『紅き訪問者』
富士宮市−田貫湖 NikonD610
こんにちは、アキです。
週末は何やら面白い展開が続いていたようですね。とくに吊し雲祭り!Twitterで色んな方の撮影した写真を拝見しました。
僕はというと撮影はお休み中。ブログ開設から一ヶ月経ちましたがその間は撮影休止としていて、ある程度サイト内を整えて執筆だけに集中できる環境まで作るのにいっぱいいっぱいでした。
そんな感じなので過去の撮影エピソードを記事にします。
昨年9月のことですね。僕も吊し雲祭りには遭遇したことがあります。
富士山撮影記(15.9.13)
焼ける吊るし雲
最初は金星でも絡めて撮ろうと田貫湖へと訪れていたと思います。来た時にはすでに吊るし雲は発生していました。
慣れないバルブ撮影をするも10分ほどで白飛びさせてしまう有様。
普段から比較明合成に頼りすぎだな(笑)そして白飛びを誤魔化すためにモノクロに処理してみましたという1枚ですが言わなきゃバレないかな?
わりと早い段階から紅く染まり始める吊るし雲。まだ金星も確認できます。
この辺ですでに爆焼けの予感ですよね!付近の同業者の方たちはざわついていました。
UFOだとかどうとか。
そして彩度を極端に弄ったのかってくらい真っ赤に焼けた吊るし雲になりました。
この日は富士山周辺のいろんな方角からも爆焼け吊るし雲の写真がTwitter上で見られましたね。そして焼けも落ち着いてきたところでまだ日の出前です。
どんな日の出を見せてくれるのでしょうか?
吊るし雲は形を崩して富士山へと巻き付いて行きます。
笠雲と呼ぶよりはシャンプーハットのような…
この時点で日は出ていますがシャンプーハット雲に隠れていますね。
彩雲の発生
シャンプーハットから太陽が出てくる形での日の出になりました。ここで彩雲を確認できました。
逆さ富士にも彩雲が写り込んでいます!彩雲自体そんな目撃したこと無いのでどういう状態が“綺麗”だとかいうのがわかりませんが…僕の撮影した写真の中ではレアな物だと思っています。
彩雲シャンプーハット富士です。
まとめ:富士山写真にカメラの腕はそこまで関係ない
面白い展開に出くわすと必ず思うけど、富士山写真って技術や高価な機材なんてそこそこのラインで十分なんだなと感じます。
一番大切なのは『偶然』に出会うためのフットワークかと。その『偶然』の瞬間をどこにいたか、どこでカメラを構えていたか。雨予報、曇り予報だからと家にいたのに朝起きて部屋の窓から空を見て「焼けてたのか!しかも富士山見えてたのか!行けばよかった…」なんてこともあります。
深いですね、もっと活動できる時間が欲しいと思う三十路の夏です。
あー仕事イヤだ(´・ω・`)