こんにちは、アキです。
ドクターイエローを狙えたので撮影に行ってきました。今回で12回目の撮影記録です。
撮影としては天候にも恵まれてバシッと撮影してやろうという気持ちでしたが、色々と悩まされつつもなんとかイメージを作って表現してみました。
富士山ドクターイエロー撮影記
この日はドクターイエローを撮り始めてから1番とも呼べる快晴。
だからなのかカメラマンも何時になく大勢集まっていた。広い場所なので撮影スペースは全然空いていますけどね。
年末に撮影したPart11の日よりもピーカンでしたね。
僕は最初、どピーカンの青空の下で定番構図の富士山とドクターイエローをバシッと撮影しておこうと考えていました。なかなかバシッと撮れていないから何度も通っている撮影スポットです。
しかし、なかなかポジションが決まらずに困ったことになった。
絡めるものが皆無だった
見ての通り絡めるものが皆無。シチュエーションに困りました。
望遠で富士山とドクターイエローだけで切り抜いても良いのだけど、この場所に来たのならなるべく此処でしか撮影できない構図で撮りたいものです。
色の無い田んぼと桜の木だけ。何も無さすぎでしょう。
小川を入れてみようか、と思うもいまいちピンとこない。
寂しすぎる風景だなぁ。
河川敷にしておけばよかった。
結局、時間もないのでイメージが思いつかないまま「ただの記念撮影でいいや」とポジションを決めました。
そこで普通の新幹線で撮影練習をしていると、上りと下りの新幹線がちょうどすれ違った瞬間が見れました。
そこで「これだ!」と閃いた。
フォトショで重ねてしまおうと。
ドクターイエローを撮影しつつ素材も撮影しておきました。
普通に撮影したドクターイエローです。
何も無さすぎて寂しい。せめて緑が欲しいと感じるが、この撮影スポットでバシッと撮影できたのは初めてだ。
蓮華とか桜とか水田とか、この撮影スポットではもうしばらくは狙うものが無いです。
フォトショでイメージを表現してみた
重ねてみようと思っていた素材写真を使ってイメージ通りに仕上げてみました。
用意するのはこちらの2枚。
そうです、ドクターイエローとN700系を向かい合わせてすれ違う瞬間にしてしまおうということです。(映っているのは車両のケツなので正確には「すれ違った後」なんですが。)
ちなみにドクターイエローの頭とケツで重ねてみたら違和感しかなかったので非公開です。ドクターイエローがすれ違う事なんてないですからね。
2枚をレイヤーで重ねて…
選択ツールでドクターイエローを囲って…
マスクを選択すれば…
こうなります。
三脚撮影していれば簡単にできる合成です。
以前に合成で邪魔な車を消したことがありますが、それと同じ方法です。詳しい方法はそちらの記事を読んで下さい。
あとこれの素材撮影の注意点としては、ドクターイエローが「下り」なのでもう片方の新幹線は「上り」を撮影する必要があります。
よく見ないと分かりませんが、同じ路線ですれ違っている新幹線だとおかしいですからね。
あとは現在レタッチ練習中であるガウスやらハイパスなども使用して仕上げてみます。
うーん…、ドクターイエローだけよりは少し賑やかになったかな。
フォトショレタッチも少し分かってきたような気もします。トーンカーブを弄るのが全く慣れないけど。
合成を始めたらもうなんでも有りだ。
HDR合成をしてしまおう。
新幹線ではHDR合成用のブラケット撮影が不可能なので、3枚の露出違いに複製したファイルをPhotomatix Pro6でHDR合成をします。
プリセットは「ソフト」を使用してパラメータをイジイジ。
Lightroomに戻したら更に好みの効果を加えます。
カッコよくなった!
撮影時にHDR合成は想定していなかったので構図がHDR映えしませんが、なかなか好みの雰囲気です。
今はフォトショレタッチも始めたので昔よりもHDR合成のクオリティが上がった気がします。
HDR合成に使用したPhotomatix Pro6というエクスポートプラグインは別の記事でも紹介しているので気になった方はチェックしてみて下さい。
僕は写真を始めた頃からごてごてのHDR作品が好きだったので、今でもたまにやると楽しくなります。
ちなみに合成なんてしなくても新幹線のすれ違う瞬間は撮影できるものです。タイミングさえ合えばですが。
これは花火や月の比較明合成と同じことだと思っています。時系列を1枚に収める表現方法として。
まとめ:ごてごてのHDR合成楽しい
たまにやると楽しいんですよこれが。フルサイズ用のフィッシュアイレンズが欲しくなるなぁ。APS-C用しか持っていない。
こんな感じで今回のドクターイエローでは、「何も無さすぎる状況」で思いついたイメージをレタッチを駆使して表現してみました。
たまにはこういう回でもいいでしょ。
以上が富士山ドクターイエロー撮影記Part12の記録でした。