こんにちは、アキです。
軽い三脚に替えたくなりLoephoto LS-323Cを購入してみました。RRSの「そっくり製品」として話題となった中華メーカーです。もともと使用していたのはアルミ製のハスキー三脚だったので、カーボン三脚になってかなり軽量化することができた。
そして新調した三脚を扱いやすくするためにスポンジグリップを取り付けたという話です。(ハスキー三脚のときにも同様に取り付けていたスポンジグリップです。)
ハスキー三脚にスポンジグリップ(3本1000円)を取り付けた
三脚にグリップを付けたい理由
そもそも僕はカーボンの触り心地が嫌いという理由から、三脚にはなるべくグリップを装着したいと思っています。カーボンの触り心地はサラサラで、手がしっとりした季節でもカーボンを触るとサラッサラなんですよ。そのサラサラ感にどうにも鳥肌が立ってしまって苦手なのです。
同じような方いませんかね?
三脚グリップには触り心地だけではなく、持ちやすさの向上や、冬場の冷たい三脚のカバーとしての効果もあります。高価な三脚を傷つけたくない場合のプロテクターという役割にも期待できます。(写真はグリップテープを巻いたGITZO GT2545T)
グリップはそこまで必須アイテムという訳ではないけど「無いよりはあった方がいいかも」というレベルの改善グッズ。三脚の触り心地に敏感な方は三脚グリップというアイテムを試してみてはどうでしょうか。
パイプなどに使用する汎用スポンジカバーが三脚にピッタリです。各メーカーの三脚用の専用グリップなど販売されていますがけっこう割高なので、この安い汎用スポンジカバーは本当におすすめできる。
購入したのは「光スポンジカバー」という製品です。レオフォト三脚のLS-323Cがパイプ経32mmなので、スポンジグリップは少し小さめの29mmを選べばサイズ的に丁度いい。レオフォトじゃなくても32mm経の三脚ならどれでもジャストサイズかと思います。
ちなみにこのスポンジグリップの型番はSGB-330です。3本買いました。
スポンジグリップの取り付け
スポンジグリップの取り付けは簡単です。
今回のレオフォト LS-323Cはナットロック式の三脚なので簡単にバラせるため工具などは必要ありません。レバーロック式の三脚は六角レンチなどが必要になる場合があるので、使用している三脚のタイプをよくチェックしてみて下さい。
一番太い段のナットロックをくるくると回して脚から外れたら準備完了。脚はスポンと引き抜くことができます。3本とも外したら今回の分解作業はこれだけです。
一番太い脚へとスポンジグリップを装着するのですが、ナットロックのねじ部分が引っ掛かりとなる構造です。スポンジグリップを通すのに少し邪魔になりますが装着は可能です。根気よくじわじわとスポンジを動かしていくだけです。
ハスキー三脚のときは引っ掛かりはなかったので、同じ32mm経の脚でもスーッと入っていきました。装着のしやすさは三脚によって違いますね。
このように装着する脚を垂直に立てておくと作業しやすかったです。
エアダスターでスポンジの内側に空気を送り込むとスムーズに取り付けられます。空気を送る側のスポンジの口をしっかりと閉じながら空気を送るとズボボボボっとスポンジグリップが動いていきます。
たまたま持っていた物だったので途中で使い切ってしまいましたが、カメラ用の手動ブロアーでも代用できました。(シュコシュコするやつ)大きめのブロアーがある場合はわざわざエアダスターを購入しなくてもいいと思います。
1本目は試行錯誤しながらで時間がかかりましたが、3本目のスポンジグリップを通す頃には手慣れたもので5分もかかりません。
そして3本のスポンジグリップを取り付けたところで気になったのが「カバーしきれていないカーボン部分」でした。光スポンジカバー SGB-330の長さ36cmに対して、レオフォト LS-323Cの脚には10cmほどのカーボン部分が剥き出しになっています。せっかくなのでこの部分も隠したい。
