こんにちは、アキです。
2月に入り早いもので梅や寒桜が咲き始めたという情報があり、僕も薩埵峠まで足を運んで撮影をしてきました。もちろん富士山を絡めてですよ。その時の撮影記録です。
富士山撮影記(2018年2月13日)
興津側への朝方の撮影に来るのは初めてでしたが、真っ暗な時間の墓地が怖すぎる。墓地を歩いて抜ける必要があるんですよね。こわひ。
ちょうど海からの風が吹き抜ける場所だからかビュービュー…カランカラン…と不気味な音が響くの。そして、ふと時刻を確認すると4時42分とか。
あと2分で4時44分…
ひゃー、墓地を目の前にして嫌なタイミングで時間を見てしまった。せめて過ぎていればいいものを。怖かったので5時位まで車に篭っていましたとさ。
薩埵峠にある寒桜について
薩埵峠には「興津の薄寒桜」という日米友好のシンボルとなった桜の木があります。かつてアメリカ・ワシントンに贈られた桜の苗木は興津で生産されたもので、その残りの苗木が興津 に栽植されています。
関心深い歴史のある桜の木なので、桜を見に薩埵峠に訪れる際には少し思い出してあげて下さい。
その辺りは一年前の記事に少しまとめているので興味があったら覗いていって下さい。
薩埵峠のレーザービーム
日が差し込むまでは薄寒桜も梅もまともに撮影はできないので、とりあえずレーザービーム撮影で時間を潰しました。
花だとか夜景と撮影する時はピーカンだとバシッと決まりますね。ピーカンも良いものだなと最近思い始めました。
この一枚は地味に比較明合成をしています。バイパス下りの車が少なくてレーザービームが途切れてしまったり撮れても別の部分が白とびしたりとイマイチだったので、白とびしないシャッタースピードで撮影した4枚くらいを比較明合成してレーザービームを繋ぎ合わせています。
明るくなってくると他のカメラマン達も姿を現し始めました。
周囲が明るくなり、僕も撮影するポイントを決めようとフラフラとしつつ梅を撮影できる場所でセッティング。梅ポイントはスペース的に2人で満員状態になってしまう。
日の出も間近になった頃に現れたおじいちゃんもここで撮影したかったようで、「空かないかなー」と言わんばかりの表情でずっとこちらの様子を伺っていました。僕もチラッと見てしまいおじいちゃんと目が合う。
そんな目で見つめられたらさ…
ここはシルバーシートだったんだと思うことで無言で場所を譲りました。僕が引くことで誰か1人が良い思いをできるのだ。
先程のレーザービームを撮影していた辺りの薄寒桜を撮影することにしました。
薩埵峠の「興津の薄寒桜」
よく考えると、梅の花ってまだこれからも色んな場所で撮影ができますよね。でも「興津の薄寒桜」という桜はこのタイミングのこの場所でしか撮影できないわけです。
しかも富士山と絡めるには薩埵峠しかない。(と思う)
まあ無理して梅を狙わなくても良かったんだなっと思うことでむしろ得をした気分になった。
朝日の差し込んだ薄寒桜はオレンジ色に染まりとても綺麗でした。花はやはり太陽が出てからが本番です。
花としてはどんな状態なんだろう。個人的には花付きは控えめで8〜9分咲きという印象でした。
夕方じゃないですよ、これ日の出ですよ。
カメラ内蔵のストロボを使用した日中シンクロという手法で撮影しています。逆光なのに薄寒桜がくっきり見えているでしょう。HDR合成せずにアナログな手法を使うのも面白いものです。
まだまだ大雪だの凍結だの大変な地域には申し訳ないですが、“雪と無縁の地しぞーか” には春が見えてきました。一足早く春の訪れを感じられました。
僕ほんと寒いのが苦手なので早く暖かくなって欲しいです。一年で春〜夏が一番好きです。
ガリみたい。食べたくなるな。
カメラマンは確認できただけで5人だったかな。結局みんな明るくなってからあちこち歩き回ってパシャパシャ手持ち撮影をするわけですよ。先程のおじいちゃんに譲った撮影スペースもすぐに空いていた。
ちなみにこの薩埵峠には「興津の薄寒桜」とは別に河津桜が紛れているということですが、見ただけでは僕には区別はつきません。
しかし今回なんとなく河津桜じゃないかなっていう木がありました。
興津の薄寒桜であれば少なからず花が咲いているんですが、まったく咲いていない桜の木もありました。これが河津桜だったんじゃないかなって思います。完全にまだツボミなんです。時期がもう少し遅いのかと。
花は詳しくないのでイマイチわかりません。
そんな訳で人気撮影スポット薩埵峠での薄寒桜の撮影でした。
まとめ:花モノの季節到来
早いことにもう梅のシーズンですね。
何が楽しみって「梅まつりイベント」のある梅スポットですよ。
梅の花を眺めながら食べるたこ焼きの旨さは異常。
昨年に、岩本山公園の梅まつりで買ったたこ焼きがたしか4種類だか5種類の味が入ったやつで美味しかった。あれは今年も食べなくてはならない。
以上が薩埵峠の薄寒桜を狙ってきたという撮影記録でした。