こんにちは、アキです。
降雪直後の塔ノ岳・丹沢山での登山記録です。
2024年の月1塔ノ岳チャレンジは3回目。
3月下旬(ほぼ4月)の塔ノ岳でまさかのスノーハイクを満喫した以外にも、当初の狙いだったパール富士もバッチリ撮影できて満足感の高い登山になりました。
関連塔ノ岳・丹沢山にて登り初め登山!2024年は月1塔ノ岳にチャレンジ
塔ノ岳の登山記録(2024.3.27)
塔ノ岳・丹沢山(パール富士) / あきさんの塔ノ岳(神奈川県)・丹沢山・堀山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
主に利用しているアクセス手段です。
山名 | 塔ノ岳(標高1,491m) |
周辺の山 | 丹沢山、鍋割山、蛭ヶ岳 |
登山口 | 大倉登山口 YAMA CAFE前に登山届ポストあり |
駐車場 | 大倉駐車場(24時間) 秦野戸川公園大倉駐車場(8:00-21:00) |
アクセス | 東名(下り)より「伊勢原JCT」を新東名「新秦野 出口」方面へ分岐 道なりに続き「秦野丹沢(スマートIC)」で下車、大倉駐車場まで約3分 |
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山名 | 塔ノ岳(標高1,491m) |
周辺の山 | 丹沢山、鍋割山、蛭ヶ岳 |
登山口 | 大倉登山口 YAMA CAFE前に登山届ポスト |
駐車場 | 大倉駐車場 (24時間) 秦野戸川公園大倉駐車場 (8:00-21:00) |
アクセス | 東名(下り)伊勢原JCTより 新東名「新秦野 出口」へ分岐 「秦野丹沢(スマートIC)」で下車 大倉駐車場まで約5分 |
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今回はソロ登山。
狙いのパール富士は朝6時くらいなので、それまでにナイトハイクをして目的の場所で待機する計画です。日の出から15分後となるので紅富士パールは狙えませんが、2月の「日の出2時間後のパール富士」よりはバッチリと撮影できるのでチャレンジしておきたい。
そして前日に雨予報だった丹沢山域ですが、山の上では雪だったようで想定外の降雪と霧氷景色を満喫できた。この興奮をぜひ共有するべく動画編集にも挑戦中。
満月を追いかけてナイトハイク
1:08頃、大倉バス停前を出発。
稜線上では待機時間が長くなるほど凍えてしまうので、朝焼けタイムも入れてパール富士の30分前くらいに到着するのが理想。でも楽しみ過ぎて早く出発してしまう。
雨上がりで土は湿り、岩や木道は濡れていて滑りやすいので注意して歩きます。夏だったらヤマビルだらけだろうなというコンディション。
よく見ると登山道脇の草木には霜が付着。
2:30頃、堀山の家を通過した辺り。
霜だった周囲の景色が雪に変わる。まだ残雪はあるだろうとは思っていたけど想定よりも早く雪を見かけて焦りを感じ始める。
チェーンスパイクを置いてきてしまった。
春の塔ノ岳のつもりだったから中盤でこの積雪量は焦っていた。場合によっては上の方は厳しいかもしれないと不安になる。雪道って登ることはできても下山時が滑って怖いです。
予想外のスノーハイク
2:50頃、花立山荘を通過。
予想外のスノーハイク。
しかも雨混じりの雪で凍った地面がツルツルだったりパキパキだったりする。
チェーンスパイク未携帯の焦りに反して浅い積雪が続くので問題なく登っていく。1月、2月のようなドカ雪ではなく、日が昇ればすぐに溶けてしまいそうな湿り気の多い雪です。
標高を上げると積雪量が増える。
しかもノートレースを一番乗りできたのが嬉しい。(動物のトレースあり)
終盤は階段が多いので積雪していても問題なく登れてしまう。昔は「階段地獄」だなんて思ってヒーヒー登っていたけど、今となっては危険の少ない登りやすい山だと感じる。
3:16頃、塔ノ岳(標高1,491m)へ到着。
肉眼では満月に照らされた富士山が明るく見えています。スッキリと晴れた空が広がり、パール富士を確信してモチベーションが上がる。
そのまま通過して丹沢山方面へ。
パール富士ポイントは塔ノ岳〜丹沢山の稜線上なのでしばらく縦走をします。ここまで来てしまえば残りは横移動なのでチェーンスパイクは不要です。よかった。
目的の場所を目指して縦走開始。
