道入口へと続く最短コースです。
このルートも紅葉が綺麗で、足元も落ち葉でふかふかです。
しかし落ち葉で埋まっている登山道は物凄く分かりにくいです。よく見れば踏み跡はありますが、写真ではわからないレベル。
よく見ていれば迷いませんが、やはりナイトハイクでは怖いコースですね。
ここでまた富士山カメラマンさんが一人登ってきました。僕のことを知ってらっしゃって少し嬉しかった。Twitterは見る専門という方でした。
僕も定期的に見る専門と化してしまいます。Twitterは投稿が多くてタイムライン追いきれない。
この最短コースで「道に迷う」と言われているのは本当でした。
下山ルートを外れてしまうポイントを一つ見つけました。
一歩踏み込んだ時に「あれ?」と気が付きました。まっすぐ続く涸れた沢が登山道のように見えて進んでしまいそうになるが、よく見ると横方向に踏み跡が続くというポイント。
初見で気が緩んでいると進んで行っちゃいますよあれは。涸れた沢が登山道に見えてしまうので注意です。
肝心な写真は撮り忘れたという。
迷う場合はここでルートを外れて行ってしまうんだなと。
水門みたいなこれ。名前がわかりません。なんでしょう。
この壁を乗り越えるポイントもありましたが、目印もあるのですぐにわかりました。壁付近は急登になっていますがロープなども設置されています。
壁を超えて少し歩くと鉄板の橋があります。
もうゴール間近です。
建物が見えたらゴールですね。
下山タイムは三方分山から60分でした。精進峠からは30分です。さすが最短コース早いですね。
湖畔はキャンパーや観光客で激混みでした。湖畔の紅葉も撮りたいなと思ったけど、この光景を見たら萎えてしまいました。
世間では3連休の2日目だったので混んでいるわけですね。
曜日感覚がありません。
最短コースについて
最短コースの登山口はパノラマ台ルートとは別なので注意して下さい。あとは「山と高原地図」通りに登れば問題のないコースです。
こちらの登山道入口は県営駐車場から近く公衆電話と郵便ポストが目印になります。この道の突き当たりから登山道に入っていけます。
このコースを歩いた感想としては下山時に迷いやすいと感じます。「踏み跡」と「涸れた沢」をしっかり区別して確認しながら歩くと迷わないかと。
低山とは言え登山には違いありませんので「山と高原地図」の常備をお忘れなく。なるべく現在位置を確認できるGPSマップアプリの使用をおすすめします。
まとめ:紅葉が見頃でした
湖畔はキャンパーやら観光客やらで激混みだったので山の上からの紅葉を狙ってきましたが、まさにピークといった見事な紅葉が見られました。
しかし富士山に冠雪がないのでいまいちパッとしません。ロケハンも兼ねてのハイキングとなりましたが、なかなか楽しかったです。
尾根に出てしまえば、あとは多少のアップダウンはありますがほとんど横移動と言ってもいいようなコースです。お手軽なコースなので良かったらハイキングしてみてはどうでしょうか。