雲の中にしっとりと佇む富士山、梅雨の風情を感じた清水吉原

こんにちは、アキです。

自粛期間が明けたかと思えば、梅雨入りしたり体調不良をしたりと活動再開がだいぶ出遅れてしまったけど撮影再開できました。体調不良というのは「感染性胃腸炎」で下痢と発熱で寝込みました。貰いモノの胃腸炎だけど本当コロナじゃなくてよかった。

まず1発目の撮影は地元静岡市の人気な雲海スポット「清水吉原」です。

富士山撮影記 2020.7.3

ライブカメラを確認して、意外と雲海の出ていた「清水吉原」へ出撃を決めた。雨が続いていたといっても、晴れ日を1日挟んでの朝なので雲海は期待できなかったから予想外。

天気予報やGPV予報では雲が多くて、文字通り雲行きが怪しい状況。でも面白い展開がないとは言い切れないし、梅雨はころころ天候が変わるため予報が当てにならないことも多々ある。ちょっとばかし雲が多いだけでは諦めませんよ。

というのは建前上の話で、今回の一番の目的は「新しく導入したレンズの試し撮影」でした。静岡市からの富士山の映り具合の確認がしたかったのです。

↓詳細はレンズ紹介記事へどうぞ。

清水吉原への道中は見事にカメラマンの気配はゼロ。定番スポットの広場へ到着しても僕以外に姿はない。富士山カメラマンなら誰も来ないであろうハズレ日の撮影記録です。

霞んでいても、朝焼けがなくても、雲海がなくても「富士山のシルエットさえ確認できれば今日の目的は達成」というポジティブな気持ちも大事。ブログやってなければ帰ってたかも。

 

清水吉原の雲海と富士山

到着後、1発目のショット。

富士山は思っていたよりもくっきりと確認できるし雲海もそれなりだった。光さえ届けば朝焼けの凄そうな雲もある。ちょっと期待した。

 

清水吉原の雲海と富士山

風がないので雲海が溜まる。晴れ日を1日挟んでこれだけの雲海が出るとは思わなかった。

この辺りで車が一台駆け上がってきた。隣で撮影を始めたカメラマンに声をかけられ、会話をしているとフォロワーさんだと判明した。ライブカメラで雲海を見て急いで駆けつけたそうだ。

 

清水吉原の雲海と富士山

肉眼ではまったく分からないが、写真には富士山がちゃんと映る。霞んではいるけど富士宮の街明かりも確認できるくらいには抜けている。

 

清水吉原の富士山と雲海

夜が明けてきた。焼けているように見える雲は街明かりによるもの。この景色を眺めながらフォロワーさんと「焼けたら面白そうですねー」なんて他愛もない会話をして時間が流れる。

 

清水吉原の富士山と雲海

1焼けタイム。

ちょこっと焼けを確認できるが、これ以上は染まらない惜しい展開でした。しかし雲の中にぼんやりと佇む富士山が涼しげでイイですね。サッパリとしている。

 

清水吉原の富士山と雲海

雲海の流れは悪くない。ほんとここまで雲海が出るとは思わなんだ。霞みも含めてしっとりとした梅雨の雰囲気を表現していて好き。

 

清水吉原の富士山と雲海

1焼けが終了すると富士山も雲隠れを始める。このタイミングで隣にいたフォロワーさんは諦めて帰宅していった。再びぼっち撮影となる。

 

清水吉原の雲海と富士山

朝焼けには撃沈するも、せっかく雲の流れがあるのならスローシャッターで遊ぶしかない。ということでND1000フィルターの出番です。

しっとりローコントラストな富士山写真も悪くない。僕にとってはお気に入りの作品や。

 

清水吉原の富士山と雲海

遊んでいたら2焼けタイム。

雲は染まらなかったけど、空間がほんのりとオレンジ色に染まっていた。空間が染まったこの時の空気感が「爆焼け直前」に似ていた気がする、あの台風一過の時の。

絶景と撃沈は紙一重やな。

なんて過去記事を見返したら全然ちがった。撮影してなさ過ぎて感覚がおかしい。

↓あの台風一過のやつ。

 

清水吉原の富士山と雲海

清水吉原の富士山と雲海

富士山はこのままフェードアウトしていった。まあまあの雲海だけが残ってもったいないので、焦点距離150mmで雲海をピックアップ。35-150mmほんと便利なズーム域だ。

レンズ検証のために来たのにそれなりに撮影を楽しめました。

 

清水吉原の富士山と雲海

少し前に「数年ぶりの清水吉原」という記事を書いたけど、それから更に注意看板が増えていたので紹介したい。途中までご一緒したフォロワーさんがここの撮影スポットの常連さんだそうで、いろんな事情を聞くことができました。

新たに設置されていた注意看板の内容。

  • 混雑時マスク着用
  • 場内禁煙(車内OK)
  • ドローン 周囲許可要
  • 不法投棄→再閉鎖

 

フォロワーさんの話では、緊急事態宣言の最中でもこの場所へ撮影に来るカメラマンはいたそうな。それだけにとどまらず、マスクをせずに訪れていた県外ナンバーのカメラマンが問題となり、地主さんの判断で撮影場所(駐車スペース含む広場)を閉鎖したということです。

私有地に関しては地主さんの理解や協力があって撮影スポットとして成り立っているわけですから、そういう場所だけでも最低限のモラルは守って欲しいですね。

僕なんて馬鹿だから、とっくに自粛解禁された静岡県民なのに「東京の越境移動の自粛」が終わるまでの3週間くらい自粛を付き合っていました。まだ自粛を強いられている人達の写欲を煽らないようにと。

正直者が馬鹿を見る世の中でほんと辛い。

でも、「正直者ほど馬鹿みるけど、馬鹿な奴ほどいい夢を見るから、なんだかちょっぴりいい気分」という言葉に救われた気分。(今1番好きな若手ラッパーのリリック)

これ言いたかっただけのブログ記事でした。

 

オウソリティ今一番アツい。

 

清水吉原
簡単には見られない静岡市の富士山絶景スポット