周囲は霧氷景色なので日の出後の稜線歩きも楽しみだ。
3月のパール富士を狙って
4:05頃、目的の場所にて1発目の撮影。
早く着きすぎてパール富士(富士山の頂上に月が着地する)まで残り2時間。風の通り抜ける稜線上で凍えながら待機します。
冷え込んでいて湿度が高くて雲海でも狙えないかと考察していたけど大ハズレ。雲海の「う」の字も感じさせないロケーションだ。
5:30頃、空にビーナスベルトが架かる。
日の出間近、パール富士まで30分。
この時間帯や紅富士タイムでのパール富士であれば最高だけど贅沢は言えない。東京へ移住してから富士山の見えない生活を1年以上、今の私には富士山があればそれが「絶景」です。
Nikon Z 7II購入後は、Z 6IIを使用しなくなってしまったので手放そうか検討中。
5:50頃、待ちに待った御来光。
太陽の温もりが気持ちいい。風の抜ける稜線上での日の出待機は雪山登山よりも寒いんです。
霧氷がキラキラして綺麗。
6:05頃、白い月が頂上へ着地。
山から見る白パール富士。
富士山麓にも広がる降雪を確認できる。
日の出30分後なら月はまだちゃんと見えている。前回の日の出2時間後のパール富士は薄くて難しい撮影だった。ちなみに富士山の真ん中も狙えたけど、お気に入りの場所から撮影したかったので少し右寄りに沈みました。
キラキラ霧氷縦走と丹沢山
6:40頃、丹沢山へ向けて縦走再開。
一頻り富士山撮影を終えたら霧氷景色をエンジョイします。
キラキラ霧氷の広がる縦走コースがあまりにも綺麗だったのでここから先は動画撮影をしています。登山全体をまとめた動画を作成したのでよかったらチェックしてみてください。
普段ブロガーの私が初めての登山動画を作成したのですが、やはり仕上がりは気になる点が多くて課題が残ります。画質、色味、音質、音源など挙げ出したらキリがない。
今後も不定期ではあるけど、面白そうな登山だと思ったときは映像にも残していこうかと思います。トレーニングだとか見栄えしないような場合は動画にはしないかと思います。
7:00頃、丹沢山(標高1,567m)へ到着。
この辺りも真っ白け。
実は真っ暗な中でパール富士待機していたときに後続ハイカーが通過したので、トレースは1番手ではなくなってしまった。しかも先行者のトレースは蛭ヶ岳へと向かっていった。
丹沢山に近いほど霧氷が多い。
足跡がないと綺麗ですね。
しかし止まっていると冷えるので休憩はせずに引き返します。引き返し中も動画撮影していたので記録写真は少なめ。
雪が溶ける前に下山
8:09頃、塔ノ岳へ到着。
すっきりと澄んだ富士山に丹沢ブルー。
頂上付近の積雪が未明に通過したときよりも溶けているような。
8:15頃、下山開始。
塔ノ岳より西側(三ノ塔方面)を見るとキラキラの霧氷景色が広がる。こっち側も歩いてみたい。月1塔ノ岳チャレンジを継続するのなら大倉尾根以外もチャレンジしてみよう。
上りはナイトハイクで分からなかったけど大倉方面も真っ白けでした。YAMAPでこの日の他ハイカーさんの記録を確認すると「同じ日なの?」と思うくらいに溶けて無くなっていた。
8時も過ぎると妻の知り合いハイカーさん達がぞろぞろ登ってくる。妻と一緒に私も最近ちょくちょく顔を出しているので覚えてくれている方もいて嬉しい。
8:36頃、花立山荘を通過。
凍結気味だった積雪はすでにビショビショに溶けている。日当たりのいい場所は溶けるのが速いのでナイトハイクして縦走して良かった。
9:55頃、観音茶屋を通過。
小屋前には大倉尾根で唯一のミツマタスポットがあり、見頃直前の様子を見られた。
10:03頃、大倉バス停前に下山完了。
結果的にチェーンアイゼンは不要でした。下山時は濡れた岩や木道、泥で滑ったりはしたけど、雪で困ることはありませんでした。しかし山において想定外の天候は当たり前、御守りとしてチェーンスパイクは常備するべきだと勉強になりました。
まとめ
次回は4月中に登る予定。
(これを書いているのがすでに4月下旬)
時期としてしばらく雪だとかダイヤモンド・パール富士だとか狙えそうもないけど、月1塔ノ岳チャレンジは継続していきたい。未経験コースを歩いてマンネリ防止したり、久しぶりに鍋割山まで足を延ばしてみるのもいい。
なんか純粋に登山が楽しい。
これぞホームマウンテン、塔ノ岳。
使用した撮影機材
今回使用した撮影機材の紹介です。