薬師岳・観音岳・地蔵岳を紅葉ハイキング!鳳凰三山2日目

南アルプス鳳凰三山の紅葉

こんにちは、アキです。

2泊3日の鳳凰三山、2日目の山行記録です。2日目は薬師岳・観音岳・地蔵岳と3つのピークを縦走をしてきました。

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鳳凰三山2日目の山行記録

記録写真からのだいたいのコースタイムです。

2日目は薬師岳小屋をスタートして三山を縦走して、再び薬師岳小屋へ戻りもう一泊するというプランです。ところどころ休憩等も挟んでいます。

  • S:薬師岳小屋(7:45)→薬師岳(8:00)
  • 薬師岳(8:10)→観音岳(8:40)
  • 観音岳(9:50)→地蔵岳(11:50)
  • 地蔵岳(12:20)→観音岳(13:50)
  • 観音岳(13:55)→薬師岳(14:43)
  • 薬師岳(15:25)→G:薬師岳小屋(15:31)

薬師岳小屋での朝の話

薬師岳小屋では朝食の6:00前にはみんな御来光を見に行くようで、日が昇る前に小屋を出ていきました。

僕も富士山が気になるため4時には起きていましたが、トイレついでに外に出ると曇っていたのでそのまま二度寝してしまいました。

一回は起きたのに気づいたら5時半を回っていた。完全に寝過ごした。ふかふかの布団の誘惑に負けてしまったのだ。

薬師岳から眺む富士山

iPhone撮影

朝食前に僕らも一応は御来光を見に行くもやはり撃沈。富士山は僅かに姿を確認できたが一眼レフを持ち出すレベルではなかった。コンデジすら置いてきていたが。

山小屋へと戻り朝食。

朝食後はごろごろと過ごしつつも今日の縦走の準備をします。「薬師岳→観音岳→地蔵岳」と歩いてくる予定です。

他の宿泊客はさっさと出発して下山していく中、僕らだけ連泊なのでのんびりしていました。それでも7時半には縦走用の支度が完了して「さあ、行くか!」という状態。

ここで相方が「ちょっと休憩」と寝始めた。

準備完了して寝るのか。

本人は寝るために先に準備を終わらせただけだとか。

やることもなく僕は再び山頂近くまでフラフラと歩いた。

薬師岳から眺む富士山

この時に一瞬だけ富士山が見えました。

写真だと薄いけど、笠雲をかぶった富士山を確認できたのだ。

早く観音岳へと出発したくてウズウズしていた僕は相方を起こしに戻った。

「富士山見えるよ!笠雲だよ!」と必死に起こすも、8時までは寝たいとシブる。まだ15分もある。

「先に行ってていい」とのことなので、しびれを切らした僕は1人で出発することにしました。観音岳で待ち合わせです。

薬師岳小屋〜薬師岳(約15分)

薬師岳小屋から薬師岳の山頂まではかなり近い。15分かからないくらい。

鳳凰三山の1つ、薬師岳は標高2,780mです。

薬師岳山頂

山頂までは朝食前の御来光、夕食前の日没なども気軽に見に来られる距離です。

楽でいい。

薬師岳から眺む富士山

富士山も少しづつ見えてきている。このまま晴れてくれそうな感じだ。

相方が来ないか10分くらい山頂で景色を眺めて待つが、来る気配がないので観音岳へと出発することにした。

薬師岳〜観音岳(約30分)

看板のコースタイムでは薬師岳から観音岳までは45分という距離で、標高差は60m程でほぼ平地と言える縦走路になっています。

薬師岳から観音岳

観音岳までの縦走路は紅葉に染まっていてテンションが上がります。

この景色を見ながら観音岳へと歩いていくのです。

僕は観音岳へと着く前に待ちきれなくて振り返って撮影を始めました。観音岳の手前にも撮影ポイントは沢山あるかと思います。

観音岳から見る薬師岳と富士山

よく見るあの構図だ。これが撮りたかったんだー。

薬師岳がツンツンしてる構図。

稜線の右側の紅葉が綺麗に染まっていますね。雲海も広がっていて素晴らしい。あとは空がスッキリしてくれればなーって。

観音岳から見る薬師岳の紅葉と富士山

さっき見えた笠雲は形を崩してしまったようで残念です。

一眼レフカメラをを取り出してガッツリ撮影しつつも、再び観音岳へと向かいます。

観音岳の山頂

撮影を一回挟んだのに薬師岳から約30分で観音岳の山頂へと到着しました。とても近いですね。

薬師岳小屋からのアクセスは抜群かと思います。ほぼ平地な縦走路もナイトハイクでは安心です。

観音岳で富士山撮影(約1時間)

