こんにちは、アキです。
2023年10月29日開催の、横浜マラソン2023に参戦。
目標だったサブ4を達成しました。
人生2度目のフルマラソン(42.195km)ですが、前回の富士山マラソン2022から11ヶ月ぶりです。膝が崩壊してボロボロになりながら初フルマラソン完走したときは「二度と走らねぇ…」という感情だったにも関わらず、気がつけばフルマラソンへエントリーしていました。
不思議なものですね。
人はなぜリベンジをしたくなるのだろうか。
では、横浜マラソン2023の当日の様子です。
横浜マラソン2023
会場とコース
当日は朝4時に起床し、朝食を食べてからパシフィコ横浜臨海パークへ向かいます。
フルマラソンのスタート時刻は8時30分で、それまでにスタート位置へ集合できていれば基本的に参加可能。参加エントリーとは別で、事前にランナー登録(10日前〜大会前日まで)をしておくことで当日受付の必要がないシステムです。
5時過ぎの電車を待ちます。
最寄り駅から1本で横浜まで行けるのがありがたい。
前回の富士山マラソン2022のために購入した「asics NOVABLAST 3」はすっかり練習シューズとして活躍しており、今回は移動用シューズとして履いていました。
レースシューズには初カーボンシューズを用意しております。
電車に揺られること約1時間で桜木町駅で下車。
電車に乗っているときに雨がパラついていたけど、下車した頃には朝日が差し込むくらいには天候が回復しており、スタートの8時過ぎから晴れる予報でした。
電車に乗ったときから周囲の人達はみんなランナーでした。何も考えずにぞろぞろと歩いていく人達についていけば会場に到着するので助かります。
横浜ランドマークタワーの中を通過しますが、これは正規ルートなので問題ありません。
会場が近づいてきましたね。
気分が高まってきます。
観覧車とジェットコースターが見える。楽しそう。
パシフィコ横浜へ到着する頃には、辺りはすごい人です。
ネット上でランナー登録を済ませていれば当日受付はなく、スタートラインに直行してOKなのですが、荷物預けや着替え等が必要なランナーのためにパシフィコ横浜ホール内を利用できます。
私も利用させていただきました。
スタートまでの話
ホールで着替えを済ませ、補給食などをポッケへ詰め込み、荷物を預けたらスタート地点へと向かいましょう。
スタート地点へと向かう頃、回復へと向かうと思われたが小雨が降り始めていた。
来る途中にコンビニで買っておいた使い捨てカッパを使用。レース中にゴミ捨て場所がたくさんあるので、不要になったタイミングで捨ててしまいます。
スタート待機場所までは少し歩きますが、道中に仮設トイレが何箇所か設置されています。
写真左のモザイク部分には、男性用の小トイレがあります。待機場所までのルートを歩いている大勢のランナー達に向かって用を足すという配置で、それに気がついた女性ランナーから悲鳴が上がっていた。配置がおかしい。
私は別のトイレで済ませておきました。
待機場所まではけっこう歩きますが、この時点でも結構濡れてしまうくらいには雨が降っていました。これから天候は回復する予報なのでいいけど、もしも土砂降りのフルマラソンになったら参加は辞退していたかもしれない。
Eブロックの待機場所へ到着。
スタート待機ブロックはA〜Jまでの10区画に分かれていて、事前の自己申告タイムからバランスよく振り分けられています。つまり自己申告タイムが近い人が固まっているようです。
私の待機していたEブロックはサブ4〜サブ4.5くらいを狙うグループということになる。
移動からスタートまでの40分間くらいは雨に濡れながら待機。
土砂降りではなくパラパラ程度の雨ですが、周囲のランナーは待機しているだけでけっこう濡れていました。使い捨てカッパを持ってきて正解でした。
寒さ対策にもなるし、使い捨てカッパは控えめに言って神アイテム。
20km地点まで
そしてスタート号令から12分ほど経過してスタートラインを通過。
待機前にトイレに寄っていたのにスタート時には再び尿意。5km地点にも満たない1番最初のトイレに立ち寄って用を足しました。(2回のフルマラソン参加の経験上、早い段階でトイレに寄っておけば残り40kmはトイレによる必要はない)
雨も止んでいたのでカッパは処分。
その後、レース序盤は人が多すぎて大変だった。
5km過ぎくらいまではファンラン参加ランナーも入り乱れているので、人混みで自分のペースで走ることは不可能。ファンランの方達はペアやグループ参加が多くて、なぜか横並びでワチャワチャ走っていたり、急に立ち止まって記念撮影が始まったりします。
フルマラソンなのにサイドステップを駆使して避け周り、立ち止まるランナーに衝突しないように急ブレーキしたりと忙しかった。
序盤のタイムロスが大きいので、記録狙いのランナーはイライラだったかと思います。ファンランコースと分岐を別れてからはスムーズに走れるようになりました。
それからが本番。
場面は飛んで10kmを過ぎて、高速道路の高架下を走っています。
今回は走りながらでもスマホで写真を撮るくらいの余裕がありました。前回のフルマラソンでの失敗を活かして、ペース配分には気をつけています。
結果としては調子良く走れたけど、15km地点くらいで一度だけ立ち眩みのような感覚に陥りました。頭というか視界がくらっと歪んだ。これには一瞬リタイアが頭をよぎった。
原因としては、ペース配分に余裕を持たせようと意識する余りに呼吸がずっと浅かったのです。深呼吸を何度か繰り返したら目眩はなくなりました。
20km通過、折り返し地点らしき場所。
ちなみに言うと練習では20km以上は走ったことがありません。普通なら30km走という練習を取り入れるようですが、なんとかなるでしょう。このレースがもはや富士山マラソンのための練習と言っても過言ではない。
20km走れれば30kmも40kmも同じだろうと舐めています。