スポンジカバーをもう1本買って10cmにカットするか…。
そんな時にグリップテープのスペアがあったことを思い出して部屋から探し出しました。登山用三脚のジッツオ GT2545Tに巻いているやつです。
残りのカーボン部分にはグリップテープを巻いて完成。やはりスポーツ用グリップテープなのでめちゃくちゃ握り心地が良いです。素振りしたくなるレベルでグリップが効いています。肩に担げばスポンジがクッションになって痛くなりません。
見栄え的にも違和感もなく良いのではないでしょうか。これは完全に三脚用に作られているかのようなスポンジカバーです。スポンジなので気にするほど重量が増すこともありません。
レオフォト三脚ってブルーのロゴが妙に目立ちます。近いところにメーカー名と型番が2つ表記されているなど自己主張の強いところが気になっていましたが、片方をスポンジカバーで隠すことでだいぶ落ち着いた三脚になりました。
写真で分かるようにLeofotoの「t」が薄れていたりロゴマークが少し欠けています。箱から出したばかりの新品ですがロゴプリントのクオリティが怪しいです。細部のチープ感が気になりますが格安の中華三脚なのでしょんないです。
届くことのないウォームグリップの話
グリップ繋がりの話になりますが、楽天にあるレオフォト製品の輸入販売店から購入する際に「レビューを書けばウォームグリップが貰える」というオマケ企画がありますよね。あくまでもレビューとオマケ商品は“交換条件”のはずなんだけどウォームグリップが届きませんでした。月日だけが経過して「レビューだけ書かされた感が否めない」と感じ始めたタイミングでサイトで詳細をチェック。
実は商品レビューだけじゃなくてショップレビューも1週間以内に書かないと駄目だったみたいでオマケを貰える権利がないことが判明。注文段階では「レビューを2つ書け」なんて条件は見当たりませんでしたが、僕のような詳細をちゃんと読まないカモが釣れればオマケ商品を送らずにレビューだけを増やせるという上手いやり口です。
まだ使用していなくてレオフォト製品についての評価は全くないので記載済みのレビューは削除しておいた。本当に評価すべきなのはサンプリング元のRRSだと思いますが。
べ、べつにウォームグリップとか使わないし!(強がり)
まとめ
三脚を買ったら初めにグリップを取り付けるのが恒例行事となりつつあります。とくに光スポンジカバーのクッション性が気持ち良いのでオススメしたいです。レオフォト三脚に限らず、サイズが合えば装着できるので試してみてはどうでしょうか。
購入当初のこの記事ですらネガティブな内容の多い記事になってしまった通り、僕にとってマイナスイメージの強い出会いとなった三脚です。
分解清掃をしたい場合はさらに3段分も外すことになりますが、「分解清掃」について気が付いたことがあるので少し補足します。(スポンジグリップの取り付けには関係ないので読み飛ばしてくれて結構です。)
引き抜いた脚の先端には黒いプラスチックパーツが付いていて、これはナットロックを回す際に脚の回転を押さえる役割があります。問題はこのプラスチックパーツがどうにも外せないこと。どうやっても外し方がわからないです。がっちり固定されており少し力を入れてみるとパキッと逝ってしまいそうで怖い。接着されているのだろうか。
これの何が問題かと言うと「分解清掃」に困る点。愛用三脚を長く使用していくために定期的なメンテナンスをしたい訳ですが、分解できない部分があると清掃できない部分も出てきちゃいます。このシンプルなプラスチックパーツが外せなくて不満です。
ちなみに手持ちの登山用三脚「Gitzo GT2545T」の脚も確認してみたところ、同じ役割のプラスチックパーツが付いているが簡単に外せる。むしろ脚を外すと同時にパーツが開くという、分解清掃をしたい人への親切設計です。素材は薄くて多少クニャクニャ曲げても平気なので簡単にパキッと逝く心配もない。よく考えられている。
メンテナンスのことまで考えられているかどうかについてメーカーの差を感じました。