こんにちは、アキです。
導入したばかりのZ6IIを縦構図でセットしようとした際に、レリーズの差し込み位置に不便を感じました。それを解消するため「SmallRig ケーブルリリーフスペーサーMD2634」という便利アイテムを購入したのですが、使用できないトラブルがあったので失敗例として紹介します。
SmallRig ケーブルリリーフスペーサーMD2634
Z6IIに限らない話ですが、Lプレートを使用していると縦位置でセットしようとすると、ボディ側面に差し込んでいるレリーズが邪魔になってしまうことがありませんか?
それを解消するための生み出されたのが、SmallRig製「ケーブルリリーフスペーサーMD2634」です。
SmallRigの公式ブログで詳細が記載されていたので、そちらを見た方が早いです。めちゃくちゃ画期的なアイテムだと思って見つけた瞬間にポチりました。
ようするにカメラ本体と雲台の間にスペースを設けることで、カメラをクランプの中心に維持しながら邪魔なケーブルを逃がすことができる便利アイテムです。(使用中の画像が無いのには理由があります。)
スペーサー自体もアルカスイス互換のため使い勝手が抜群です。
これでZ6IIを縦位置にしてもケーブルが邪魔にならない(はずでした。)
これまで3年間ほど使用していたのはNikon D810ですが、カメラ本体のフロント面に10ピンターミナルがあったので、Lプレートを装着しての縦位置でもケーブルを気にする必要はありませんでした。
D810以前まで使用していたD610で同じ悩みを経験していたのを思い出した。
邪魔になるケーブルを逃がすために、クランプの中心からズラしてカメラを固定しているのがお分かりでしょうか。縦位置にしようと思えばできるけど、これだと安定性が落ちてしまうのでなるべく避けたい方法です。
Z6IIもこの位置にレリーズ差し込み端子があるのですよね。
レリーズの差し込みはフロント面で統一して欲しいなぁ。
ベルボン製のLプレートと噛み合わない
開封したばかりスペーサーを触ってみてすぐに「使用できない」ことが発覚。
ちなみにZ6IIへ装着しているのはベルボン製の「BR-ASZ7」です。
スペーサーのクランプを最大まで締め込んでも、Lプレートが固定されずにスカスカしてしまいます。
アルカスイス互換はあくまでもメーカー独自で生産する“互換品”であって、そういう“規格”で統一されているわけではないです。メーカー毎に精度が異なるため、メーカーの組み合わせによっては上手く噛み合わないという症状が起きるようです。
話には聞いていたけど自分が経験するのは初だ。
ベルボン製のLプレートと、SmallRig製のスペーサーは噛み合わない。
このスペーサーは噛み合ってさえいればめちゃくちゃ便利なアイテムあることに違いありませんが、これからLプレートやスペーサーの購入を考えている方は、メーカーの組み合わせには注意してください。
可能な限りメーカーは揃えるべきです。
参考までにどうぞ。
使い道がないのであれば分解してみようと、左右にあるバネのガイドピンを外してみました。六角ネジになっているので簡単に外せました。
しかし「硬いなぁ」と思いながらも緩めてみたら1本のネジ部分が折れてしまいました。折れた部分はネジ穴の中に残っていて修復不能。余程キツく締め込まれていたようです。
ただのバネのガイドピンなので、片方が無くなったところでバネは生きているしクランプとしてはまだ使用できます。(どの道、現状のLプレートでは使用不可ですが。)
使用レビューできません
紹介した通りスペーサーは使用不可によりレビューはできません。しかも自らの手で破壊してしまった。(何も知らずに、海外直送の高価な方で買ってしまったので少しショック。)
公式ブログを見る限りでは使い勝手の良い画期的なアイテムだと思いますので、使用可能な環境であればおすすめしたい製品です。縦位置にするときのケーブルストレスが無くなりますよ。