とにかく給水と給食に気を使いました。給水所では必ずコップ1杯のスポドリを飲み、エナジージェルも計画的に摂取しました。
エネルギーさえ確保できれば走りきれる予定。
30km地点まで
足が痛くないだけでこんなに楽しいんだ、と思えるくらいには余裕があります。
前回のフルマラソンでは20km辺りから膝が崩壊して、残りはただ苦痛でしたからね。痛みに意識を持っていかれることで、ペース配分やらエネルギー補給など考えられなくなって体力的にも消耗が加速してしまう悪循環。
20kmを過ぎて、Apple Watchのナイキアプリ計測では5分28秒ペースで走れていたので、とにかく現状維持を意識したペース配分を心がけた。このまま走れたらサブ4は狙えます。
この先、ハーフを過ぎると高速道路へ突入します。
高速道路へ突入すると、一気に過酷さが増した気がします。沿道の応援は消え、終わりの見えない殺風景な高速道路が続きます。
15kmくらい続く高速道路のコースコンディションとしては、地味にアップダウンやバンク角があり平衡感覚がおかしくなったり、遮る建物がなくて容赦ない向かい風だったりランナーとしては記録を狙うようなコースではないそうだ。
でも富士山マラソンしか走ったことがない私としては苦ではなかった。
横浜マラソンにはラッキー給食という楽しみイベントもあり、高速道路にて「黒糖どらやき」をなんとかゲット。口の中の水分を持っていかれるので一口ずつ時間をかけて食べました。(欲を言うと横濱ハーバーが食べたかった。)
その後、23km辺りでようやくペースランナー(サブ4)に追いついた。サブ4ペーサーのゼッケンがDブロックだったので、Eブロックスタートの私よりも早くスタートしていました。あとはくっついて走りきれればサブ4を達成できます。
目標のサブ4が見えてきた。
ようやく高速道路を降りる頃には残り6kmほど。
ここからがシンドくて「30kmの壁」ではなく「残り5kmの壁」を痛感。ペースダウンしながらもなんとかペーサーに食いついてゴールを目指した。
42.195km(ゴール)
残り3km、パシフィコ横浜が近づいてくる頃には、食いついていたペーサーにジワジワと引き離されるも気力だけで踏ん張ります。
赤レンガ倉庫の前を通過する頃には、先の方にゴールが見えてくるも「まだあんなにあんの…」って言う気分でした。
ゴール前のストレート。※せっかくなので公式写真を購入。
ラストスパートをかける人が多いけど、私はとくにペースを上げることはできずにゴールしました。ゴール時に見えていたタイムは「4時間7分」でした。
Eブロックの私がスタート地点を通過したのは、開始から12分程経過していたので、それを差し引いたネットタイムでサブ4達成を確信した。
人生2度目のフルマラソンを無事に完走。
怪我をせずに出場し、足を痛めることもなくゴール。ラスト5kmはシンドかったけど、ゴール直後は達成感で清々しかった。マラソンってこんなに楽しいのかって。
ちなみに今回のレースシューズは「asics S4(エスフォー)」です。
初となるカーボンシューズだったけど、カーボンの中では安定感やクッション性が高めなのでカーボン初心者に向いている。「サブ4を目指すためのシューズ」と言うだけあって、本当にこのシューズのおかけでサブ4達成できたと言っても過言ではない。
記録について
さて、結果です。
スタート合図からゴール地点までを「グロスタイム」、スタート地点通過からゴール地点までを「ネットタイム」です。後続ブロックはスタート合図からスタート地点を通過するまでは10〜30分かかります。
なので正確なタイムは「ネットタイム」とされています。
【ネットタイム】3:54:11
目標のサブ4達成が公式に確認できました。そこそこ余裕を持って走れていた気がするのに、残り時間6分なのでけっこうギリギリ。
前回の富士山マラソン2022は膝をぶっ壊していてもサブ4.5だったので、膝さえ克服すればサブ4達成できるポテンシャルがあると考えていたけど、それは間違いではなかった。
横浜マラソン2023の感想
思っていたよりも余裕を感じることができた。(残り5kmは死物狂いだったけどね)
なぜかと言うと、一度も歩かなかったから。エイドでは確実に水を飲んだりバナナを食べたりして5〜15秒ほど歩きますが、それ以外で歩くことがありませんでした。
文字通りの完走で、富士山マラソン2022からの大きな成長を感じられました。しかし次回レース予定である「富士山マラソン2023」でサブ4を達成できる気がしません。横浜マラソンよりもアップダウンの激しいコースなんです。
ひとまずサブ4達成はできたので、富士山マラソンはタイムを気にせずに「楽しく完走」というリベンジで考えています。
私が挑戦したフルマラソン参加記録です。
2024.12.01 | 【湘南国際マラソン2024】計測チップ付け忘れてドタバタ | 4:03:49 |
2024.02.12 | 【さいたまマラソン2024】2度目のサブ4達成とPB更新 | 3:52:26 |
2023.11.26 | 【富士山マラソン2023】サブ4狙うもコンディション悪く撃沈 | 4:11:02 |
2023.10.29 | 【横浜マラソン2023】目標のサブ4達成しました | 3:54:11 |
2022.11.27 | 【富士山マラソン2022】初フルマラソンを完走しました | 4:26:23 |
開催日 | ブログ記事 | タイム |
2024.12.01 | 湘南国際マラソン | 4:03:49 |
2024.02.12 | さいたまマラソン | 3:52:26 |
2023.11.26 | 富士山マラソン | 4:11:02 |
2023.10.29 | 横浜マラソン | 3:54:11 |
2022.11.27 | 富士山マラソン | 4:26:23 |
サブ4達成時の服装をチェック!
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