ここ観音岳で相方が来るまで待つことになります。本当にあと15分で起きたのだろうか。時間ならもう薬師岳も過ぎている頃である。

鳳凰三山の観音岳

鳳凰三山の1つ、観音岳は標高2,840mです。鳳凰三山の中で1番高い山です。

観音岳の山頂からの景色にピンと来なかった。

山頂から少し移動しようかなっと周囲を見渡します。

観音岳からの景色

あの辺りが撮影に丁度良い。

相方が観音岳に登ってきてもよく見えるし、こちらの姿もよく見えるだろう。

観音岳から見る薬師岳の紅葉と富士山

この場所からは稜線の左側を入れての構図になりました。左側の紅葉はけっこう散っていますね。

それでも残っている紅葉は見栄えが良く綺麗です。笠雲も少し復活した。

他にカメラマンは一人もいません。宿泊客で富士山目的だったのは僕ら2人だけ。まさに貸切状態の鳳凰三山。

ここで約30分遅れて相方も観音岳に到着。

観音岳から見る薬師岳の紅葉と富士山

そして昼寝を始めた。

寝すぎでしょう。

かれこれ観音岳では撮影も含めて約70分も滞在していました。

その後、本日のメインイベントの「鳳凰三山縦走ツアー」が始まりました。すでに1人で薬師岳と観音岳を踏んでしまったけどね。

残すは地蔵岳です。

観音岳〜地蔵岳(約2時間)

観音岳から地蔵岳までは看板のコースタイムで1時間15分となっています。

地蔵岳までの縦走路

地蔵岳まで約30分

奥のツンっとしたところが地蔵岳にあるオベリスクという岩山。あそこがゴールになります。

見ただけだと非常に近く見えますが「薬師岳〜観音岳」と1つ違うことは、アップダウンが激しいということ。

中間くらいの場所に「30分」の看板があったが、残り30分は無理だろーなんて思った。

鳳凰小屋へのルート

鳳凰小屋への近道ルートがありました。ここは「鳳凰小屋〜観音岳」の最短ルートとなりますが、かなりの急登に思えます。地蔵岳を経由しても急登ですけどね。

富士山撮影で観音岳へ向かうのであれば薬師岳小屋での宿泊をおすすめします。

鳳凰小屋だと、遠目に見てもキツいのが分かります。

鳳凰小屋〜地蔵岳の急登

えげつねぇな…

地蔵岳の前が凄い急登です。でも登山道なのです。

僕「あそこが鳳凰小屋〜地蔵岳の登山道だ」

相方「あんなところ登れない、あれは地蔵岳じゃない」

相方と少し論争した。

地蔵岳〜観音岳にある謎のオブジェ

晴れ間が広がっていたのに、ここに来てまさかの雨。

雨はポツポツレベルで、ソフトシェルが撥水効果があるのでレインウェアはまだ出さずという状況。とりあえず休憩ついでに木の下で雨宿りしつつ様子を見ました。

なんとアタックザックで来ていた相方がレインウェアを持っていなかった。

雨が強くなりそうなら引き返さねばならない。

相方は「山小屋に戻れば着替えがある」と、濡れてもいいから地蔵岳まで踏みたいと言う。

しかし、びしょ濡れになり低体温症にでもなれば立派な遭難事故。この地点から薬師岳小屋に戻るにも2時間はかかる。

僕はここで『引き返す勇気』という言葉にならって引き返すことを一度は提案しますが、「次にいつ来られるか分からない」と言われると僕も悩んでしまう。

悩みながらも「もう少し歩いてから考えよう」としぶしぶ歩き始める。

地蔵岳まで10分

相変わらずポツポツ雨の中、地蔵岳まで10分の分岐看板が。もうすぐだ。

ここで引き返すのも、ササッと山頂を踏んでササッと引き返すのも同じことだと判断。悩んで立ち止まっている時間が勿体無い。

地蔵岳に行くことを決めました。

地蔵岳とオベリスク

分岐看板からは下り道を歩いただけで地蔵岳の山頂へと到着した。

下って山頂に着くというのが非常に斬新だ。

低い部分が山頂になっている。

地蔵岳〜薬師岳(2時間20分)

鳳凰三山の1つ、地蔵岳の標高は2,764mです。

地蔵岳とオベリスク

地蔵岳

さすがに濡れているし危険だと思い僕は「オベリスクは絶対に登っちゃ駄目」だと何度も言っていた。濡れていなくても駄目だけど。

それでも相方はどうにも登りたい様子。

「行けるところまで」と行ってしまう。

オベリスク

結局この辺りで登るのを止めてくれた。心配症な僕はヒヤヒヤだった。

それと早く引き返したかった。

実は僕も1つ忘れ物をしていた。

ザックカバーを前日に使用していて薬師岳小屋で干していたのだ。

カメラ機材などもあるからザックをびしょ濡れにするのは嫌だった。浸水はしていないが、すでにびしょ濡れだった。撥水スプレーをかけておいて良かった。

鳳凰三山の地蔵岳にある地蔵

地蔵岳には文字通り、たくさんの地蔵がありました。

ナイトハイクしたら軽くホラーです。

そして「さて、引き返そう」という頃には、雨が少し強くなってきた。

今から2時間かけて薬師岳小屋まで引き返すのが絶望に思える状況だった。「最初に様子見した時に引き返していたら」なんて思っても時すでにおすし。

僕がレインジャケットを着て、レインパンツを相方に履かせてから出発することにした。ウィンドシェルがそれなりに撥水しているしなんとかなるだろう。

僕はズボンもザックもビショビショ、1番気がかりなのはザックへの浸水だった。

記録用コンデジもしまっていたので記録写真も無い。

絶望の中を30分か40分歩いていると…

地蔵岳とオベリスク

あれ、なんか晴れてきたぞ。

よかった。

その後はもうね、

風も日差しも気持ちいい中を歩きました。

薬師岳と観音岳の縦走路

なんかカッコいい写真も撮ってもらった。

この晴れっぷり。

「さっきまでの絶望は何だったんだろう」とすでに笑い話になっていた。本当に雨なんか降ってたっけ?なんて。

カラッと晴れきった青空の下を歩き、地蔵岳から2時間20分で薬師岳へと帰還しました。

薬師岳から見る富士山

薬師岳に着く頃には富士山もスッキリと顔を出し、ここで食べ損ねていたお昼ご飯タイムになりました。

びしょ濡れだった衣類も、気がかりだったザックもすでにカラッカラに乾いていた。

山の天候はよくわからないね。舐めたらいけない。

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2日目の薬師岳小屋の話

薬師岳小屋の安心感、すでに家のように感じる。

紅葉に囲まれる薬師岳小屋

外には沢山のレインウェアが干してある。昼間の雨の中を登ってきた宿泊者のレインウェアだろうか。

宿泊者は昨夜よりも人数は多いようだった。

荷物の整理をしていると、1人近づいてきて僕の隣で読書をしていた人に声をかけていた。

「アキさんですか?」

あ、それ僕のことだ。

「僕、アキですけど」と声をかけると、その方はTwitter繋がりの方でした。1年以上前に一度お会いして以来だったので僕も気づかなかったという。

今季二度目の紅葉狙いで薬師岳という根性。すごいです。

薬師岳小屋

食事まで時間が空いてしまうので本日もおやつとウィスキーで一息つきました。

カフェラテをウィスキーで割ると手軽で美味しいということを発見した。

ヘリで物資が届いたので三ツ矢サイダーが入荷されていました。

薬師岳から日没と富士山

夕食前に日没の様子を見に薬師岳まで来ると、富士山がとてもスッキリとしていた。

こんなにスッキリしているとは思っていなくてコンデジしか持っていなかった。時間的に夕食なので一眼レフを撮りに戻って撮影をする余裕はなかった。

薬師岳小屋の夕食

薬師岳小屋の夕食が「おでん」であることは宿泊経験者ならご存じの方は多いかと思います。

しかし連泊の場合、2日目の夕食は「ビーフシチュー」になります。メニューを変えてくれるのは有り難いですね。

小屋番さんが言うにはこの小屋で連泊するのは富士山カメラマンだけだとか。

ですよねー(笑)

食後のビール

食後には晩酌ビール。

色々あったけど、紅葉ハイキングも富士山撮影も楽しめた鳳凰三山2日目でした。

続く。

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